香港製TOMIXのモハネ582の動力ユニットをOHしたついでに少し前に入線した学研のEF60 500の動力ユニットも音の出具合が気になっていたので続けてOHしました。
こちらも先ずはボディと動力ユニットに分離します。ボディ裏、ドアの後ろ付近を拡げながら動力ユニットを引き抜きます。ボディが割と厚みがある上に古いからか材質が硬い感じで外し難かったですが何とか外しました。
外した動力ユニットを見てプラ量産の他社メーカーの動力と違った作りだな、と思いました。モーターが中央に搭載ではなく、ややオフセットされて搭載され、動力台車は片方がモーターの軸に直に付いているウォームで、もう片方が短いシャフトを通じ、メタル製の軸受けを設け、その間にウォームを設置して駆動しています。海外製品でこういう仕様の動力って有るんですかね?自分は海外製品の動力車は持っておらず同様のタイプの動力が有るのか分かりません。
動力の分解としては先ず動力台車をTOMIX製品の様に捻って外し、中間台車は止めてあるビスを緩めて外します。この時にスプリング等を無くさない様気を付けます。
この動力の集電は台車からダイキャスト下にあるダイキャストとベークライト製かな?のプリント基板を通じてモーターに、という構造です。
ダイキャストとプリント基板を外すのは基板に付いているプラ製の受けを拡げて外します。ダイキャストに嵌る金属製の押さえを外すとモーターやウォームギア等が外れます。
分解した状態はこんな感じです。

モーターを出さずに写真を撮りましたがダイキャストのウェイトからはモーターは簡単に外れます。後は台車も分解し(ゴムタイヤがひとつ切れたかして無かったので合うゴムタイヤを取り付ける為もあり)各部清掃の上、ギア部にグリース塗布して組み立てました。
試走してみるとOHする前よりかなり良くなりました。滑らかかつ静かになったと思います。分解してみてそれ程汚れていた訳でも無かったのでOH後もそんなに調子は変わらないかな?と予想していたのでこれは意外でした。ただ、発進時〜極低速域(我が家で使用するKC-1ではボリューム2位まで)は相変わらずビビり音がそれ以上の速度の時より大きいです(OH前より良くなりましたが)。これは構造上や固定法から来るのかな?といった気がします。モーターがオフセットされているのはパーツ点数を少なくする為みたいな感じですが非対称な構造が悪さをしているのか?理科系の人間ではないので単なる想像に過ぎませんが金具でしっかり固定されている感の無いモーターと共にそこら辺が原因じゃないか?という素人の浅はかな考えです。
それにしても学研製品、というか永大製品の動力を分解してみてTOMIX香港製品はもとよりしなのマイクロのEF級電機の動力ユニットと比べても作りが材質 • 精度共に良いのを感じました。個人的にはコストダウン?な作りに疑問符も感じるところもありましたが、この後に出るTOMIXのコストダウンしたスプリングウォーム機より好ましい感じを受けました。今回分解整備をしてみて改めて永大製品の質の良さに驚きました。こんな普段見ない所の作りを見て改めて永大がNゲージ参入から1年位で倒産した事も引き継いだ学研が積極的に展開せず撤退したのも残念に思われて仕方ありません。もしメーカーが生き残っていたら?撤退した各メーカーそれぞれにそういう思いを抱きはしますが、永大には特にそう感じてしまいます。
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我が家に入線した古のTOMIX香港製583系4連、動力車が通電したところ不動でしたがモーターは生きている様でしたのでOHする事としました。
先ずボディを外します。香港製品の多くの動力車の特徴として

ボディ下部左右に4箇所床下を止める為の穴が開いているのでそこを広げる様にして外します。ただ、元々ボディの材質が良くなさそうな上に長い年月が経っている模型ですからボディが割れない様慎重に行います。
ボディを外し動力ユニットだけになったら

床下にふたつ有るプラスネジを外すとモーターを覆うウェイトが緩みます。ウェイトの中をモーターとシャフトで貫いていますので、続いてシャフトを片側どうにかして外すとウェイトが外れる様になります。
で、後は各部を清掃ですが台車のギアボックス部が


開いているという埃を巻き込み易い構造なので糸屑状の埃や汚れが酷かったです。本当は台車を分解して完全に清掃したいところですが、先の通り分解しなかったので先の尖ったドライバー等で埃を掻き出しては取るの繰り返しで時間がかかりました。埃は

ご覧の通り。埃を取った次は車輪を清掃。これも長年の汚れでクリーナーを浸けた綿棒が真っ黒になりました。
後はギアにグリースを塗布、車輪&接点には禁断のLOCOを塗布して組み付けしました。
それにしても香港製だからなのか?経年でプラが変形したからなのか?多分どちらもなのでしょうがギア&ギアの取付精度が宜しくなくギアを回してみると引っ掛かりが感じられます。ギアの取付部が狭まる様に指で押してギアの軸が収まる様にしながらギアを回し少しでも馴染む様にはしました(気休め程度ですが)。
それと今回、モーターにも問題が有りました。モーターを外して軸を回すと引っ掛かりが酷い感じです。これはおかしい、しかしこのモーターは今入手不可能なので「これはトレーラー化か?」と思いながらモーターをよく見ると


磁石が片側外れていました。これがローターに付いて悪さをしていた様です。で、写真の通り分解して磁石をエポキシ接着剤で再接着した上で元に戻しました。
後は組み付けします。ウェイトの中にモーターを置き、シャフトをモーターに咥えさせてから床下に嵌め込み、シャフトを咥えたウォームギアボックスと台車を床下を挟む様な感じで嵌め込み、最後に床下からウェイトを留めているビスを締めて終了。
こんな適当な修理で動くのか心配でしたが、試走させてみると香港製特有のノイズを発しながら無事動きました。ギアの取付精度が宜しくなく走行抵抗が大きい為か発進はやや電圧を上げないと発進しませんが一度動くとその動きは比較的安定していてホッとしました。速度可変域は自分が使う速度内では可変域が狭い感じです。
モーターを見た時は素人が変に修正しても回らないんじゃ?と思いましたが無事動いてホッとしました。走らせているとほのかに香港製品を走らせた時特有の香りもほのかにしましたし、15分位の走行で動力がほんのり温かくなる等、昔の製品感は仕方無いけれど、元の不動状態から思った以上にそこそこ調子を取り戻した事に満足しています。
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