2つの雑誌から | 適当気儘に鉄道模型

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主に趣味の鉄道模型に関して入手した際の勝手気儘な感想や模型加工・レイアウト製作は下手で悪戦苦闘しながらもやはり適当気儘に楽しみ同じ趣味を持つ人々に勇気と自信を与えたり、そんなまさに「テキトー」なブログです

 最近歳のせいか休日は疲れてやる気が出ずゴロゴロしてしまい、よってネタ切れなので小話を。

 ここに2つの雑誌があります。

 どちらも所有している方でしたら知っていてピンと来るであろう話です。

 国鉄時代16号の中に宮城県での古くからの鉄道ファンとして有名な眞船 直樹氏による「最後の朝」という小記事があります。66年10月のダイヤ改正で一ノ関区に残った3輌のD62も役目を解かれて廃車となるのですが、その前日の最終運用日にD62 10号機が仙台から長町へ旅客列車を牽引した話です。
 普通、仙台駅を上りで出発する場合は直ぐに下り勾配になる為、蒸機機関車はそれ程蒸気を必要としないらしいのですが、当日のD62 10は普段では有り得ない程の爆煙を上げながらの出発だったそうで、その時の写真が掲載されています。

 で、国鉄時代が出て暫くの後に出た蒸気機関車exの仙台機関区の特集の中で当時仙台機関区で機関助士をされていて鉄道ファンとしても有名な大山 正氏のインタビュー記事があり、 そこに最終日に頼んでD62のカマ焚きをさせてもらったと同時に後日友人から「どうしてあんなに爆煙だったの?」と訊ねられ「私の焚き方が下手クソだったんじゃないかな?」と答えた笑い話もありますという旨の一文があります。

 今と違って地味な機関車の最終運用日に撮影をしに来る方はそう居ないと思われるので、その友人とは眞船氏であろう事が濃厚です。お二人はいつどんな時にこの話となったのかと考えると微笑ましい気分になります。

一押しいただけますと幸いです。
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