mint condition主義者 | 適当気儘に鉄道模型

適当気儘に鉄道模型

主に趣味の鉄道模型に関して入手した際の勝手気儘な感想や模型加工・レイアウト製作は下手で悪戦苦闘しながらもやはり適当気儘に楽しみ同じ趣味を持つ人々に勇気と自信を与えたり、そんなまさに「テキトー」なブログです


    洋楽&ギターが好きな方なら有名(だと思います)な話ですけれど興味の無い方は知らないと思いますので説明しますが、イギリス人のギタープレイヤー、エリック クラプトンの若き頃、Cream時代の名演奏として超有名な曲にライブ演奏での曲「Crossroads」があります。
    You Tubeでも様々な方々がこのギタープレイをアップしています。
     (多分)アップしているアマチュアの方々以外にもプロでやっている方々、例えばエディ ヴァン ヘイレンやCharがこのプレイをレコードから1音1音聞き取って演奏を真似したと言っています。

   しかしながらエリック クラプトンという人は基本即興でギタープレイをする人で全く同じ演奏をするという事が有りません。
    上の映像は解散から何十年も経ってからの演奏ですがCream時代でも
    別のライブ演奏ではギタープレイが違います。後のインタビューでクラプトンはCrossroadsのギターソロをレコードの回転を半分にして1音1音拾って同じ様に演奏出来る様になったという話に「その情熱には言葉を失うよ」と驚いていました。


    鉄道模型と全く関係ない話から始まりましたがいつもの鉄道模型の話に戻ります。
    鉄道模型の中古品は当たり前過ぎる事ですがほぼ前ユーザーが居ます(店の廃業流れ品なんてのも有ったりはしますが)。なので多少簡単な手が加えられている物が結構有ります、室内灯追加だったりカプラー交換だったり。個人的には「ラッキー」と思う事なんですが、それを嫌う、というより毛嫌いする人というのが居て、またその方々がその様な製品を入手した場合、元々付いていたパーツは残っていない事が多く、元の状態に戻すのに苦労している事に驚かされました。特にマイクロエース製品だと修理の為のASSYパーツが販売されない為、普通なら見向きもされないであろうアーノルドカプラーや小パーツ、果てはケースに結構な金額を出してまで入手に奔走していたりする事が自分の趣味の方向性とは全く違っていて同じ趣味でも人それぞれと違うのは分かっているとはいえ理解し難いものがあります。そりゃ模型たるもの外観は重要視されますよ、自分も改造ベースならいざ知らず走らせて楽しみたい車輌に傷が付いていたならガッカリする事は間違いないです。が、あくまで車輌全体の姿に対してであって後付けパーツが取り付けられているのは綺麗に取り付けられているなら問題無いと個人的には思うのですが、使用されている事自体が嫌だとか説明書等が無いとかケースに傷が有るとかも問題視するとか、果ては紙製のケースの外箱に傷が有る事さえ問題だとか、これら車輌を走らせ眺めて楽しむ事と全く関係ない事柄に対し「これが何より大切な事」の如く重要視して凄まじい情熱を捧げるという事に自分は理解を示す事が出来ずただ言葉を失ってしまう程です。趣味ですから人それぞれ方向性があるのは認識していますけれど何故そこまで新製品として販売された状態に拘るのか?人によってはその状態にした結果、中古模型店での品物のランク付けでのAランクになったと書いたりしていますから後々売却する事を視野に入れているという事なのでしょうか?だとすると車輌に対する拘りより売るが為・後々の為の拘りが遥かに勝っているとしか思えません。それで鉄道模型が趣味だと公言出来るのか?個人的には甚だ納得いかないものがあります。明らかにあちこち破損した物と購入したばかりの様な物とを比較するなら誰しもが後者を選ぶでしょうが説明書の有無とかスリーブの程度とか普通の鉄道模型を趣味とする人々はそんな事でこっちが素晴らしいとか判断して楽しむ様な事は無いと思います。こういった人はMint Condition主義者と呼ぶべきなんでしょうね?先に書いた様に趣味の事なので人様々自由ではありますが個人的には全く感心出来ないものです。先のクラプトンのギターに対してクラプトンの場合、演奏というものはその時々の彼の心を表現するものなので単に常に同じ演奏を弾けるようになるためにそこまでする事は音楽の在り方が違うのでクラプトン的には理解し難いと思ってしまう事は理解出来る一方、楽器を演奏する者として素晴らしい演奏を自分も奏でてみたいとする思いもまた理解出来、その為の情熱も理解出来るものですがMint Condition主義者の情熱はどうも「好き」から来ている様ではないようなので何故そういう事に情熱を注げるのか全く理解出来なく、理解出来ない点においてクラプトンと同じ感情を抱かずにはいられません。

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