【創作】夏祭り(4/4) ...それから
ふぅ...まいった。
お祭りで調子にのって日本酒のみ過ぎて調子悪いぞ...
ついでに身体中がめちゃくちゃ痛いんだが...(汗)
それにしても、ここのお酒おいしすぎるぅぅ(涙)
それになんか、誰かに声かけたような気がするけど...
なんだ??お、思い出せない
今、僕は父のベットに横になって倒れている(汗)
お祭りいって、踊り騒いで、村の日本酒一気のみ大会なるものに出場して、優勝とったはいいが、その後、記憶がなく...
のちの話によると、父と良子さんが二人で語り明かして、父が病室へ帰る途上、お祭り会場でぐったりしている僕を抱えてここまできたそうな(汗)
う...病弱な父に逆にかつがれるとは...もの凄くなさけないぞ(涙)
看護婦さんには良子さんの方から、説明があったらしい。
本来は僕がする事なのに。。。あとでお礼いわなくちゃ。
まだ、もうろうとする僕はベットから身体を起こしあたりを見渡す...
だぁ~~~!! なんだあああああああ!??
僕は思わず目を疑った。目の前に夢でみた良子さんの姿があったからだ。
何度も目をこすり、顔をつねったりして、再度見つめる僕。
そんな姿が面白いのか、くすくす笑い出す目の前の良子さん(?)
僕は恐る恐る「あ。。。あのぉ(汗)」と聞いてみる。
その態度にますます可笑しくなったらしく、腹をかかえて笑い出す。
(う”。そこまで笑わなくってもぉ)
なんか、状況がわかっていないのは僕の方らしい。
困惑する僕を尻目にげらげら笑う、良子さん...もどき(汗)
「こらこら。そんなに笑うと失礼ですよ。夏美」
扉の方から、聞き覚えのある声がする。
扉から、昨日、階段で出会った良子さんと、そして
昨日なんかとくらべものにならないくらいに血色のいい父が入ってきた。
!?? あ。な...夏美?? あれ。あれれれ???
なんか、聞き覚えにある名前に首をかしげる。
その表情を読み取ったのか、父はことの次第を語り始める。
あのあと、お祭りで遊んでた僕はここにいる夏美さんを見つけて、夢で見た当時の良子さん、そっくりな容姿にびっくりして思わず声をかけてしまったらしい。
その時、日本酒一気のみ大会でべろんべろん状態だったのが不幸を呼び
のんべぇ~のナンパ野郎と思いっきり勘違いされたらしく
散々、叫ばれて叩かれたあげく、はずみで彼女の胸をむんずと
掴んでしまったのがさらに混乱を呼び、お祭りで熱くなっている若者を巻き込んだ
村一大の事件に発展したらしい(無論記憶にないが)(汗)
その後、お縄になった(らしい)僕の身元保証人として現れた父と良子さんが事の次第を話してくれたらしい。
まぁ。運よく今の村長さんが父と良子さんの担当教諭だったとの事で、後半は僕の行為うんぬんより昔話に花が咲いたようだが...
それにしても、声かけただけでナンパ野郎思われるなんて、僕はそんなに飢えた狼だったのか!?(男泣)
ともあれ、目の前にいる失礼な(!)女性は、良子さんの娘。佐山夏美さんらしい。
(まぁ。僕からいえば、年からいっても夏美さんというより夏美ちゃんだが)
良子さんも引越し後、とある商社マンと結婚したそうだが、その相手が、ヒドイ旦那さんらしく、夏美さんを生んでまもなく離婚して今では旧姓に戻し、母と娘二人で暮らしているという事だ。
良子さんも旦那さんとの辛い毎日。父との約束を思って生きていたという。
誰かの心の支えになる存在...か。
僕は改めて、父と良子さんの間にある友人以上の深い繋がりを見せられた。
そんな気がした。
父は一通り事情を話し終えると、良子さんと一回顔を見合わせ
「それじゃあ。夏美ちゃん。このばか息子の世話をよろしく。
今までずっと、病室くらしだったから
良子さんと一緒にこの辺でも 歩いてみるよ」
ば...ばか息子(いや、たしかに大事件起こした身だから文句もいえない)(汗)
...?ふとなんか、違和感を感じた僕
今、疑問に思っていた事を聞いてみた。
「とうさん? 身体の方は大丈夫なの?」
父だけではなく、良子さんも夏美ちゃんもくすくす笑い出す
(なんかへんな事いったのかな)(汗)
ぽかーんとする僕に良子さんが
「貴方のお父様はもう大丈夫ですよ。あの後、看護婦さんもびっくりするくらいに、 回復を見せて。病気の原因になっていたものも全部無くなって、今では健康そのものですよ(くす)」
あ!そうなんだ!とうさんの病気はもう治ったんだ!!
僕はなんだか、胸がいっぱいになった。一度、死を決意した父が今、健康な身体で、僕の前にいてくれる。やっぱり、良子さんに逢えたのが奇跡を呼んだのかも。
なんだか、嬉しくなって、思わず顔がほころんでしまう。
...ん?まてよ。昨日の今日でそんなに人間回復するものなのか???
僕はそのままの事を三人に問いただしてみた。
その質問に僕の肩をがんがん叩いて、夏美ちゃんが腹を抱えて笑い出した
父と良子さんは「やれやれ」といった表情を見せる。
なんだ!?なんだ!?
さらに訳分からないぞ。そう思った時、横でげらげら笑っていた夏美ちゃんが
「あ・の・ね・ぇ? 結城さん?
あれから1週間ずっとここで寝っぱなしだったんだよぉ。
...アルコール中毒でね
(まぁ。殴っちゃった分もあるけどさぁ)
それにここ。貴方のお父様の病室じゃなくって、あ・な・た・本人の病室よぉ」
な...なにぃ~~~~!!
僕は飛び起き、病室の扉前の額を見てみる。
...石原 結城(汗)
そこには父の名前はどこにもなく、かわりにしっかりと僕の名前が刻まれていた(汗)
へなへなと倒れこむ僕に良子さんが耳元でこう囁いた。
「そんな訳で...貴方を勘違いでも、殴ったりして本人も反省してるみたい。
それに、貴方が寝ている間ずっと側で付き添っていたし。
もしかして、気にいったのかもしれないですね。
結城さんが娘の彼氏なら...もちろん歓迎しますよ(はい)」
!!!
たしかに独身だが。僕にも選ぶ権利ってものが(涙)
そんな思いも空しく、びっくりする僕にウィンクし
そそくさと父と共に出かけてしまう良子さん。
さらに倒れこむ僕に後ろにいた夏美ちゃんが一言。
「人前で胸をあんなに激しくされて、はずかしめられた責任。
どう、とってもらおうかしら?(ぼそ)」
...覚えていない事をネタにするなんて...あ、悪魔だ(パタッ)(失神)
- そして 1年後 -
元気になった父はこの村で再び教諭として、子供達に指導する道を選んだ。
僕としては昔の父にもう一回逢えるなんて思いもしなかったから、嬉しいかぎりだ。
父と良子さんはこれからも友達としてお付き合いしていくらしい。
僕としては良子さんなら、母親として向かえてもいいよ。と何度かいったが、父にとって最愛の妻は一人だとか。まぁ。このへんの話は当人同士の問題だから、あとはお任せかな?でも、僕としてはどんな答えでも、全然いいかな。なんて思う。
一方の良子さんは夏美ちゃんと共に今住んでいる街へと帰った。
夏美ちゃん。そういえば、やたら村から離れる時泣いてたっけ?
理由は結局聞けなかったけど、まぁ、今、夏美ちゃんとはメールでやりとりしているし。良子さんと夏美ちゃんが住む街には電車で1時間もかからない。必要とあれば、遊びにいけばいいかな?
それと今後は年に一回はこの村でみんな逢おうね。という事で話してあるし、夏祭りの季節がもう来たから、もう少しでみんなに逢えるから嬉しいかな。
あの夏祭りの大事件から、妙にあそこの村にいる人たちとウマがあっちゃって、僕がこの街に帰る時なんか、村長一同で出迎えてくれたっけ。
村の学校にある唯一のパソコンでたまに村人達とチャットで盛り上がっている。
手紙だけのやりとり以外で離れていてもダイレクトにコミュニケーションができる。そんな時代になったんだから、いい時代になったものだ。
そろそろ、あの日から一年か...
去年は父の事で心が一杯だったけど、今は元気な父に逢えるんだから、本当に、人って。うん。人の命って不思議かなぁ。なんて思う。
あれだけ、口が悪かった夏美ちゃんもなんだか、妙に可愛らしく感じて...あ、いあ。そんな気は全然ないぞ(汗)
「ピピッ! ピピッ!」
あれ? こんな時間にメールが...えっと?
-----------------------------
043 08/10 03:20
from 夏美だよん
sub もうそろそろだね
やっほぉー♪元気してるー!?
この前は色々を話聞いてくれてありがとねo(^-^)o
おかげで元気になれました。今度のお祭り。
・・・日本酒のみすぎちゃダメよ!?
もう。お酒弱いくせにいっぱい飲むんだから・・・
今度胸さわったら、絶対に責任とって
もらいますからね!!
そうそう。お母さん。会えるのすっごぉく
楽しみにしてるみたい!
そんな訳で今日は友達とまだカラオケ中だから
またメールするね!じゃあ(^-^)/
-----------------------------
ぉぃぉぃ(汗)胸の話はもう時効だろう(涙)
それに、この時間。なんちゅう不良娘だ!?
...ま、元気になってくれたんだから、よしとするさ。
そして 物語は次の「夏祭り」へ
To be continued
~ 素敵な夏の思い出ができますように。。。
お祭りで調子にのって日本酒のみ過ぎて調子悪いぞ...
ついでに身体中がめちゃくちゃ痛いんだが...(汗)
それにしても、ここのお酒おいしすぎるぅぅ(涙)
それになんか、誰かに声かけたような気がするけど...
なんだ??お、思い出せない
今、僕は父のベットに横になって倒れている(汗)
お祭りいって、踊り騒いで、村の日本酒一気のみ大会なるものに出場して、優勝とったはいいが、その後、記憶がなく...
のちの話によると、父と良子さんが二人で語り明かして、父が病室へ帰る途上、お祭り会場でぐったりしている僕を抱えてここまできたそうな(汗)
う...病弱な父に逆にかつがれるとは...もの凄くなさけないぞ(涙)
看護婦さんには良子さんの方から、説明があったらしい。
本来は僕がする事なのに。。。あとでお礼いわなくちゃ。
まだ、もうろうとする僕はベットから身体を起こしあたりを見渡す...
だぁ~~~!! なんだあああああああ!??
僕は思わず目を疑った。目の前に夢でみた良子さんの姿があったからだ。
何度も目をこすり、顔をつねったりして、再度見つめる僕。
そんな姿が面白いのか、くすくす笑い出す目の前の良子さん(?)
僕は恐る恐る「あ。。。あのぉ(汗)」と聞いてみる。
その態度にますます可笑しくなったらしく、腹をかかえて笑い出す。
(う”。そこまで笑わなくってもぉ)
なんか、状況がわかっていないのは僕の方らしい。
困惑する僕を尻目にげらげら笑う、良子さん...もどき(汗)
「こらこら。そんなに笑うと失礼ですよ。夏美」
扉の方から、聞き覚えのある声がする。
扉から、昨日、階段で出会った良子さんと、そして
昨日なんかとくらべものにならないくらいに血色のいい父が入ってきた。
!?? あ。な...夏美?? あれ。あれれれ???
なんか、聞き覚えにある名前に首をかしげる。
その表情を読み取ったのか、父はことの次第を語り始める。
あのあと、お祭りで遊んでた僕はここにいる夏美さんを見つけて、夢で見た当時の良子さん、そっくりな容姿にびっくりして思わず声をかけてしまったらしい。
その時、日本酒一気のみ大会でべろんべろん状態だったのが不幸を呼び
のんべぇ~のナンパ野郎と思いっきり勘違いされたらしく
散々、叫ばれて叩かれたあげく、はずみで彼女の胸をむんずと
掴んでしまったのがさらに混乱を呼び、お祭りで熱くなっている若者を巻き込んだ
村一大の事件に発展したらしい(無論記憶にないが)(汗)
その後、お縄になった(らしい)僕の身元保証人として現れた父と良子さんが事の次第を話してくれたらしい。
まぁ。運よく今の村長さんが父と良子さんの担当教諭だったとの事で、後半は僕の行為うんぬんより昔話に花が咲いたようだが...
それにしても、声かけただけでナンパ野郎思われるなんて、僕はそんなに飢えた狼だったのか!?(男泣)
ともあれ、目の前にいる失礼な(!)女性は、良子さんの娘。佐山夏美さんらしい。
(まぁ。僕からいえば、年からいっても夏美さんというより夏美ちゃんだが)
良子さんも引越し後、とある商社マンと結婚したそうだが、その相手が、ヒドイ旦那さんらしく、夏美さんを生んでまもなく離婚して今では旧姓に戻し、母と娘二人で暮らしているという事だ。
良子さんも旦那さんとの辛い毎日。父との約束を思って生きていたという。
誰かの心の支えになる存在...か。
僕は改めて、父と良子さんの間にある友人以上の深い繋がりを見せられた。
そんな気がした。
父は一通り事情を話し終えると、良子さんと一回顔を見合わせ
「それじゃあ。夏美ちゃん。このばか息子の世話をよろしく。
今までずっと、病室くらしだったから
良子さんと一緒にこの辺でも 歩いてみるよ」
ば...ばか息子(いや、たしかに大事件起こした身だから文句もいえない)(汗)
...?ふとなんか、違和感を感じた僕
今、疑問に思っていた事を聞いてみた。
「とうさん? 身体の方は大丈夫なの?」
父だけではなく、良子さんも夏美ちゃんもくすくす笑い出す
(なんかへんな事いったのかな)(汗)
ぽかーんとする僕に良子さんが
「貴方のお父様はもう大丈夫ですよ。あの後、看護婦さんもびっくりするくらいに、 回復を見せて。病気の原因になっていたものも全部無くなって、今では健康そのものですよ(くす)」
あ!そうなんだ!とうさんの病気はもう治ったんだ!!
僕はなんだか、胸がいっぱいになった。一度、死を決意した父が今、健康な身体で、僕の前にいてくれる。やっぱり、良子さんに逢えたのが奇跡を呼んだのかも。
なんだか、嬉しくなって、思わず顔がほころんでしまう。
...ん?まてよ。昨日の今日でそんなに人間回復するものなのか???
僕はそのままの事を三人に問いただしてみた。
その質問に僕の肩をがんがん叩いて、夏美ちゃんが腹を抱えて笑い出した
父と良子さんは「やれやれ」といった表情を見せる。
なんだ!?なんだ!?
さらに訳分からないぞ。そう思った時、横でげらげら笑っていた夏美ちゃんが
「あ・の・ね・ぇ? 結城さん?
あれから1週間ずっとここで寝っぱなしだったんだよぉ。
...アルコール中毒でね
(まぁ。殴っちゃった分もあるけどさぁ)
それにここ。貴方のお父様の病室じゃなくって、あ・な・た・本人の病室よぉ」
な...なにぃ~~~~!!
僕は飛び起き、病室の扉前の額を見てみる。
...石原 結城(汗)
そこには父の名前はどこにもなく、かわりにしっかりと僕の名前が刻まれていた(汗)
へなへなと倒れこむ僕に良子さんが耳元でこう囁いた。
「そんな訳で...貴方を勘違いでも、殴ったりして本人も反省してるみたい。
それに、貴方が寝ている間ずっと側で付き添っていたし。
もしかして、気にいったのかもしれないですね。
結城さんが娘の彼氏なら...もちろん歓迎しますよ(はい)」
!!!
たしかに独身だが。僕にも選ぶ権利ってものが(涙)
そんな思いも空しく、びっくりする僕にウィンクし
そそくさと父と共に出かけてしまう良子さん。
さらに倒れこむ僕に後ろにいた夏美ちゃんが一言。
「人前で胸をあんなに激しくされて、はずかしめられた責任。
どう、とってもらおうかしら?(ぼそ)」
...覚えていない事をネタにするなんて...あ、悪魔だ(パタッ)(失神)
- そして 1年後 -
元気になった父はこの村で再び教諭として、子供達に指導する道を選んだ。
僕としては昔の父にもう一回逢えるなんて思いもしなかったから、嬉しいかぎりだ。
父と良子さんはこれからも友達としてお付き合いしていくらしい。
僕としては良子さんなら、母親として向かえてもいいよ。と何度かいったが、父にとって最愛の妻は一人だとか。まぁ。このへんの話は当人同士の問題だから、あとはお任せかな?でも、僕としてはどんな答えでも、全然いいかな。なんて思う。
一方の良子さんは夏美ちゃんと共に今住んでいる街へと帰った。
夏美ちゃん。そういえば、やたら村から離れる時泣いてたっけ?
理由は結局聞けなかったけど、まぁ、今、夏美ちゃんとはメールでやりとりしているし。良子さんと夏美ちゃんが住む街には電車で1時間もかからない。必要とあれば、遊びにいけばいいかな?
それと今後は年に一回はこの村でみんな逢おうね。という事で話してあるし、夏祭りの季節がもう来たから、もう少しでみんなに逢えるから嬉しいかな。
あの夏祭りの大事件から、妙にあそこの村にいる人たちとウマがあっちゃって、僕がこの街に帰る時なんか、村長一同で出迎えてくれたっけ。
村の学校にある唯一のパソコンでたまに村人達とチャットで盛り上がっている。
手紙だけのやりとり以外で離れていてもダイレクトにコミュニケーションができる。そんな時代になったんだから、いい時代になったものだ。
そろそろ、あの日から一年か...
去年は父の事で心が一杯だったけど、今は元気な父に逢えるんだから、本当に、人って。うん。人の命って不思議かなぁ。なんて思う。
あれだけ、口が悪かった夏美ちゃんもなんだか、妙に可愛らしく感じて...あ、いあ。そんな気は全然ないぞ(汗)
「ピピッ! ピピッ!」
あれ? こんな時間にメールが...えっと?
-----------------------------
043 08/10 03:20
from 夏美だよん
sub もうそろそろだね
やっほぉー♪元気してるー!?
この前は色々を話聞いてくれてありがとねo(^-^)o
おかげで元気になれました。今度のお祭り。
・・・日本酒のみすぎちゃダメよ!?
もう。お酒弱いくせにいっぱい飲むんだから・・・
今度胸さわったら、絶対に責任とって
もらいますからね!!
そうそう。お母さん。会えるのすっごぉく
楽しみにしてるみたい!
そんな訳で今日は友達とまだカラオケ中だから
またメールするね!じゃあ(^-^)/
-----------------------------
ぉぃぉぃ(汗)胸の話はもう時効だろう(涙)
それに、この時間。なんちゅう不良娘だ!?
...ま、元気になってくれたんだから、よしとするさ。
そして 物語は次の「夏祭り」へ
To be continued
~ 素敵な夏の思い出ができますように。。。
【創作】夏祭り(3/4)
2部:思い出が還るこの場所で
階段の道。それは僕にとっては苦もないものだが、父にとってはかなり厳しいものであろう。何度もよろけ、倒れそうになる父を支えて。やっと、目的の場所についた。
息が切れそうになりそうなくらい激しく、何度も呼吸して、辛そうな顔を見せずに笑顔を向ける父。
その顔は、明らかに蒼白色にかわっていても、その瞳はたった一つの願いに向けて、ずっと前を見ていた。
人はどんな過酷な条件でも、思いがあれば、力に変えられるのかもしれない。
僕は気になって、例の夢でみたメッセージを探してみる。
...たしかこのへんに...?? あったあった!!
長い月日でかすれてはいたが、たしかに同じメッセージが記されていた。
- 30年後の二人へ
またここで再会する事を誓って ...年8月15日
さやま & いしはら -
僕は父にこのメッセージの場所をしめし、まだ息の荒い父をその場所へ。
父は全てを知っている僕に驚きの顔を見せるが、そのメッセージを見ると、僕が夢にみた少年の表情にかわっていた...
僕は父の横に座り、改めて階段から覗く世界に目をやった。
どこまでも続く 家々の窓から零れる様々な照明が 蛍のように輝いている
左方面には どこまでも続く 海の揺らぎ
たまに 遠くの灯台の光と 漁船だろうか?
まばらに 光を放ち 荘厳とした 海を照らしている
空には まばゆいばかりの星達
空の光と大地の光 座っている父と僕。
改めて、これは本当に宇宙にいる気分だ。
と、都会じゃ決して見る事ができないその風景にしばし酔いしれた。
「ちょうど、その場所だったかな...そう。
さやま...佐山良子さんが座っていた場所は」
この風景に酔いしれる僕の横で父はその佐山良子さんへの思いを綴り始めた。
最初、学校であった時の事。いじめられっこだった父の変わりに、がき大将と、派手にバトルした良子さんの勇士。
この場所で転校を聞いた事。最後の日。
良子さんが乗った電車を自転車でいつまでも追いかけていた事。
父にとって、彼女は憧れの女性。
強さと優しさをもった理想の女性だったらしい。
父が教諭の道を選んだのは、良子さんの影響によるもの。
今の僕には夢で出てきた良子さんの姿を思い浮かべ、納得する僕がそこにいた。
その後、父は母と出会い。そして僕が生まれた。
でも、父は今日、ここで約束した事はずっと忘れてはいなかった。
そんな自分自身を少しだけ責めるように
父は、それでも母を心から愛していたんだよ。と告げる。
大切な友人との約束。とうさん。判っているから。僕が誰よりもかあさんを愛している
とうさんを見てきたから...と一言だけ添えると、父の瞳からは涙が零れてきた。
(ひゅ~~~~~~~~~~~~ん! どっか~~~ん!!)
え!?思わずびっくりして、音がした方向に目をむける。
そこには七色の花火が上がり初めていた。
僕は四方に目をやる...でもどこにも、その良子さんの姿がみえない。
「...はやり、ここにはこないのか?
...この年になって、約束なんぞ...わしは夢を見ていたのか?」
今まで少年の瞳をしていた父は瞬く間に病室であう
いつもの顔に戻りつつあった。
(そんなはずない!!)
僕は立ち上がり、駆け下りるように階段を数段降りて
目を閉じ、あらゆる神様の名前を浮かべていのった。
(このままじゃ父の心が... 奇跡でもなんでもいいから、一度でいいから
父の願いをかなえてあげて...!!)
...その後も花火はむなしく鳴りつづける。
僕はそれでも父の願いをかなえてあげてほしい。それだけを祈った。
短い命だっていうんなら、せめて...!!
・
・
・
「もう少しでつくよ。ほら、早くいこっ!」
!????
階段のはるか上方で誰かの声がした。僕は目をあけて、声がする方向へと目をやる
視線の先。父も、同じく声がする方向へと目をやっていた。
しばしの沈黙...そして、父の口から
「もぉ...もう 限界...だよ
...少し...少し ここで休もう...よぉ...」
その言葉は顔が見えない僕からもどんな思いで、語っていたのかが容易に想像がつく。
ゆっくりと降りてくる声の主。その姿は僕の夢に出てきた少女そのままではなかったが、まさに佐山良子さんの面影を残していた。
そう...30年の約束は長い月日を経て、今まさに果たされようとしているのだ。
「...もぉ 仕方ないなぁ まぁ このへんでだいじょぶかな?」
と、上から降りてきた良子さんは僕が夢でみた笑顔と、30年たってもかわらない表情で父のとなりに座った。
父は僕の事を話しているらしい。
良子さんは僕に一礼をする。それにかえす僕。
...うん。これからは二人の時間だろうな
僕は二人にかるくウインクをすると階段を駆け下りた。その後ろで父の声と、そして、良子さんの声が聞こえる。
「ありがとう!」...と
背中ごしにピースをして、下っていく。なんだか、父の顔をみなくても、その喜びが目にうかぶ。不思議と僕も嬉しくなってくる。
真夏の花火は父と今さっきまでみていた以上に綺麗に花開いているようだ。
お祭りの太鼓はさらに激しさを増している。
どうせなら、お祭りでもいこっかな。その後にでも父と合流すればいい。
そいや、看護婦さんにどうイイワケしようか(汗)
いろんな事を考えて下っていく僕。
8月の蒸し暑さに負けないくらいに、今、僕の心には澄み渡った風で
満たされている。この先はどうなるかわからないけど、きっといい方向に
向かっていくんだろう。そんな気がする。
そう... 本当の夏は まだ 始まったばかり
階段の道。それは僕にとっては苦もないものだが、父にとってはかなり厳しいものであろう。何度もよろけ、倒れそうになる父を支えて。やっと、目的の場所についた。
息が切れそうになりそうなくらい激しく、何度も呼吸して、辛そうな顔を見せずに笑顔を向ける父。
その顔は、明らかに蒼白色にかわっていても、その瞳はたった一つの願いに向けて、ずっと前を見ていた。
人はどんな過酷な条件でも、思いがあれば、力に変えられるのかもしれない。
僕は気になって、例の夢でみたメッセージを探してみる。
...たしかこのへんに...?? あったあった!!
長い月日でかすれてはいたが、たしかに同じメッセージが記されていた。
- 30年後の二人へ
またここで再会する事を誓って ...年8月15日
さやま & いしはら -
僕は父にこのメッセージの場所をしめし、まだ息の荒い父をその場所へ。
父は全てを知っている僕に驚きの顔を見せるが、そのメッセージを見ると、僕が夢にみた少年の表情にかわっていた...
僕は父の横に座り、改めて階段から覗く世界に目をやった。
どこまでも続く 家々の窓から零れる様々な照明が 蛍のように輝いている
左方面には どこまでも続く 海の揺らぎ
たまに 遠くの灯台の光と 漁船だろうか?
まばらに 光を放ち 荘厳とした 海を照らしている
空には まばゆいばかりの星達
空の光と大地の光 座っている父と僕。
改めて、これは本当に宇宙にいる気分だ。
と、都会じゃ決して見る事ができないその風景にしばし酔いしれた。
「ちょうど、その場所だったかな...そう。
さやま...佐山良子さんが座っていた場所は」
この風景に酔いしれる僕の横で父はその佐山良子さんへの思いを綴り始めた。
最初、学校であった時の事。いじめられっこだった父の変わりに、がき大将と、派手にバトルした良子さんの勇士。
この場所で転校を聞いた事。最後の日。
良子さんが乗った電車を自転車でいつまでも追いかけていた事。
父にとって、彼女は憧れの女性。
強さと優しさをもった理想の女性だったらしい。
父が教諭の道を選んだのは、良子さんの影響によるもの。
今の僕には夢で出てきた良子さんの姿を思い浮かべ、納得する僕がそこにいた。
その後、父は母と出会い。そして僕が生まれた。
でも、父は今日、ここで約束した事はずっと忘れてはいなかった。
そんな自分自身を少しだけ責めるように
父は、それでも母を心から愛していたんだよ。と告げる。
大切な友人との約束。とうさん。判っているから。僕が誰よりもかあさんを愛している
とうさんを見てきたから...と一言だけ添えると、父の瞳からは涙が零れてきた。
(ひゅ~~~~~~~~~~~~ん! どっか~~~ん!!)
え!?思わずびっくりして、音がした方向に目をむける。
そこには七色の花火が上がり初めていた。
僕は四方に目をやる...でもどこにも、その良子さんの姿がみえない。
「...はやり、ここにはこないのか?
...この年になって、約束なんぞ...わしは夢を見ていたのか?」
今まで少年の瞳をしていた父は瞬く間に病室であう
いつもの顔に戻りつつあった。
(そんなはずない!!)
僕は立ち上がり、駆け下りるように階段を数段降りて
目を閉じ、あらゆる神様の名前を浮かべていのった。
(このままじゃ父の心が... 奇跡でもなんでもいいから、一度でいいから
父の願いをかなえてあげて...!!)
...その後も花火はむなしく鳴りつづける。
僕はそれでも父の願いをかなえてあげてほしい。それだけを祈った。
短い命だっていうんなら、せめて...!!
・
・
・
「もう少しでつくよ。ほら、早くいこっ!」
!????
階段のはるか上方で誰かの声がした。僕は目をあけて、声がする方向へと目をやる
視線の先。父も、同じく声がする方向へと目をやっていた。
しばしの沈黙...そして、父の口から
「もぉ...もう 限界...だよ
...少し...少し ここで休もう...よぉ...」
その言葉は顔が見えない僕からもどんな思いで、語っていたのかが容易に想像がつく。
ゆっくりと降りてくる声の主。その姿は僕の夢に出てきた少女そのままではなかったが、まさに佐山良子さんの面影を残していた。
そう...30年の約束は長い月日を経て、今まさに果たされようとしているのだ。
「...もぉ 仕方ないなぁ まぁ このへんでだいじょぶかな?」
と、上から降りてきた良子さんは僕が夢でみた笑顔と、30年たってもかわらない表情で父のとなりに座った。
父は僕の事を話しているらしい。
良子さんは僕に一礼をする。それにかえす僕。
...うん。これからは二人の時間だろうな
僕は二人にかるくウインクをすると階段を駆け下りた。その後ろで父の声と、そして、良子さんの声が聞こえる。
「ありがとう!」...と
背中ごしにピースをして、下っていく。なんだか、父の顔をみなくても、その喜びが目にうかぶ。不思議と僕も嬉しくなってくる。
真夏の花火は父と今さっきまでみていた以上に綺麗に花開いているようだ。
お祭りの太鼓はさらに激しさを増している。
どうせなら、お祭りでもいこっかな。その後にでも父と合流すればいい。
そいや、看護婦さんにどうイイワケしようか(汗)
いろんな事を考えて下っていく僕。
8月の蒸し暑さに負けないくらいに、今、僕の心には澄み渡った風で
満たされている。この先はどうなるかわからないけど、きっといい方向に
向かっていくんだろう。そんな気がする。
そう... 本当の夏は まだ 始まったばかり
【創作】夏祭り(2/4)
1部:父の願い
「・・・さん? おきゃくさん?」
!??僕はいつのまにか、バスの中で寝てしまったようだ。
声はバスの運転手の様子。いつのまにか周りも薄暗くなってきているようだ
もう、他のお客さんも降りてしまったようす。
夢が現実かわからないまま、まだぼ~とする僕に運転手はこうつげた
「そうそう。お客さんはこのへんの人じゃなさそうだね。そうだ。今日は村のお祭りの日。村役場の隣の神社でお祭りしているようだから、時間があればいくといいっぺ。
あと、ラストの花火。村の病院の裏にあるお社へと続く階段。そこが一番のスポットださぁ興味あるなら、場所教えるっぺ?」
僕は階段ときいて、思わず驚いてしまった。不思議がる運転手にお祭りの場所とスポットと言われるお社の場所を聞き、バスを降りた。
何度も運転手さんに礼をし、歩き出して5分くらいだろうか。軽快な太鼓の音と。そして、人々の声がどこからか聞こえてくる。
もう、お祭りは始まったようだ。でも、僕には父と逢う大切な用事がある。あと父には確かめなくちゃならない事ができた。
...そして、僕は父が療養する病院の前へとついた
ここだけが別空間のように静かだ。もう夜もまじか。もともと静かな病院はさらに静けさをましている。
夜間受付場所にいる看護婦さんに父の面会受付をすまし、僕は静けさで満たされた病院の通路を一人あるく。さすがに、病院の夜は怖いものがあるな...
なんて、考えていると本当に見たくないものにあってしまうから、ちょっとお気に入りの歌を口ずさみながら父が療養している部屋の前まできた。
- 石原 良平 -
それが父の名だ。長く療養生活を続けているから、いつの間にか文字が薄くかげってしまっている。
なんだか、文字のかげりをみただけで気持ちまで、しんみりしてしまう。
でも、父の前ではせめて、いつもの元気な僕の姿をみせたい。
少ししんみりした僕自身の心にかつを入れて、部屋へと入った。
...そこには蒼白色の肌と白髪姿の父がいた。
前逢った頃にはそんなに白髪がめだっていなかったし、父の年からいってもまだまだ、現役で活躍できる年...
なんだか見ているだけでも心が苦しくなってくる。
でも、記憶障害になっていなく、必要あれば、歩く事ができる分 まだいいのかもしれない。
案の定、僕の姿を見た父は満面の笑みで僕の事を迎えてくれた。
僕はベットの横にある椅子に座り、お土産と最近あったいろんな事を話してあげた。父はその一つ一つについて、真剣に話を聞いてくれて的確な答えを出してくれる。
元々、父は学校の教諭をしていたから、この時だけ僕は父の生徒になる。
まぁ。母が早くから居ない僕にとっては父こそが人生の教諭なのかな。
父の真剣な話を聞く度にそう思う。
そんな二人の時間はいつの間にか過ぎてしまう。
もうそろそろ面会時間も終わりに近づいてきた。
僕はそろそろ、あの事を聞こう。そう決めた時、父の口から思わぬ言葉が飛び込んできた。
「...結城(僕の名前だ)何も言わずにわしを今からいう場所に連れて行ってはくれないか?唐突のお願いというのはよく分かっている。無理をしてはいけない。という事もな・・・だが、わしにとってはその場所が何よりも大切な場所なのだ...今日。この日でないと意味がないのだ。結城よ。何も聞かずに...父としての最後のお願いだ」
やはり、僕がバスでみた風景は現実にあったものだったのだ。
父の切なる願いが僕の夢にでてきたのだろうか...
僕は一回だけうなづくと、おもむろに父に肩をかし、そして
「とうさん。行こう! まっているんでしょ?
その場所でさやまさんがさっ!!
看護婦さんには僕の方から 後で説明するから、お祭りが
終わっちゃう前に今すぐに行こう!!」
僕の口から、思わぬ人物の名前がでた事に父は驚く。父からは一回もそんな話を聞いた事がない僕の口から出たのだからそれは当然だ。
「結城...お前....なぜそれを」
困惑する父に僕は後で全部説明するからと半ば強引に父を引っ張りだし父が望んでいる場所~お社へ続く階段。二人が約束し、刻んだあの階段へ歩きだす。
看護婦に見つかると面倒だ。僕と父はあえて非常口から抜け出した。
病弱な父の身体はぎこちないが、その顔には病室では見せない。まだ元気だった頃の父が蘇っている。そんな気がした。
8月の始まり、お祭りも最高潮に達しているらしい。
病室を飛び出した二人の耳にも、村人達の楽しい歌声がここまで聞こえてきた。
僕にはこのとき、迷いはなかった。きっと、今日、約束を果たしてまた父と、そのさやまさんは逢えるだろう。その先の事はまた考えればいい。
それが父の願いなのだから、僕は今出きる事をするまで...
「・・・さん? おきゃくさん?」
!??僕はいつのまにか、バスの中で寝てしまったようだ。
声はバスの運転手の様子。いつのまにか周りも薄暗くなってきているようだ
もう、他のお客さんも降りてしまったようす。
夢が現実かわからないまま、まだぼ~とする僕に運転手はこうつげた
「そうそう。お客さんはこのへんの人じゃなさそうだね。そうだ。今日は村のお祭りの日。村役場の隣の神社でお祭りしているようだから、時間があればいくといいっぺ。
あと、ラストの花火。村の病院の裏にあるお社へと続く階段。そこが一番のスポットださぁ興味あるなら、場所教えるっぺ?」
僕は階段ときいて、思わず驚いてしまった。不思議がる運転手にお祭りの場所とスポットと言われるお社の場所を聞き、バスを降りた。
何度も運転手さんに礼をし、歩き出して5分くらいだろうか。軽快な太鼓の音と。そして、人々の声がどこからか聞こえてくる。
もう、お祭りは始まったようだ。でも、僕には父と逢う大切な用事がある。あと父には確かめなくちゃならない事ができた。
...そして、僕は父が療養する病院の前へとついた
ここだけが別空間のように静かだ。もう夜もまじか。もともと静かな病院はさらに静けさをましている。
夜間受付場所にいる看護婦さんに父の面会受付をすまし、僕は静けさで満たされた病院の通路を一人あるく。さすがに、病院の夜は怖いものがあるな...
なんて、考えていると本当に見たくないものにあってしまうから、ちょっとお気に入りの歌を口ずさみながら父が療養している部屋の前まできた。
- 石原 良平 -
それが父の名だ。長く療養生活を続けているから、いつの間にか文字が薄くかげってしまっている。
なんだか、文字のかげりをみただけで気持ちまで、しんみりしてしまう。
でも、父の前ではせめて、いつもの元気な僕の姿をみせたい。
少ししんみりした僕自身の心にかつを入れて、部屋へと入った。
...そこには蒼白色の肌と白髪姿の父がいた。
前逢った頃にはそんなに白髪がめだっていなかったし、父の年からいってもまだまだ、現役で活躍できる年...
なんだか見ているだけでも心が苦しくなってくる。
でも、記憶障害になっていなく、必要あれば、歩く事ができる分 まだいいのかもしれない。
案の定、僕の姿を見た父は満面の笑みで僕の事を迎えてくれた。
僕はベットの横にある椅子に座り、お土産と最近あったいろんな事を話してあげた。父はその一つ一つについて、真剣に話を聞いてくれて的確な答えを出してくれる。
元々、父は学校の教諭をしていたから、この時だけ僕は父の生徒になる。
まぁ。母が早くから居ない僕にとっては父こそが人生の教諭なのかな。
父の真剣な話を聞く度にそう思う。
そんな二人の時間はいつの間にか過ぎてしまう。
もうそろそろ面会時間も終わりに近づいてきた。
僕はそろそろ、あの事を聞こう。そう決めた時、父の口から思わぬ言葉が飛び込んできた。
「...結城(僕の名前だ)何も言わずにわしを今からいう場所に連れて行ってはくれないか?唐突のお願いというのはよく分かっている。無理をしてはいけない。という事もな・・・だが、わしにとってはその場所が何よりも大切な場所なのだ...今日。この日でないと意味がないのだ。結城よ。何も聞かずに...父としての最後のお願いだ」
やはり、僕がバスでみた風景は現実にあったものだったのだ。
父の切なる願いが僕の夢にでてきたのだろうか...
僕は一回だけうなづくと、おもむろに父に肩をかし、そして
「とうさん。行こう! まっているんでしょ?
その場所でさやまさんがさっ!!
看護婦さんには僕の方から 後で説明するから、お祭りが
終わっちゃう前に今すぐに行こう!!」
僕の口から、思わぬ人物の名前がでた事に父は驚く。父からは一回もそんな話を聞いた事がない僕の口から出たのだからそれは当然だ。
「結城...お前....なぜそれを」
困惑する父に僕は後で全部説明するからと半ば強引に父を引っ張りだし父が望んでいる場所~お社へ続く階段。二人が約束し、刻んだあの階段へ歩きだす。
看護婦に見つかると面倒だ。僕と父はあえて非常口から抜け出した。
病弱な父の身体はぎこちないが、その顔には病室では見せない。まだ元気だった頃の父が蘇っている。そんな気がした。
8月の始まり、お祭りも最高潮に達しているらしい。
病室を飛び出した二人の耳にも、村人達の楽しい歌声がここまで聞こえてきた。
僕にはこのとき、迷いはなかった。きっと、今日、約束を果たしてまた父と、そのさやまさんは逢えるだろう。その先の事はまた考えればいい。
それが父の願いなのだから、僕は今出きる事をするまで...
【創作】夏祭り(1/4)
夏祭り...そして
僕の父は 今 病院で静かに その一生を終わらせようとしている
母はもう ここにはいない でも 僕は優しい母の事を忘れた事はない
遠い記憶 その一つ一つは 僕にとって最愛の思い出
今、僕は父がいる病院へと向かうバスに乗り込み 田舎道をひた走る
...父は最後の願いとして
母と出会い そして別れたこの場所を選んだのだ
バスはクーラーなどない 真夏の蒸し暑さにやられそうになる僕の瞳
・
・
・
ゆらゆら揺れる陽炎の向こう側 あれ? 僕は今 どこにいるんだろう?
その先には なんだか見覚えのある
- いや 僕は知らない -
影が二つ
息を切らせてどこまでも続く丘の斜面にそって伸びる階段をひた走る姿が
...あれは
「もう少しでつくよ。ほら、早くいこっ!」
振り向いた少女が一人
長い 黒髪を後ろで一つに束ねて 真っ青な浴衣に花柄の斑点。 背中の帯には 真っ白いうちわが一つ挿されている
もう 周りは薄暗くなっているようだ 街頭の光だけが 階段の先へと つながる ただ一つの道しるべ
「もぉ 限界だよ 少しここで休もうよぉ~」
少しだけ情けない声をあげて階段に座り込む 同じ浴衣を着た一人の少年
坊主頭は汗まみれ ぐったりと座り込んだ視線の先には
どこまでも続く 家々の窓から零れる様々な照明が 蛍のように輝いている
左方面には どこまでも続く 海の揺らぎ
たまに 遠くの灯台の光と 漁船だろうか?
まばらに 光を放ち 荘厳とした 海を照らしている
「...もぉ 仕方ないなぁ まぁ このへんでだいじょぶかな?」
少女は ぐったりしている少年の右隣に座り 少年と同じ方向に目をやる
空には まばゆいばかりの星達
空の光と大地の光 座っている二人には きっと宇宙にいる気分だったのだろう
「えっと ...ね」
ふと 少女は少年に向き直り 言葉を続ける
少年も声に導かれるよう少女の顔に目をうつす
...?なんだか 瞳が寂しそう?
「私... この夏祭りが終わったら 都会にお引越ししなくちゃいけないんだ。ずっと言えなくてごめんね ...私がいなくなっても 絶対に私の事は忘れないでね! 私も 絶対に 忘れないから...!」
その言葉に 驚きを隠せない少年の姿がそこにあった。 同じ学校で同じ場所で同じく苦労や喜びを一緒に歩いてきた大切な存在
少年の頭には一緒に過ごした日々が走馬灯のように浮かんでは消えていく
...そして
「そうか...ううん。親の都合もあるもん。仕方ないよ。でも、これからもずっとお友達だよ!! あ、そうだ!! じゃあさぁ。30年後。この日のこの場所でまた あおうよ!! ボクはずっとこの階段でまっているから!」
力強く少女の手を握り、熱く語る少年の姿
少女の瞳から とめどなく 零れる光の粒
二人の顔がそっと近づく ...その瞬間
(ひゅ~~~~~~~~~~~~ん! どっか~~~ん!!)
二人は音の方へ目をやる
宇宙だった目の前の風景は 花火一色に染められていた
二人から「わ~~~!! たまやぁ~~~!!」
歓声があがる。宇宙一色だった空に 七色の花火が色を添える
それはまるで 二人だけの為に咲き誇っているようだ
(ひゅ~~~~~~~~~~~~ん! どっか~~~ん!!)
...そして 二人は 約束のしるしに 階段の石段にそっとこの言葉を削って お互いの再会を誓いあった
- 30年後の二人へ
またここで再会する事を誓って ...年8月15日
さやま & いしはら -
二人は 笑顔をともなって いつまでも その言葉を見つめていた
一夏の思い出は こうして陽炎のごとくゆらぎ消えていった
。。。? いしはら ...?? あれはまさか僕の父!?
(続く)
僕の父は 今 病院で静かに その一生を終わらせようとしている
母はもう ここにはいない でも 僕は優しい母の事を忘れた事はない
遠い記憶 その一つ一つは 僕にとって最愛の思い出
今、僕は父がいる病院へと向かうバスに乗り込み 田舎道をひた走る
...父は最後の願いとして
母と出会い そして別れたこの場所を選んだのだ
バスはクーラーなどない 真夏の蒸し暑さにやられそうになる僕の瞳
・
・
・
ゆらゆら揺れる陽炎の向こう側 あれ? 僕は今 どこにいるんだろう?
その先には なんだか見覚えのある
- いや 僕は知らない -
影が二つ
息を切らせてどこまでも続く丘の斜面にそって伸びる階段をひた走る姿が
...あれは
「もう少しでつくよ。ほら、早くいこっ!」
振り向いた少女が一人
長い 黒髪を後ろで一つに束ねて 真っ青な浴衣に花柄の斑点。 背中の帯には 真っ白いうちわが一つ挿されている
もう 周りは薄暗くなっているようだ 街頭の光だけが 階段の先へと つながる ただ一つの道しるべ
「もぉ 限界だよ 少しここで休もうよぉ~」
少しだけ情けない声をあげて階段に座り込む 同じ浴衣を着た一人の少年
坊主頭は汗まみれ ぐったりと座り込んだ視線の先には
どこまでも続く 家々の窓から零れる様々な照明が 蛍のように輝いている
左方面には どこまでも続く 海の揺らぎ
たまに 遠くの灯台の光と 漁船だろうか?
まばらに 光を放ち 荘厳とした 海を照らしている
「...もぉ 仕方ないなぁ まぁ このへんでだいじょぶかな?」
少女は ぐったりしている少年の右隣に座り 少年と同じ方向に目をやる
空には まばゆいばかりの星達
空の光と大地の光 座っている二人には きっと宇宙にいる気分だったのだろう
「えっと ...ね」
ふと 少女は少年に向き直り 言葉を続ける
少年も声に導かれるよう少女の顔に目をうつす
...?なんだか 瞳が寂しそう?
「私... この夏祭りが終わったら 都会にお引越ししなくちゃいけないんだ。ずっと言えなくてごめんね ...私がいなくなっても 絶対に私の事は忘れないでね! 私も 絶対に 忘れないから...!」
その言葉に 驚きを隠せない少年の姿がそこにあった。 同じ学校で同じ場所で同じく苦労や喜びを一緒に歩いてきた大切な存在
少年の頭には一緒に過ごした日々が走馬灯のように浮かんでは消えていく
...そして
「そうか...ううん。親の都合もあるもん。仕方ないよ。でも、これからもずっとお友達だよ!! あ、そうだ!! じゃあさぁ。30年後。この日のこの場所でまた あおうよ!! ボクはずっとこの階段でまっているから!」
力強く少女の手を握り、熱く語る少年の姿
少女の瞳から とめどなく 零れる光の粒
二人の顔がそっと近づく ...その瞬間
(ひゅ~~~~~~~~~~~~ん! どっか~~~ん!!)
二人は音の方へ目をやる
宇宙だった目の前の風景は 花火一色に染められていた
二人から「わ~~~!! たまやぁ~~~!!」
歓声があがる。宇宙一色だった空に 七色の花火が色を添える
それはまるで 二人だけの為に咲き誇っているようだ
(ひゅ~~~~~~~~~~~~ん! どっか~~~ん!!)
...そして 二人は 約束のしるしに 階段の石段にそっとこの言葉を削って お互いの再会を誓いあった
- 30年後の二人へ
またここで再会する事を誓って ...年8月15日
さやま & いしはら -
二人は 笑顔をともなって いつまでも その言葉を見つめていた
一夏の思い出は こうして陽炎のごとくゆらぎ消えていった
。。。? いしはら ...?? あれはまさか僕の父!?
(続く)
【語】バックドロップの怪
真夜中に地震。二連ちゃんきましたね。
さすがに夜中なので、寝ていたのですが、あのゆれは目を覚ましてしまいました。
でも、これって一日目の揺れはなんぢゃごりゃ~!?
と目を覚ましたのですが、二日目はそうでもなかったみたいです。
二日目の地震前。自分は夢の中でなぜか、体育館にいました。
そこで、ショッカーと、ウルトラの父(!?)が壇上でバトルを繰り広げておりました。
それをみた自分は、なぜか、ウルトラの父の事をこう、よびました
「バックドロップ!!」
そのとたん。ウルトラの父は悶絶。
そのまま、倒れこみました。
その横ではいつの間にか、さきほどのショッカーが、倒れ込んだウルトラの父に駆け込んで
「ノー! バックドロップ!!」
とさけんでおりました。
そこで、夢の自分はツボにはまったらしく、大爆笑。
夢の中だと思ったら、実際にリアルで大爆笑していたらしく(汗)
その爆笑で目がさめました。
ちょうど、その時に地震があったみたいなのですが、当の本人は自分が笑っていてベットがゆれているんか!?程度だったんで、地震だと知ったのは後々のニュースでしたww
ちなみに、ウルトラの父の名前を
バックドロップ
とよんでしまったのは未だに謎。ですw