成年後見制度6 銀行
私はフルタイムで働いています。なので、8時から16時半までは身動きが取れません。
それで、まず困ったのが銀行。成年後見制度を利用したがために、母の通帳に関しては定期もカードを作れない。それから、総合口座がもてない。とにかく一切、借り入れができないようになっています。
そして、母のお金に関しては同じ銀行であっても、ほかの支店で出金入金ができなくなります。
それから青年後見人である私以外は誰も、その手続きをすることができません。だれかに代理に行ってもらうこともできないわけです。夫でも弁護士さんでも司法書士さんでも・・・。
別に母の名前で借金しようっちゅーんじゃない・・。ただ、なんだかんだの手続きや、生活費を下ろそうと思うときは、私はわざわざ年休をとって、仕事を休み、車で2時間かかる実家へ15時までにかけつけないと、1000円のお金も下ろされへん。
母を守るための制度ではなくて、な~んや・・・これやったら、銀行を守るためにある制度やんか。
なんのための制度なんやろう・・・・と思うことの1つです。
成年後見制度 5
なんども書くけど
手続きが煩雑で、お金がいっぱいかかって、いざ法に守ってもらおうと思っても、裁判所に訴えやなあかんで、それにはまたお金がかかって・・・・・
そんなん、いつまでたっても役に立つ分けないわ・・・って絶望的な気持ちになる。ましてや、身寄りのないお年寄りや認知症の人に、どれだけの力になるっていうんやろ。この制度・・
以下、 読売新聞から抜書き
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成年後見制度 利用は低水準 グループホーム
グループホームで暮らす認知症(痴呆)高齢者や知的障害者などの権利擁護の実態について国民生活センターが調査したところ、成年後見制度のりようっは低水準で、第三者チェックを受けているホームも少ないなど、改善の余地が大きいことがわかった。
調査は、全国の認知症高齢者、知的・精神障害者グループホーム計5670ヶ所を対象に、昨年10月に実施。うち、3461ヶ所(61%)から回答を得た。
判断能力が不十分な人を保護・支援する「法廷後見制度」の利用者がいるホームの割合は、認知症高齢者が5・7%、精神障害者が3・7%。ただし、利用者がいても「一人だけ」というところが多かった。
入居者に対する権利侵害を少なくするためには、第三者の受け入れも欠かせない。入居者の要望をホーム側に伝え、権利侵害の有無をチェックする「オンブズマン」を受け入れているホームは、高齢者14・6%、知的障害者13・5%、精神障害者8・5%。サービスの質などをチェックする「第三者評価」の受け入れは、高齢者では69%あったが、知的、精神障害者ではいずれも2・7%だった。
有線放送
母はだんだんといらいらするようになり、ある日はテレビに向かって、ある日は飼い犬に向かって、ある日は父に向かってすごい勢いで怒り出す。時にはものを投げたりする。
母は、小さいころはずっと学級委員に選ばれるみんなに好かれる優等生だった。娘としては4人兄弟の長女で、祖父母の自慢の娘だった。気難しい父の悪口1つ、娘の私は聞いたことがない。良妻賢母だといっていいとおもう。今、別人のように、まるで駄々っ子のように怒る母をみていて、元気だったころの母の我慢のほどを思い知らされるような気がする。そして、そのわがままぶりは、反面、父への信頼であり甘えであり、よろこばしいことなのかもしれないと思う。
もし、この病気にならなければ、母はどこまでも耐える人をなしとげたのだろうか?
薬が合わないのではないか?家に閉じこもっているのがいけないのではないか?よいサプリメントがあるらしい。食品はどういうものをたくさんとったらいいらしい。いろんなことを試行錯誤する。
そのなかでよかったなと思うのは有線放送をひいたことだった。月3000円ちょっと。母を車で買い物や病院につれていくとき、カセットテープをかけるといつも一緒に歌ったりする。それで、当初はCDなどをかけたけれども、リバース機能がなかったこと、おなじCDでは飽きることから思い切って有線放送を契約した。童謡のチャンネルがあり、それをかけていると一緒に歌い、機嫌がよい。明るくしていることが多くなった。あれほど、カラオケに行って歌った演歌は歌詞すらでてこないのに、大昔に覚えた童謡はよく覚えている。
子どものころの記憶とはすごいな・・と思った。
よく習い事は小さい間にはじめないといけないといわれるけれども本当だなと感じる。子どもに戻った母は、童謡を口ずさんで、穏やかだった子ども時代に自身も帰っていく。
逆にあまりよくなかったのがデジタル放送だった。テレビも好きなので、デジタル放送の多チャンネルのなかに、母の好きそうな番組がたくさんあったので契約したものの、テレビをずっとみていると、母はぼーっとしたり、つかれやすくなったり、または怒りっぽくなった。
まるで、子育てのようだ。。
ヘルパーさん
ヘルパーさんと、母はなかなかそりが合わない。
確かにヘルパーさんは一生懸命やってくれる。そして、母もヘルパーさんが来たときは、犬を抱いて「こんにちは」とにこにこわらって迎えたりするのだ。
なのに、帰ってしまったら「ヘルパーなんか来ていらん」「ヘルパーなんか嫌いや」「ヘルパーは偉そうにしよる」と、文句をいってはとまらない。そして、やがて、ヘルパーさんが家に来る時間は鍵をかけて中から出ないようになった。
私が車で2時間半のところに住んでいる。夫の両親と同居で、姑はパーキンソン病で歩けない。今は週に1度通うのが精一杯だ。妹は東京。弟は車で10分の近くに住んでいるので、週に一度でもいいから、のぞいえてやってくれないかと、思うものの、私がそれを強制することはできない。父が仕事に行っている間、母はひとりで過ごす。
私は、ヘルパーさんに一番期待したことは、母の話し相手になってもらいたいという事だった。。そして、誰かが来ることによって、一日中ひとりぼっちということをなくしたかった。関心を払ってくれる人を一人でも増やす工夫の1つだった。
ところがヘルパーさんはのんびりお話などしていては悪いと思うのか、とにかく一生懸命、家事をしてくれる。それだけではなくて、母へのたゆまない努力で援助しようとしてくれる。一緒に洗濯物をたたみましょう。これを一緒に干しましょう。これを一緒にいためましょう。こちらを拭くので、こちらはお願いしますね・・などなど。
母はそれを強制されるように思うらしい。自宅なのだから、自由にしたいだろう。洗濯物をたたむときはたたむし、たたまないときはたたまない。それを他人が入ってきて、あれをしようこれをしようというのは疲れるだろうと思う。その旨をヘルパーさんにも伝えたけれども、どうもうまくいかない。
ヘルパーさんにはここまではできるけど、ここからはできないというラインもあって、頼みごと1つも難しい。
母は飼っている犬のことが気になるので、一緒にお散歩にでてやってもらえないかというと、犬の散歩は援助にはいらないのでできないという。一緒にお茶をのんで話をきいてあげてくれないかというと、お茶は絶対にいただけないという。
また、母の病気から、ヘルパーさんは母に言ってもわからないだろうと思ったり、または、子どもに対処するような気持ちで接したりするのが、母は気にくわない。わかるところと、わからないことは、まだらで存在するのだ。赤ちゃん言葉、子ども言葉で話すのはやめてもらわなければならない。
たしかに母はお茶とおしょうゆをまぜてみたり、そのへんに輪ゴムをまきつけてみたり、服を全部くるくるまいてしまったり驚くようなこともする。そういう母に普通に接してくれという無理はよくわかっているつもりだ。でも、しっかり、はっきりした部分は、まったく病気になる前の母なのだ。
大変だろう、難しいだろうとおもうけど、そこは、ヘルパーさんって専門職でしょう・・・っていいたくなることがしばしばある。これじゃあ、普通にその辺にいてるおばさんと変われへんやん・・ともいいたくなる。
30万とは・・
ご質問があったので、興味のある人に知ってもらいたいので、レスと同文ですが、こちらにもアップします。成年後見制度にかかる精神鑑定費用、(それだけのお金・・他にもちょこちょこお金はかかります)が30万かかります。オマケに申請して認可されるまでに6ヶ月かかります。
以下コピー
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30万というのは精神鑑定費用です。この精神鑑定医を自分で探せば、もう少し安く上がるのですが、お医者さんは、あまりもうからない?手間がかかる?どういう理由だったと思いますが、あまり請合ってくれません。
私はK大付属病院で診察をしてもらっていたのですが、そこの神経内科では、精神鑑定はできません。もう一度、精神科、または、精神病院を受診してくださいとのことでした。
自分で探すための手間、時間、費用・・・・・また診察から始まって、鑑定費用が安くついたとしても、交通費や診察料や時間がながくかかること・・などで、介護だけで疲れ果てている家族には知識もあまりないので、無理でした。
自分で探せないとなると裁判所が指定するお医者さんにたのむのですが、そのときに30万、必要になります。
それは鑑定費用だけであって、それまでにいろんな証書代金や交通費や調べるために時間、お金、心と、ほんまにたいへんです。
そんなこんなして手続きをした成年後見制度。せやのに、M新聞1つ解約できませんでした。
M新聞は、契約をしたときの粗品を返すかもしくは、そうおうと現金をくれといっていました。
M新聞本社にかけても、「うちは新聞をつくっているだけで、販売のことは販売店に言ってもらわないと、どうしようもできません・・」
といわれたのにはめちゃくちゃ腹がたちました。
新聞社なんて、偉そうな記事を書くわりには、自分のところは、なーんにもなってないやんか。
ああ、腹がたって、いらないことまで書きましたが、大変、使い勝手は悪いです。
ただ、母から契約が取れそうだと思ったら、契約さえ取れたらよい方式でやってくる営業マン、シロアリから壁から瓦から新聞から牛乳から宗教まで!
違法契約から守る最終手段として、後見人にたつことは、必要だと判断したので、四苦八苦しながら後見人になりました。
成年後見制度 4
先日の新聞で、成年後見制度の手続きが、少し簡略化されると一面ででていた。
簡略だけやったら、あかんやろ。
3ヶ月ぐらいかかる・・・うちは、妹は東京、わたしは大阪、二人とも働いているという状況で半年もかかった。
期間がながくかかるだけとちゃう。
30万。精神鑑定にはろたお金。それ以外に、書類の請求やそのための交通費に旅費。
役所はナインツーファイブ。映画とちゃう。9時から17時。
仕事してたらいかれへんやん・・・・。仕事を休んで手続きにまわらなあかん。
ほんでもって、毎年、裁判所から書類をだせと言われる。
やっとこすっと後見人になったとおもたら、新聞の1つも解約でけへん。解約したかったら、裁判所にいかなあかん。え・・・裁判おこすの・・・・?
おまけに銀行の口座のお金が自由に動かされへんようになったうえ、口座もひらかれへんわ、出し入れも自由ちゃううえに、カードがもたれへんから、こっちは役所より酷い・・15時までに来いって銀行様はのたまう・・・・。生活費もおろされへん。
わたしと妹がついてて、こ れだけ四苦八苦してるんや。
これ、弱者のための制度とは到底おもわれへん。
原因
なぜ、こんな病気になったか。
今のところは原因は特定されていない。痴呆を発症したり悪化させたりする主な理由は、病気によるものと、心理的な動揺や喪失感などが考えられている。
私の母の場合は、仕事のトラブルと関係があると私は確信している。
母は経理の仕事をしていた。その職場へ税務署の監査が入り追徴課税が言い渡された。こんなこと、私も主人も公務員なので、噂でしかしらないけれど、お商売をしている人はみんな帳簿は二重につけて税金逃れをやっていると聞く。
話はそれるけれども、母の勤めていたお店の従業員さんは子供を保育所に預けるのに3万からのお金をはらっていたけれども、オーナーの娘さんは、そこで働いて収入を得ているにもかかわらず、無料で保育所に子供を通わせていた。
話はもどって、その追徴課税の責任をお店側は「母一人で勝手にやったこと」と言い始めたのだった。オーナー側に会計事務所がつき、会計事務所、オーナー、ともに知らぬ存ぜぬといい、母に5000万、弁償するようにと裁判になった。
裁判になっていることを娘の私は1年間知らなかった。その1年、母はお給料も出ないのに、銀行が来るから、給料日だからと、仕事は変わらず続けていた。「電話をとるな」って言われるとひとこと、私にもらしたことがあった。私は腹が立って、「そんなお店の会計、どうなってもいいやんか。自分らで勝手にやらせたらいい。おかあちゃんは、もっと、のんびりした仕事に変わるべきや」と、何度も言った。
どうして一介の事務員が自分のものにするでもなく、二重の帳簿までつけて、売上金を抜くのか・・。帳簿のあることをオーナーがしっていることぐらい、従業員みんな知ってる事じゃないのか。
ある日、私がかえると洗濯場に30本ほどの柔軟剤の空のボトルが転がっていた。ある日、帰ると、魚焼きの編みがぼーぼー燃えていた。私の子供へのお年玉を、長男と長女には1万円やって、次男には千円だけしかやってくれなかった。
おかしい・・・
そう思ってから、診断までの家族の心労は大変なものやった。
母の極度のストレス。それによる精神不安定。人間の身体は、ホメオスターシスといって、ホルモンの微妙なバランスによって存在が成り立っている。ストレスによって、どこかの分泌物に異常が発生すれば、それは他のホルモンにも影響をあたえる。塩の濃度が変われば浸透圧がかわって、液体がうごくように・・・。現代にある原因の分からない病気には、ストレスによるホルモンの異常がかかわっているものがかなりあるのではないかと私は思う。
成年後見制度 3
成年後見制度に登録するために必要な書類 戸籍謄本 登記事項記載証明書 診断書 住民票 印鑑証明
申し立て手数料800円 登記するための印紙代4000円 申し立ての際にいった書類作成費用 16400円 精神鑑定費用 30万 裁判所に払った切手代や印紙代 9020円
その手続きのために仕事を休んだり、交通費や滞在費がかかる
手続きにかかった時間は6ヶ月
膨大な時間、費用、労力、精神
これが弱い人のために制度だとは思えなかった。
これに平行して年金や銀行や介護保険や・・・母の介護にかかわりながらこうした手続きをするのは大変やった。
いったいぜんたい、身よりのないひとはどうするんやろう。
弱い者はどんどん弱い立場へ追いやられてしまう・・というのが社会なんやなぁと思う。
成年後見制度 2
ある日、実家へいくとポストに新聞がぎゅーぎゅーにつまっていた。私は、新聞を何日、ぬいていないんだろう・・と不審に思いながら、ポストの新聞を抜くと、なんと5紙も新聞が来ているではないか・・。いったい、どういうことなんだろうと思い、各社に電話すると、営業に来て、母が「いいですよ」と二つ返事で契約したのだそうだ。営業マンが来るたびに契約していったのだろう。
こういうとき、困る。
「母はアルツハイマーですから・・・」とは、家族の口からいえない。それでも、これから毎日5紙も来るのは困る。それで、一社一社、丁寧に、ちょっと間違いがあってといって、断っていった。ところがM新聞だけは、それを受けてくれなかった。なんでもビールを一箱、洗剤を一箱、母がもらっているらしいのだ。どうも、それはもう無い様子。営業所の人は、それを渡しているから、1年は絶対に取ってもらわないといけないといってつっぱねる。つっぱねたM新聞だけを取って、他を断ってもいいのだろうけど、その営業マンの誠意のない言い方になんとも腹が立った。絶対辞めてやろうと思って、じゃあ、頂いた分、現金でお返しします!と言ったら、ちゃんといくらいくら・・と請求してきた。
M新聞の大元に電話で文句を言ったら、うちは新聞を作ってはいますが、販売に関しては一切、責任を負えませんので、営業所と話してくださいという。それはやっぱりオタクの契約違反難とちがうんですか?という。
誠意がないな・・・とがっかりした。こんな風に、弱い立場に立たされることによって、難問はよってくるかのように増えるんだ。そんな無責任な新聞がうったえる社会や意見って、いったいなにほどももんなんやろう・・と思いました。
今、悔しいかなトラブルを嫌った父が、M新聞を残して他を断る選択をした。
営業の人は、相手が誰で、どんな事情があっても契約さえとれればいいんやろうか。ここは、法律で守ってもらうしかない・・と思ったのだ。
う~ん・・・でも、そっちも・・ところが・・・だった。つづく。
日没
日が沈む
今日という1日が終わろうとする
まだらにかかった雲の隙間から太陽のひかりがもれる。
レースの間からもれる光みたいに
空は光でちりばめられる。
そんな今日の夕日
母は子供にかえっていく。私の横で。
帰りには私を見送ってくれた。
私は母をおいてきぼりにする。
そして自分の作った家庭に帰る。
子供になった母はしばらく一人でお留守番。
自分の家には子供と夫と夫の両親。
私に命をくれた母より優先して私が帰る。
おかあさん、許してください。
母は「いってらっしゃい。今日はこっちに帰ってくるでしょ」と笑う
でも、きっと、そんなにひどい出来事じゃない。
母は幸せそうで元気で、空からこぼれる光みたいに輝いてた。
太陽はあたたかい。
太陽がさるとき、光がきえ、世界の色はうしなわれる。
樹木は光合成をやめ、しずかな呼吸をはじめる。
わたしもしずかに呼吸をしてみる。
私はしっている、日は必ず昇る。
それはうらぎられたことがない。
夕日には未来への予感がある。
おかあさん
いつも傍にいることはできないけど、
私は命をいっぱいちぎっておいていくからね。
大丈夫。
命はいくらちぎっても、また、増えるから。
明日、太陽は必ず昇るから。


