自分は、たとえ生活保護になっても釣りさえ出来れば幸せという考え方です。

 

その根本となったのは、青森に住んでいた時に、知り合いに生活保護の人が半数以上いたからです。

 

前の嫁さんが生活保護、前の前の嫁さんが生活保護、前の前の嫁さんのお母さんが生活保護、友達Aが生活保護、友達Bが生活保護、友達Iの友達が生活保護。

 

自分の小さい人間関係の半径の中では、生活保護を受給している人間が、大阪の西成かよってくらい多かったのです。

 

ちなみに青森県は2023年の生活保護受給者数が、人口1000人あたり22人で全国3位の多さです。

 

しかも半数以上が不正受給と思われます。

 

他人のことなので、これ以上は言いませんが、ここから学ぶことって、

 

 

 

多少失敗して、お金がなくなったとしても、生活保護という受け皿があるから、日本に住んでる以上、人生イージーモードじゃないか?

 

そう思うようになりました。

 

 

 

そうなると、資産を増やすチャレンジも簡単に出来るようになります。

 

 

 

 

 

「それと同時に、自分って釣りさえ出来てれば幸せを感じるクチだし、生活保護でも釣りって出来るじゃん。」

 

「むしろ暇な時間がいっぱい出来る生活保護のほうが、下手したら釣りする時間増えるんじゃないか?」

 

 

 

 

そう思ったのです。

 

 

 

そこで、生活保護になった後に出来る釣りのメリット、デメリットを考えてみました。

 

 

 

 

 

 

 

メリット

 

 

・時間が増える

 

昨今、様々な働き方がありますが、基本的には週休2日で働いている人たちが、まだまだ多いと思います。

 

それに対して、生活保護にさえなってしまえば、週休7日です。

 

それこそ7日間釣りに費やすことだって出来るので、近場で毎日釣りしてたいって人には持ってこいのジョブだと思います。

 

ちなみに生活保護を継続する手段は簡単です。

 

生活保護のケースワーカーが訪ねてきたタイミングで、「まだ体が悪くて働けない」と言う。

 

もしくは精神科に行っていくらか払えば診断書を書いてもらえるので、病んだフリをずっとしてれば、一生、生活保護のままでいられます。

 

これを自分には必要なことと捉えるか、

 

プライドがある、もしくは充実した人生が先に見えているから社会復帰を目指すか、そこは人によると思います。

 

 

 

 

 

 

・釣った魚が食べられるので食費がかからない

 

 

 

これは、読んで字のごとくなので説明するまでもないですが、

 

正直、ベラとかカサゴとかネンブツダイとか、そのへんに糸を垂らせば1秒で釣れてくる魚ですら、食べたら美味しいです。

そこに気づければ、わざわざスーパーに行ってタンパク質を調達しなくても良いわけです。

 

水辺は無限のタンパク源です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デメリット

 

 

・車が使えない

 

生活保護の受給者は自動車を所有することが出来ません。

 

遠征するとなると、専ら徒歩・自転車・バスなどの方法になります。

 

あとヒッチハイクもありますが、そこまで行動力がある人ならきっと生活保護にはならないと思います。

 

ただ、レンタカーを借りることは一応出来ます。

生保のケースワーカーに尋ねると、「自動車を運転してはいけません」と言われますが、レンタカーを借りたことをわざわざケースワーカーに話さなければ、特に向こうが知る術はありません。

 

また、自分の周りの生活保護受給者は、例に漏れず車を持っています。

その多くが、隠れて所有している、兄弟の家に置かせてもらっている、などのケースになります。

 

こういった方法を使用して、車で遠征して釣りを楽しむ方法もありますが、個人的には推奨もしませんし、やりたいと思いません。

 

もし生活保護になったとして遠征を楽しみたいのであれば、そこに行くまでの道程をゆっくりと徒歩や自転車で楽しみながら進み、現地に着いてもキャンプをしたり、正攻法で行くと思います。

 

 

 

 

 

・使えるお金に限りがある

 

 

生活保護になると家賃補助というものがありますが、それを除いた金額が、生活扶助として支給されます。

 

その金額は2023年現在だと、市区町村によりますが、おおよそ65000円から75000円くらいだと思います。

 

その中から、水道光熱費と食費を差し引いた金額が、ざっくりと余剰金となるわけです。

 

自分は一人暮らしだとしたら、食費は月5000円程度で済みますし、水道代3000円、電気代5000円、ガス代5000円、携帯代3000円で済ませることが出来ます。

 

そうなると月の固定費が約21000円なので、65000円だったとしても、44000円の余剰金が出来るわけです。

 

これを、「なかなか金が余るな生活保護」と考えるか、「意外と金が使えないな」と考えるかは、その人の釣りのスタイルによるとは思いますが、自分は前者のほうでした。

 

磯でクロダイやメジナを釣る人でしたら、コマセだけで4000円、渡船代で8000円。

 

船釣りをする人なら、船代で8000円、仕掛け代で5000円。

 

ショアでルアーフィッシングを嗜む人なら、国産のルアー1個1500円。

1日に2~3個ロストすると考えた時に3000円~4500円。

 

自分の釣りにかかる金額は、人それぞれだと思いますが、その金額をいかようにも出来るのが釣りだと思います。

 

ちなみに自分の場合は、竿は最初から持ってるもので大丈夫。ラインも5年に1度とか、10年に1度くらいしか交換しない。

88円で買ったサビキと、10等分にノコギリで切り分けた800円のオキアミのブロックが1塊(80円分)あれば、1日釣りを楽しむことが出来るので、2~3回のロストを考えても、1日の釣りは500円未満で済ませることが出来ます。

 

そう考えると、自分って、生活保護になったとしても、毎日釣りしてるだけでメチャメチャ楽しい人生送れるじゃん。

 

そう思っちゃうわけです。

 

 

 

 

 

でも、これはあくまでも最終手段です。

 

自分も進んで生活保護になろうと思っているわけではありません。

 

自分は働くのが好きです。

 

働くのが好きすぎて最近は釣りにあまり行けていないのが悩みですし、それでも、そんな人生が楽しいと思っています。

 

しかし、人間はいつどこで働けなくなるかわかりません。

 

急に車に撥ねられて車椅子になった。がん、白血病、脳梗塞、その他諸々の予期せぬ病気で働けなくなった。

 

そんな未来を想定すると、「まぁ最終的には生活保護になるしかないよね」

 

ってところに落ち着きます。

 

そこまで重篤な病になったりすると、もはや釣りどころではなくなりますが。

 

 

 

 

こういうマインドを持っていると、日常生活のレベルを無駄に上げず、最底辺の生活を心がけることで、いつどうなった時でも、

 

「自分堕ちるところまで一気に堕ちたな、これからどうしたらいいんだ」

 

という絶望ではなく、

 

「まぁ人生誰に何が起こるかわからないし、こういうこともあるよね」

 

という、自然の流れに身を任せることが出来ます。

 

 

 

釣りが出来るという、とても幸せな現状も、いつどこで無くなるかわからないと思えば、感謝しなくてはいけませんね。

 

外道で釣れてくるエソにも感謝したほうがいいですよ。

 

あいつら美味いし。