昨日ですが、小林伸二監督が契約解除となりました。契約をあと1年残していただけに実質的な解任と言えるでしょう。(以降解任と表現致します)
クラブとしては方針がぶれていることやけが人が続出したことが解任の主な根拠のようです。
小林監督としては来年も継続するつもりであっただけに志半ばでの解任・退団となりました。
この決定は正直仕方ないのかなとは思えます。最終戦こそ火事場のなんとやらで勝利しましたが、終盤戦の戦いは迷走の末の泥沼状態というべきものであり小林体制の限界を感じました。
とはいえ、2016年当初のどうしようもない状態から立て直したその手腕と功績は評価されるべきものだと思います。
今年の目標は9位でしたが、今思うと高すぎる目標だったのかもしれません。
シーズン中盤勝っても負けても13位だった時、これを不満に思う論調が強かったように感じました。J2の2位で昇格したにも関わらず実際の実力よりも自己評価が高すぎたのではないかと。
最終順位の14位というのも及第点だと思います。
ただ降格した甲府とは勝ち点2差、得失点差では下回っており実質0.5ゲーム差と言えることを考えると続投というのも難しかったでしょう。
2014年、ギリギリで残留したシーズンにOB監督であった大榎氏を続投させ翌年降格したという前例もありここで監督交代の舵を切ったというのは一理あると言えるでしょう。
後任は外国人監督が複数人報道されています。
近年の育成型クラブ志向の流れを考慮すると、恐らく若手を育成しつつ勝利を目指す今年のコンセプトを継承することとなるでしょう。
契約更改もありますし選手獲得の面でも早期の監督決定はマストだと思います。
短期的な目標と長期的な目標を現実的に見据え、指導力のある監督が就任することを願います。