こんにちは!

生徒の中には、間違えたら恥ずかしいと言って

なかなか自分から発話しない方がいます。

クラスだとほかの学生がいるから余計に委縮してしまいますよね。

 

今は1対1のスカイプレッスンで、誰が聞いているわけでもないのに、

こういう方は結構多いのです。

 

最近ではある方法を編み出しました。

「いやー、間違えてくれないと困るんですよねー、

お金もらってるのに、することなくって。

これじゃあクビになっちゃいます。

仕事させてくださいよ。お願いしますよ。」

というようなことを、なかば真顔で言うのです。

 

生徒は一瞬戸惑い、私はにっこりと笑います。

たいてい生徒も笑い出し、なにやら納得するのか?

その後リラックスして話してくれるようになります。

 

ちなみに話し出した後で教師がすぐにダメ出ししたら

意味がありませんよ。

また話してくれなくなります。

自由に話してもらって、メモを取っておき、

レッスン後に修正ファイルを作って練習問題をつけて送るとか

いろいろ工夫します。

徐々にその場で訂正しても平気な関係性を築いていきます。

 

無口な生徒にお困りの先生は、

ぜひ試してみてくださいね(^_-)-☆

 

こんにちは!

 

今日はこちらの書籍をご紹介します。

 

 

最近よく勉強会などで聞く 魔法の言葉「アクティブラーニング」

ですが、よくわかっていなかったので読んでみました。

図解なので読みやすく、簡潔でわかりやすかったです。

 

アクティブラーニングを簡単にいうと

授業のスタイルが学生の能動的学習であるというものです。

文部科学省が2020年からの初等中等教育の学習指導要領に

取り入れる予定になっています。

これらの本には授業の何をどうやって変えるのかということが

書かれています。

教師の説明を減らし、生徒同士が話し合う時間を作り、

最後に振り返りの時間を設けるなど、従来とはかなり違う手法を取ります。

 

最初から100%を目指すのではなく、

無理のない範囲で少しずつ変えていくことから始める

という姿勢がいいなあと思いました。

トライアルも中断もありってハードルが下がりますよね。

 

子どものレッスンにはもちろん、日本語学校でも大学でも使える方法がたくさん紹介されていました。もう取り入れている学校もあるかもしれませんね。

 

学校の授業をすぐに変更するのは難しいと思われますが、

少なくとも内容を知っておいて損はないと思います。一読の価値ありですよ。

 

今日は書籍のご紹介でした。

 

 

 

こんにちは!

 

先日参加した勉強会では

「歌をどのように授業に取り入れたらいいか」

について話し合いました。

 

さて、スカイプレッスンでも歌を使うことができるでしょうか。

 

音声とビデオがあるのにできないわけがないですよね。

 

「歌詞の意味が分からないから教えて」という依頼もあります。

 

解説に苦戦したのが、デュエット曲「居酒屋」の中にある

 

「野暮」ですね(>_<)

 

「意味はどうでもいいから、発音だけ直して」と言って

 

気持ちよく歌い始める生徒もいます。

 

特殊音が短くなったり、「つ」が違う音になったりするので

 

そこだけ直すこともしばしば。

 

後日カラオケで歌った動画を送ってくれました。

 

子どものレッスンでは、「妖怪ウォッチ」で踊りだしたことも。

 

お互いにオススメの曲を紹介しあって、

 

感想を話したりするのも楽しいです。

 

習った文型がどう使われているかを示すこともできますし、

 

歌が好きな生徒なら、レッスンに歌を取り入れるのは

 

記憶に残りやすく効果的だと思いますよ。

 

 

 

みなさん、こんにちは。
今日はこの本を読んで思い出した、ある日本語学校のエピソードを書いてみます。
 
15年ほど前のことです。
当時は未経験者を雇ってくれる学校はほとんどありませんでした。
未経験者を受け入れてくれるところは今ならブラックの一言で伝わるような学校ばかりでした。
私はプライベートレッスンしかしていなかったのでクラス授業の経験を積むためにその学校に非常勤として入りました。
 
そこに、私より2か月だけ早く入った若いA先生がいました。
養成講座を出たばかりの新人なのに、
いきなり中級の学級崩壊クラスの担任でした。
 
私が担当したクラスは初級で意欲のあるクラスだったこともあり、
学生の協力のもと授業は成立していました。
誰も何も教えてくれない不満を抱きながらも
早朝に家を出て夕方まで学校にいました。
自分のことだけで手いっぱいでした。
 
A先生は見かけるたびに元気がなくなり、
そのうち授業に遅刻するようになりました。
休み時間に「養成講座では授業が成立しないことがあるなんて教わらなかった」とぽつりとつぶやいていました。
結局数か月後に学校に来られなくなってしまいました。
 
私は半年後、もう少し条件のいい学校に移りました。
私には自分で選ぶ力がまだ残っていましたが、
A先生にはそういう気力も残っていませんでした。

日本語教師はまじめな方が多いです。
辛くても苦しくても不満を口にしない方が多いです。
A先生も学校に何も言わずにいなくなりました。
他の学校でもA先生と同じようにいなくなる先生達を見てきました。
 
やりがいという言葉で搾取されないように
自分で自分を守ることができるように
どうか一人で抱え込まないでください。
 
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こんにちは!

 

今日はオススメの無料の日本語練習サイトをご紹介いたします。

J.TESTさんの「毎月の練習」です。

サイトはこちらから。

 

これ、何が素晴らしいかというと、無料なのはもちろん、

語彙が2レベル、リンクから飛べる聴解もあって、

読解に至っては毎月更新の最新トピックなんですよ。

しかも読解も2レベル。

 

私はよくこれを宿題にします。

語彙と聴解は正解とスクリプトがついているので

生徒が自分で答え合わせができるのも便利です。

読解は答えがないので、レッスン中に答えを確認します。

さらにトピックに関する会話をしてもらうようにしています。

 

教科書の読解ではレベルが合わなかったり、

内容が今一つと思われる方、ぜひ使ってみてください。

J.TEST事務局の皆様、いつもありがとうございます。