
竹内まりや
島根県簸川郡出身のシンガーソングライター。
竹内まりや - 人生の扉 from souvenir 2014'<2007年>
※ 2007年発売の彼女にとって10枚目のスタジオアルバム 『Denim』 に収録されている楽曲で、
52歳の誕生日を迎えてこの曲を作った彼女は、老いることをデニムの退色に擬えて、
年を重ねればデニムの風合いが増すように、人は幾つになってもその先に輝く何かが必ずあると主張し、
聴く人のみならず人生半ばを過ぎた自分自身にも言い聞かせている作品となっています。
映像は、2014年に33年振りの全国ツアーが行われた時の模様。
作詞 / 作曲 : 竹内まりや
春がまた来るたび ひとつ年を重ね
目に映る景色も 少しずつ変わるよ
陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く
気がつけば五十路を 越えた私がいる
信じられない速さで 時は過ぎ去ると知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと心が言ったよ
I say it's fun to be 20
You say it's great to be 30
And they say it's lovely to be 40
But I feel it's nice to be 50
(20歳になった時は全てが楽しかったわね
あなたは 「素晴らしいのは30歳よ」 と言うし、
みんなは 「自分を愛おしく思えるのは40歳よ」 と言うけど、
でも、50歳も悪くはないわよ)
満開の桜や 色づく山の紅葉を
この先いったい何度 見ることになるだろう
ひとつひとつ 人生の扉を開けては感じるその重さ
ひとりひとり 愛する人たちのために生きてゆきたいよ
I say it's fine to be 60
You say it's alright to be 70
And they say it's still good to be 80
But I'll maybe live over 90
( 「元気な60歳になりたいわ」 と言ったら、
あなたは 「70歳になっても大丈夫よ」 っていうし、
みんなは 「80歳になったってまだまだ楽しいわよ」と言うけど、
でも私は90歳を過ぎても生きてくつもりなのよ)
君のデニムの青が 褪せてゆくほど味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが誰にでもあるさ
I say it's sad to get weak
You say it's hard to get older
And they say that life has no meaning
But I still believe it's worth living
(歳を重ねて弱っていくのは悲しいことだって言えるのかもね
あなたも 「老いていくのは辛いことよね」 って言うし、
みんなも 「人生には何の意味も無いのよ」 って言うけど、
それでも私は 「生きることは価値があること」 だって信じているの)