娘から父へ  私のとーちゃんはすごいんだぜ! | 不登校ママのこころのサポート
きし さちこです。
 
 
 
本日はさちこの父を自慢します😁
 
 
父は昭和18年生まれ
 
大阪生まれの大阪育ち。
 
 
 
幼少期は戦後の大変な時代を過ごして、
 
いつも腹ペコで貧しかったそう。
 
 
中学を卒業後は昼間働きながら、
夜間の商業高校へ通い高校を卒業。
 
それから、鏡を製造加工する会社に勤めました。
 
そこで母と知り合い結婚し、私と兄の二人の子どもに恵まれました。
 
 
 
でね、私の父 良一(りょういち)さんですが、
 
結構すごい人なんです❗
 
 
 
皆さんきっと一つは持っているアレを作ったのが
 
良ちゃんなのですウインク
 
 
アレと言いますのは、
 
お化粧品のコンパクトについている鏡。
 
持ち運び用に持っている小さな手鏡とか。
 
国内シェアの70%が良ちゃんが作った鏡ですハート
 
 
 
でね、鏡は40年ほど前までは
 
透明のガラスに手作業で
 
銀メッキ(銀鏡反応)を施して製造されていました。
 
 
それを日本で初めて機械化で製造できる工場を造ったのが
 
良ちゃんなのです!
 
 
 
 
機械の設計も、機械の組み立ても(鉄パイプから組み立てていました)
 
ガラスの研磨や銀メッキの薬品の管理や
 
品質管理、製造で出る汚水の処理設備の設計・管理も
 
一手に担っていました。
 
 
 
夜間の商業高校出身の良ちゃんですよ!
 
すごくないですか?!
 
 
 
そう言えば、夜、家で化学の本を読んで
 
う~んムズカシイ~とうなっていたりしてたなぁ。
 
 
母によると、父は工場を造るにあたって必要な資格をたくさん取ったそうです。
 
危険物管理の資格や、ガス工事の資格などなど。
 
努力して、コツコツ真面目に取りくむ人だったのですね。
 
 
 
そして工場には同業社がよく視察に来ていました。
 
話が得意じゃないから、かなんわ~って言ってたな(笑)
 
 
 
たまに、
 
「お父ちゃん、日本一の鏡をつくってえるねんで~」って
 
私や兄に話していました。
 
 
 
 
で、『鉄腕ダッシュ』という番組にも出たことがあります。
 
太陽の光を鏡で集めると、焼き肉が焼けるのか?!という企画(笑)
 
めでたく焼き肉は焼けていました(笑)
 
 

 
 
 
 
 
そんなすごい工場はぜひ孫にも見せてちょ!とお願いして
 
工場見学もさせてもらいました。
 
良ちゃんうれしそう。
 
 
 
 
 
透明のガラスが見る間に鏡に変っていくのです。
 
わ~すご~い!!
 
何度見ても不思議な光景です(笑)
 
 
 
 
私が小学校3年生まで
 
この工場の敷地内にある家に住んでいたので
 
この工場はそこらの公園より楽しいものがいっぱいある
 
私たち兄弟の遊び場でした。
 
 
 
フォークリフトに乗せてもらったり、
 
フォークリフトとかけっこの競争したり、
 
化学の実験室もあったので
 
危険じゃないもので実験させてもらったり、
 
乾きかけのペンキのカンの中に手をつっこんで
ペンキまみれになったり(笑)
 
仕事終わりの従業員の皆さんが
 
ちょっと一杯ビールを飲んでるところにいって
 
おつまみのサラミをもらったりハート
 
 
なかなか楽しい思い出がいっぱいです爆  笑
 
 
 
 
そんな工場を造った父ですが、
 
先日天国へ旅立っていきました。
 
 
生前、母に
 
いろんな人にこの工場の事知ってもらいたいなぁ~
 
とつぶやいていたそうで、
 
それならさちこが叶えてあげよう!という事で、
 
今回の父自慢の記事を書きました。
 
 
喜んでくれているだろうか?
 
 
 
良ちゃん、お疲れ様でした!
 
さちこは幸せな娘でしたよ!
 
さんきゅ~チュー