カプラー開放に思った事 | 適当気儘に鉄道模型

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主に趣味の鉄道模型に関して入手した際の勝手気儘な感想や模型加工・レイアウト製作は下手で悪戦苦闘しながらもやはり適当気儘に楽しみ同じ趣味を持つ人々に勇気と自信を与えたり、そんなまさに「テキトー」なブログです

 やまばとレンタルレイアウトさんで約40輌の貨物列車を走らせたところ、車輌の開放が相次いで困りました。それに関して思った事を書いてみたいと思います。

 先ず、根本的原因である自分に非が有る点として貨車のメーカーがKATO・TOMIX・TOMIX香港~河合商会・マイクロエ-スと雑多なのにカプラー高さの調整は一切していないという点があります。本来レンタルレイアウトさんに迷惑をかけない為にはこの辺しっかりしなくてはならない事で反省しています。

 とはいえ、普段行く地元のレンタルレイアウト旭ヶ丘線では同様にこれ以上繋げても開放は殆ど起こらなかったのでこちらでも大丈夫だろうと高をくくっていたのが正直なところでした。

 ただ、開放する車輌同士が同じメーカーだったり、カプラー高さが結構違ってカプラーの上下幅半分位で連結されているのに大丈夫だったりと単にカプラー高さの違いが開放多発を呼んだ訳でも無さそうです。

 今回、割とKATOの貨車同士が開放するのが目立った気がします。KATOの2軸貨車の場合、 上と横方向に動く自由度が他メーカーにカト-カプラーを取り付けた場合より大きい様に感じます。先に走らせたマイクロエ-スのセラ編成(約25輌位だった)はカプラー根元がきっちりしていてカ-ブに対しては連結部の遊びとカプラー自体のしなりで対応しているものと思われます。比較的軽量で変な力が掛かりにくいという事も有りますが、力の掛かり具合の変化に対してカプラーが変に動く事は無いからか開放は一切有りませんでした。



 KATOの2軸貨車が開放し易かったのはカプラーポケットにスプリングを仕込んでいないのが原因かも知れません。メーカー側ではカト-カプラーNの説明書に2軸貨車にはスプリングを入れる事とは明記していない(はず、今は分かりません、説明書なんか見ずに交換しちゃうので)のでそのまま組んでいましたが、これを実際カプラーを指で動かしてみると結構上に上がるので荷重のかかり具合でカプラーが上に上がって開放するのでは?と思いました。
 


 また、機関車もメーカーのKATOで蒸機の前部に取り付けるのにお薦め…と書いていたカト-ナックル センタリングバネ付きと後部に取り付けたマグネティックナックルカプラーとの相性が悪い感じがしました。高さの問題ではなく、ナックル同士がしっかり連結しない・一見していても外れ止めみたいな曲がりが無い為に横方向の力が掛かった場合外れ易い様な気がしました。
 


 後は当然の事ながら2軸貨車も4・50輌となるとかなり重くて例えば先頭はカ-ブを走って走行抵抗が加わる一方、後部は直線区間故に慣性が付いてカプラーが外れ易い方向に力が加わったのではないか?とも考えられます。

 それとレイアウトの土台&線路関連も微妙に影響していたのかな?と思いました。
 レイアウトの土台に関して、旭ヶ丘線では店長さんの本職が設計士という事もあるからか、土台は常識的な気温湿度の変化では歪んだりしない様にしっかり作ってあるとお聞きした事があります。一方、やまばとさんでは製作時に気温の変化で接続部にズレが起きて作り直しした旨You Tubeに出ていたと記憶しています。そういう事から気温や湿度変化から来る微妙な線路への影響が只でさえいい加減なカプラー取り付けの我が貨物列車の問題にも微妙に作用したのかも?と思いました(思っただけで実際のところは分かりません)。


 勘違いされないように一言言っておきますが、やまばとさんのレイアウトの作りが悪いという事ではありません、開放が起きるのは自分の貨物列車だけで他の方々が走らせているぶんには全く起きませんでしたから。あくまでも自分の雑なカプラー組み込みが一番の原因です。そんな貨車の連結に対して路面・線路に充分な対策・余裕を持たせている旭ヶ丘線では余り欠点を顔出さなかったけれど、やまばとさんでは顔出したのではないか?という素人の想像です、そもそもどちらのレンタルレイアウトさんも製作時に実物準拠の列車を走らせる事を考えていただろうとはいえ、想定は精々16輌位の旅客列車や20輌位のコンテナ貨物列車位で、4・50輌も連結した昔の貨物列車を走らせる事はさすがに想定外だったでしょうし。

 因みに線路は旭ヶ丘線はピコ&KATOユニトラック、やまばとさんはTOMIXで曲線半径が最小な所はやまばとさんの方が小さい所がありますが、これは関係しているのかな?多分あまり無いかと思いました。せいぜい曲線がキツい方が力の掛かり方の変化が大きそう、って位です。

 これらの事から自分にとれる対策としてはKATOの貨車にはカプラーにスプリング組み込みと各社の貨車の高さ調整、蒸機に対してはZのマグネティックカプラー導入位でしょうか?これらを行う事(のんびりやっていきますが)により走行が改善される事を願います。また他に良い対策方法がありましたらお教えいただけますと幸いです。

一押しいただけますと幸いです。
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