東京パフォーマンスドール(TPD)の、 米光美保 さんと穴井夕子さんのデュエット・ライブです。
1990年代、最後のアイドルグループの代表的なメンバーらしく、とてもよくコントロールされた綺麗な歌声です。
バックのオーケストラ・サウンドは、シーケンサーで制御された100%シンセサイザーによるものですが、それがこの時代の雰囲気そのものを表していると思います。
私もコンピューターとトロンボーンを併せ使用して、音楽制作をしているのでわかることですが、コンピュータ制御のサウンドに合わせて生楽器を演奏するのは、一般的に、リアルの奏者で構成されたアンサンブルに比べると、音程感がかなり異なっていて難しいです。
それでも、この米光美保さんの歌唱は、たぶんよく訓練されているためか、透明感を漂わせながら実に美しく、デジタルサウンドと調和しています。
おそらく、デジタル世代のアイドルはすでに、もう過去には戻れないということでしょう。
ある意味、当時のテクノロジーの先端にいたお二人のパフォーマンスが、それを表しているように思います。
むしろ、これからはテクノロジーと融合しながら、人間が音楽を通して表現できることの可能性を、探らなくてはいけないと感じます。
現代とは、技術の進歩が進化する一方で、生身のリアルの演奏者にとっては、そういう意味でやはり厳しい時代ですね。
米光美保・穴井夕子(TPD) 「 秋色協奏曲 」
(2009-11-18 18:28:27)