先日の稽古では、キョルギ(組手)で最も重要な「防御」と「カウンター」の連携を徹底的に掘り下げました。特に、「距離」と「タイミング」に応じたカウンターの使い分けがテーマです。
1. 防御後のカウンター(近距離戦)
相手が間合いを詰めてきて、防御するしかない状況。この時、ただ受けるだけでなく、すぐに反撃に転じることが重要です。
ポイント:
相手の攻撃をブロックした直後がカウンターのチャンスです。相手の攻撃が止まる一瞬、またはバランスが不安定になった瞬間に、最短で攻撃を返します。
この時、距離が近いため、パンチ(チュモク) や近距離での回し蹴り(ドルリョチャギ)、または短い突き蹴り(アプチャギ) が効果的です。
2. 捌き後のカウンター(中・遠距離戦)
相手の攻撃をステップや体の動きで捌き、間合いを空けた時。これは、相手のバランスを崩し、より強力なカウンターを仕掛ける絶好の機会です。
ポイント:
相手の攻撃を捌き、体勢が崩れた瞬間に、素早く踏み込んで攻撃を仕掛けます。
この時、間合いができた分、強力な回し蹴り(ドルリョチャギ) や後ろ蹴り(ティチャギ)、カギチャギ(フックキック) など、大技も有効になります。
3. キョルギでの実践
稽古の最後には、これらの技術をキョルギで試しました。
ただ闇雲に攻撃するのではなく、相手の攻撃に対して、「防御後の近距離カウンター」 と 「捌き後の遠距離カウンター」 を意識的に使い分けることで、より効率的にポイントを奪うことができました。
防御は攻撃の第一歩。
今回の稽古で学んだことを忘れず、さらに磨きをかけていきましょう!