夫婦でいらっしゃいましたが、困っていたのは奥様の方でした。40代後半から50代前半ぐらいの年齢だと思います。
毎日起きたら腰が痛くて、そうならない寝具をお探しでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180416/09/sleepdesigner/b0/f1/j/o0768051214171574863.jpg?caw=800)
まずはどんな寝具を使っているか尋ねると、有名家具メーカーの金属コイルベッドマットレスに有名寝具メーカーの硬い温熱敷ふとん(電気で暖める敷ふとん)を重ねて、これも有名寝具メーカーの羊皮を使った厚手の敷パッド(わた入りムートンシーツ)を一番上に敷いていました。
これ、ネットで掲載の金額から計算すると総額でシングルサイズ80万円近く。しかもセミダブルサイズをお使いだったので、100万円ぐらいかな。しかも購入して2年も経っていないそうです。
ちなみにベッドマットレスは一般的な金属コイルのみを使用したタイプではなく、最近流行りの金属コイルを柔らかいウレタンフォームでサンドするタイプです。低反発のウレタンではありませんでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180415/16/sleepdesigner/7b/37/j/o1136085214171092091.jpg?caw=800)
この硬いモノに柔らかいモノを重ねる構造は良いと思います。ただ、この柔らかい層が先にヘタってくるはずなので、“取り外しできる様にして、その部分だけ交換出来る様にしたらもっと良いのにな”と、いつも思いますが。
ご年齢や体の状態を考えれば、これに羊皮を使った敷パッドで充分な気もします。温熱敷ふとんを外してそうしたらどうですか?とも提案しましたが、購入した品は出来るだけ使いたいし、どうも寝具が温まった状態で眠れる事は気に入っているみたいで温熱敷ふとんは外したくないとの事。
その為、この温熱敷ふとんを使う事を前提に最適な組み合わせを考える事にしました。
最大の問題はこの温熱敷ふとんが硬すぎる事です。これが体の近い部分にあると耐圧分散性(フィット性)を悪くする要因になります。つまり、この温熱敷ふとんは体から遠ざけて、でも熱を逃がさない・熱は伝える。そんな耐圧分散性のある敷寝具を乗せる事になります。
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そこでマニフレックスのメッシュ・ウィングを提案しました。11cmの厚さがありますがマニフレックスのエリオセルという芯材は非常に通気性が良いので熱の伝導も良く温熱敷ふとんを乗せても熱がしっかり伝わります。温熱敷ふとん程度の熱で変形する事もありません。
もちろん温まった状態にするには、眠る直前ではなく事前にスイッチを入れないといけませんけど。
下から温熱敷ふとん、メッシュ・ウィング、羊皮の敷パッドという組み合わせです。この方法だとベッドマットレスは諦める事になります。また旦那様とベッドの高さが合わなくなってしまいますが、そこは起床時の腰の痛みを改善する方が優先でした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180416/09/sleepdesigner/f7/a1/j/o0960072014171592403.jpg?caw=800)
ちなみにベッドマットレス、温熱敷ふとん、羊皮の敷パッドという現状の組み合わせで、温熱敷ふとんと羊皮の敷パッドの間にイタリアンフトンⅡを挟む事も考えましたが、これは現状すでに寝具全体の高さがかなりあって、更に何かを加えると高さが出過ぎるので奥様が嫌がりました。
一度寝具で失敗している事もあり、シングルサイズでしたが1週間の「敷寝具レンタルサービス」を利用し、メッシュ・ウィングを使ったこの提案でちゃんと眠れる事を確認して安心してご購入頂きました。
お使いの寝具達を購入した時がどんな状況だったかは分かりませんが、販売した側が「その寝具を使ってどうなるか」をもう少し深く考えてあげれば良かったのにと思います。高級食材も料理の仕方を誤ると美味しくならないのと同じ感じですかね。
非常にもったいないですが、廃棄することになったベッドマットレスが下の写真のこちらです。ベッドフレームが一緒じゃないとリサイクルショップで買い取ってもらう事も出来ないのです。
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ちなみに、今回ご購入頂いたメッシュ・ウィングのSDサイズは税込で46,332円です。シンプルに快適な睡眠・熟睡を求める場合、その方の体の状態が余程特殊な状態で無い場合、寝具単体に何十万ものコスト・費用は必要ないと私は思います。
当店でも温熱敷ふとんや羊皮の敷パッドを扱っていますが、あくまで選択肢の1つであり、快適な睡眠・熟睡を得る為のファーストチョイスではありません。そこに至るまで様々な商品、生活習慣や寝室環境改善の提案が色々とあって、むしろ最後の選択肢だと思っています。
睡眠や寝具に関する相談は電話やメールでも受け付けていますので、お気軽にどうぞ。
【電話番号】055-977-2200(営業時間内にお願いします。)
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●その他の快眠アドバイス ⇒ 〔http://ameblo.jp/sleepdesigner/entry-11902557375.html〕
by sleepdesigner:圭(睡眠健康指導士・ダウンプロフェッサー)
●敷寝具のレンタルサービスについて詳しくはこちら
当店Webサイト内 ⇒ 『敷寝具のレンタルサービス』
■今回の記事に関連するページも是非ご覧ください。
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2017年3月5日)
『睡眠薬は最後の手段。生活習慣改善が基本。』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2016年6月26日)
『寝具は快眠を支える要素のひとつ』
当BLOG ⇒ お店の日常(2016年5月4日)
腰痛にはやっぱり「マニフレックス(高反発)」が楽な気がします。
★春のコラボイベント 日程:2018年5月6日(日)・20日(日) 時間:10時~18時
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来月5月6日と20日の2日間、プレミアムジム「スマ・ラボ」さんの『ボディコンディショニング』が店内にやってきます!
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☆「ウメナ寝具通信~2018春号~」発行しました!
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180223/15/sleepdesigner/95/4d/j/o0993140414137145750.jpg?caw=800)
※上記のページの「毎年3月18日は世界睡眠の日(世界睡眠デー)に定められています」という記載は誤りでした。正しくは「春分の日(春分日)の前の金曜日」が世界睡眠の日(世界睡眠デー)です。その為、今年は3月16日です。日本独自の“春の睡眠の日”は3月18日で、こちらは毎年同じ日、3月18日に固定されています。誤りを訂正し、お詫び致します。
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