さて、残留という最低限の目標はようやくクリアしたものの絶賛守備崩壊してしまった今年のエスパルス。
CBを固定できなかったことがこの状態をもたらした大きな要因となったことは否めない。
ということで超個人的な意見でのレビューを始めます。異論反論多々おありと思いますが、生暖かい目で見てくださいm(_ _)m
No.3 犬飼 評価:B
J1でも通用するレベルまで成長してきている。
昨年怪我で離脱した後復帰してきてから明らかに足元も上手くなり状況判断も格段に向上したように思われる。
気になるのは怪我の多さ(今年は皆に言えることだが・・・)。2年連続で長期離脱を経験。
来年は不動の柱としてフルタイム出場を目指してもらいたい。
No.26 二見 評価:C
元々SBで本職でないということを考え、出場試合数も加味してC評価とした。
今年のチームの低空飛行の一因は彼をCB起用しなければならない状況になってしまったことが問題である。
本職でないながらも懸命にプレーしており彼の甲府戦での得点で奪った勝ち点3が残留直結しているので叩く気は更々ない。
左SBは松原がブレークしておりポジション争いは遅れを取った格好だと思うがCBでの経験を活かして是非SBを主戦場として戦って欲しいと思う。餅は餅屋である。
No.4 カヌ 評価:D
タイリーグより加入し、ハイボールの強さには一定のものがあったがJリーグに順応したとは言い難く出場試合数はカップ戦含め13試合に留まった。
個人的には今年のユニフォームは4番で作っており(申し込み時にはまだ加入していなかったためオリジナルネームだが)、カヌには三保でユニフォームにサインを貰うとき大層喜んでくれたことを思うともっと活躍を見たかったのだが・・・。
(元々1年契約のようで契約満了にて退団濃厚という報道あり)
No.45 角田 評価:D
開幕スタメンから始まりシーズン当初は好調だったのだが、あの鹿島戦での一件以来悪い意味で落ち着いてしまった。
明らかに自信というかオーラというものが薄れてしまいプレーが消極的になってしまっており、出場機会も減っていった。
だが久しぶりのスタメンとなった運命の最終戦で見せたプレーは良い意味で落ち着いているベテランのものであり来年もこのクオリティを常時発揮できるならCBのレギュラー筆頭候補となるだろう。
No.44 フレイレ 評価:E
鳴り物入りで加入も最後までチーム戦術というか監督のやり方に順応できなかった印象。
これだけの能力(それと年俸)の選手が試合終盤のクローザー役だけでは勿体無い。野球ならサファテ級の抑えなのだが(汗)
夏の移籍も考えられたがボランチ陣の怪我人が相次いだためそれがなしになったのは良かったのか悪かったのか・・・。
来年の契約が残っているかは不明だが、ブラジルからのオファーもあるようであり去就は不透明。小林監督留任であるならば来年も同じようなシーズンになる可能性が高いのではないかと思われる。であるならば・・・。
総評)
平均以上の評価ができるCBが犬飼のみであったことからも補強ポイントはCBだろう。
そもそも中盤戦以降、本職でないCBを軸に据えてJ1を戦わざるを得ないという時点で編成面で大失敗しておりその点は非常に問題があるし強化部の真意を説明して欲しいものである。
跳ね返すストッパー型の犬飼に対して、対人にも意外に強く左足を使えて小回りも効く二見を組み合わせるというのはバランス感覚としては間違っていないとは思うのだが如何せん不安定である。
監督がどうなるかわからない(12/4現在)のでなんとも言い難いが、犬飼+新戦力が基本線となるだろう。そこに角田が争うことになると思われる。正直、今年のように補強失敗してしまうと今度こそ降格の危険性Maxとなると思われるため今オフは全身全霊を懸けてCB補強に臨んでいただきたい。
超個人的な意見と願望だが、キャラ戻ってこないかなあ・・・。