世間的にはゴールデンウィークに入ろうとしている、また入った方もいるのではないだろうかという時。
2~3時間置きのミルク作りと、付随したグズりで寝たか寝ないかわからないような毎日を過ごしてましたが、
それでも妻が自分の体調とストレス緩和に気を遣ってくれて、
「ハマチ釣りに行きたいな」
というと、二つ返事で、
「行ってきていいよ、いっぱい釣ってきてね」
YEAHHHHH!
普段寝不足気味で、布団に入ると気づかぬうちに夢の中に入っているのに、釣れるシミュレーションが頭の中で渦巻いてしまって、バッチバチに目が覚めて結局一睡も出来ずに午前二時半には出発。
友達も誘って、とある漁港まで50分の道程を車で行ってきました。
大良漁港
この漁港に来たかったがために移住を決めた、という場所。
投げると水深40mという「どこまでも糸が出て行くぞ!全然沈み切らん」ってのを経験してみたかったし、船からしか釣れないと思っていたアマダイがこのへんだと陸から釣れると聞いて、居ても立っても居られなくなって来ました。
我ながら実際にここに来てみて、色んな人を巻き込んで叶えたワガママな親父の夢がコレか、と変な感慨に浸っていたものの、
いざ釣り始めるとオサカナの事しか頭になくなって、友達と二人でまだ暗い時間帯のアジの入れ食いを楽しむ。
今回はアジを生き餌に使いたかったので小さいアジが欲しかったのですが、どれも20cmオーバーの食べごろサイズ。
仕方がないので、その中から小さめ(といっても20cmくらいはある)を生き餌として、使うことにしました。
夜が明けると全くアジが釣れなくなったので、ウキ釣りと、オモリを付けて沈めるほう、2つの竿で生き餌釣りをしました。
同時進行でメタルジグも投げてみました。
恒例の美味しい奴です。
エソって大きい奴ほど果敢に共食いしてくる気がします。
50cm前後のサイズが時合に入ったらバンバン釣れましたが、それも終了すると、本当にベラしかいない海に早変わり。
足元でカワハギを釣っていた友達が、竿を満月のようにしならせているので、なんか大きいものでも掛かったか?
と思って見に行くと、ボラ。
「それも大事な食糧だから絶対逃がすなよ!」
と友達プレッシャーをかけながらやりとりさせていると、
ドラグをジージー鳴らせながらずっと戦っている光景を見た人が群がってくる。
釣り人「何が掛かったんですか?」
自分「ボラですね」
釣り人「ああ… で、でもめっちゃ大きいですね」
俺「…魚種伝えただけでこの反応になるのはわかってたけどさ」
友達「ボラのせいで辱め受けたわ、あとはお前がファイトしてくれ」
そういって竿をバトンタッチされ、引きを楽しみながら海面まで上げてタモで掬う。
釣った直後の写真が撮れていませんでした。
まな板に上げるとこんな感じ。
綺麗なボラで推定60cm。
血抜きしてる写真ならあった。
結構たくさん血が出てきました。
世間的な評価って、あまりアテにならないですよね。
誰かがこう言ったから、というのが広がって、それが大衆の感覚になる。
多様性の時代じゃなかったんか?
うちの妻は、「アカエイがあれば肉なんか買わんでもいい、あれが一番美味い」と言ってるぞ。
そこからは友達がたまにカワハギを釣ってる程度で、生き餌のほうには全くアタリが無し。
何人かいた釣り人も皆帰ってしまいました。
あまりにも何もないため眠くなって漁港の斜めになっているところに体を預けると、そのままスッと眠りの中へ…
…落ちたはいいものの、27度を超す激熱で汗ばんで目を覚ますと、自分の横にあった竿が
ポーン!
と宙に舞っていくのが見えた。
一瞬何が起こったかわからなくなりましたが、何かが掛かって沖へ竿が飛ばされたんだろうな、と…
すぐに体を起こして、沖へ消えてゆく竿に別の竿で針を引っ掛け、魚が釣れている竿を竿で釣る状態。
うまく回収出来たので、そのまま巻いてきてネットイン。
でっかいブリ!
これで何とか目標は達成できました。
11時過ぎという日中にアタリが出ることもあるんですね。
それはそうと、きちんとドラグを緩めておきましょう。
こんなデカイの掛からないだろうと思って油断してると、こういうことになります。
実は過去にも同じ事やらかしてます。この時は竿が沖へと消えました↓
7/22~23日 青森~三厩 メバリングからの投げ釣り 課題の多いショッキングな釣行 | 年中釣り日和(まだ見ぬ魚種を求めて) (ameblo.jp)
サビキをつけて足元に置いておいた竿を、ボラに引きずり込まれたこともあります。↓
かなり久しぶりに更新 | 年中釣り日和(まだ見ぬ魚種を求めて) (ameblo.jp)
次は4度目の正直です。
今度はロープをつけるなり、ドラグを緩めるなりして、油断をしない!学ぶ人間になる!
ブリしゃぶにしたり、炙ったり、ブリ大根にしたりしたけど、美味かった。
おわり