妄想国家 -3ページ目

ラブストーリーは突然に…5

だが、現実は思い描いた通りにいかなかった。
当日、早起きした私は自分の体の異常に気付く。気ダルい、声が出ない、目が回る…
体温計を見て驚いた。私はこんな大切な日に限って40℃もの高熱を出してしまったのだ。
子供の頃からよく風邪をひく子だった。
だが、子供の頃は学校が休める、大人になっても思わぬ休暇が出来た位にしか考えていなかった。
生まれて初めて自分の不摂生を後悔した…(>_<)

とりあえず、朝一番に病院へ行き、点滴をしてもらい解熱剤を貰った。診断は風邪。最悪だ。

どうしても会いたかったけど……忙しい彼に移す訳にはいかない……


私は泣いた。




それから、雄輔に断りのメールを入れた。本当は電話で話したかったが彼は今頃空の上。ただ、少しでも早く連絡する事で、空いてしまった彼の時間が有意義なものになるのでは無いかと信じた。
彼からのメールを読み返しながら何度もごめんねと呟いた。


読みながら私は熱で意識が朦朧としていた事もあり、子供のように声をあげて泣きじゃくった。
そして、そのまま泣き疲れて寝てしまった。




夕方、携帯の着信音で目が覚めた。



雄輔からだ…
続く。

ラブストーリーは突然に…4

彼がまた仕事で私の住む街に来る事になった。

連絡をほぼ毎日取っていたといっても、実際会うのは一年ぶりだった。私は心底、緊張した。

でも、本当に嬉しかった。

雄輔は忙しい。

3日しか滞在しない上に、会えるのは初日の夜だけしかないと言っていた。

私は思いを伝えようと決意した。彼は忙しい。次なんていつになるか判らない。またすぐに会えるかも知れない。でも、爆発的に売れでもしたら、もしかしたらもう二度と…
本当にに玉砕覚悟。でも後悔だけはしたくない。

雄輔と会える2日前、ネイルに行った。前日、美容室へも行き、車の中で流すCDも買った。

そして、その日はやって来た。

続く。

ラブストーリーは突然に…3

始めはお互いの音の趣味だとか、仕事の話とか、何気無いメールから。

それからだんだんと親しくなり、メールの回数も増え、電話をする様になった。彼の話は面白く、私にはとても刺激的だった。

彼は横浜、私は地元。遠く離れていても、距離を感じさせない彼に


私は


少しづつ心を奪われていった…


そんな頃、二人を近づける出来事が起こる。
続く