
手帳を開くたびにふと思うこと、ありませんか?
「SNSで見る手帳って、どうしてあんなにキラキラしてるの?」
「私の手帳、なんだか地味かも…」
そんな風に感じて、落ち込んだ経験がある方は意外と多いんです。
私自身、何度かそういう気持ちになったことがあります。
きれいにデコレーションされたページを見ては、「私の手帳って、これでいいのかな?」と不安になったことも。でも、よく考えてみると、手帳って本来は“自分のために書くもの”なんですよね。
◆ 手帳に書いてあることは、とてもプライベート
手帳には予定や目標、悩みや感情など、誰にも見せたくない「自分の本音」が詰まっています。
それをSNSに堂々と載せている人を見ると、正直ちょっと驚くことも…。
「これ、全裸で街を歩いてるような感覚じゃない!?」って(笑)
もちろん、全員がそうではありませんが、現代は個人情報の取り扱いに敏感な時代。
そんな中で“オープンにできる勇気”ってすごいし、逆に“見せない選択”も同じくらい尊いと思うんです。
ちなみに、私が愛用しているのはCITTA手帳。
ユーザーの中には、ワクワクリストを公開したり、シールやマスキングテープで可愛くデコったりしている方もいます。
私はあまりそういった手帳の投稿を見ることがないので、やっている人は少ないのかな?とも思っていましたが、興味がないだけで、実は多いのかもしれませんね。

◆ なぜ“可愛い手帳”がほめられるの?
InstagramやTikTokなどでバズっている手帳投稿の多くは、デザインが凝っていたり、装飾が華やかだったりします。
手書きの文字にイラスト、マスキングテープ、ステッカー…。
それを見ると「すごい!」と思わず声が出そうになります。
でも、ふと立ち止まって考えてみませんか?
“手帳を書くだけでほめられる”って、どうしてなんでしょう?
それはきっと、「ほめられたい」「認められたい」という気持ちが根底にあるからだと思うんです。

◆ 認められたい気持ちは、誰にでもある
赤ちゃんの頃って、ご飯を食べたり、寝返りをうったりするだけで「すごいね!」「えらいね!」とたくさんほめられましたよね。
でも、大人になると「仕事に行って当たり前」「掃除して当たり前」。
誰も「えらいね!」なんて言ってくれません。
だから、SNSに手帳を投稿して「いいね!」がもらえたり、「素敵ですね」と言ってもらえたら、それだけで心が満たされたような気持ちになるんです。
それって、決して悪いことではないと思います。

◆ でも、本当にほめてほしいのは誰?
SNSで注目されることも嬉しいけれど、いちばんほめてあげてほしいのは、「自分自身」なんです。
・今日一日、よく頑張ったね
・予定通りに動けたの、すごい!
・ちょっと落ち込んだけど、それでも手帳を開けたの偉いよ
そんな風に、手帳に書くことで自分をねぎらってみてください。

◆ 手帳を“人に見せる”から“自分を満たす”時間へ
他人の目を気にしてデコレーションを始めたけれど、実は自分には合っていなかった…そんな風に感じたことはありませんか?
「周りがやっているから」ではなく、「私はどうしたい?」を自分に問いかけること。
それが、手帳時間をもっと豊かに、楽しくしてくれる第一歩です。
たとえば…
・仕事を頑張ったから、今日のご褒美にスイーツを買う
・肌の調子がいいから、明日もシートパックを続けてみよう
・週末の推し活に備えて、新しい服を選んでみよう
こんな風に、自分の“今の気分”を手帳に素直に書いて、自分を満たしていく。
そうすると、だんだん他人の目なんて気にならなくなってきます。

◆ 「私はどうしたい?」を忘れずに
手帳は、他人と比べるためのものではなく、自分と向き合うためのツールです。
誰かの“いいね!”よりも、まずは自分の心に“いいね”を押してあげてください。
シンプルな手帳でも、デコレーションされた手帳でも、どんなスタイルだってOK。
大切なのは、「あなたがどうしたいか」です。
今日の手帳タイムが、あなた自身を満たす幸せな時間になりますように。