◇ a rear atmosphere ◇ -7ページ目

初期の花

ここ1ヶ月色んな事が起こりました。



一番大きな出来事は、私のおばあちゃんが死んだことです。



それからしばらくして、私の夢におばあちゃんが出てきてくれました。
おばあちゃんは、私に『私が死んだら、私の物ぜんぶ優雨にあげる』と言っていました。
それを聞き終わった瞬間に目が覚め、ものすごい涙が溢れてきたのを覚えています。



あんなに夢で会いたいと願っていたおばあちゃんに、ようやく会えた喜びと


夢の中のぐったりした様子のおばあちゃんの姿が、私を現実に引き戻した悲しみで、私は胸がいっぱいになりました。



それから実家へ行くと、母が、おばあちゃんの大切にしていたキーホルダーを私に渡してくれました。
そのキーホルダーは、私が高校の時の修学旅行でお土産に買ってきた物と、おばあちゃんが好きなアニメ『アルプスの少女ハイジ』の子ヤギのユキちゃんのキーホルダーでした。


いずれも、私が買ってきてあげた物でした。
今は私が大事に持っています。



毎晩おばあちゃんを思い出しては泣いている私を、おばあちゃんはどぅ思って見ているのかな?



おばあちゃんが誕生日の日、皆でプレゼントを作り、夕飯を食べる直前に、おばあちゃんに渡した事が何度かありました。



その時おばあちゃんは、私たちから受け取ったプレゼントを、泣いて喜んでくれました。



あの時おばあちゃんは、どんな気持ちだったのだろう?



きっと、普通の人よりも特別な思いがあったと私は思うんだ。








おばあちゃん…ごめんね、



私おばあちゃんにたくさん心配かけてたと思うんだ…



私が家を出てから、具合が悪くなって…



私が家を離れたから…



心配かけてごめんね、おばあちゃん…



天国に84羽鶴持って行ってくれたかな?
たくさんの思い出に包まれているかな?



私はいつまでもおばあちゃんを忘れないよ。



いつも私の事を心配してくれてありがとうね。



私たちが小さい頃は、たくさん写真を撮ってくれてありがとう。



まだ前を向けていないけど、いつか必ず、ちゃんと前を向いて歩いていきます。



四十九日までに、また夢で会えたらいいな。



大好きなおばあちゃん、私のおばあちゃん。



ありがとうね…。

reila

求めすぎて壊れそう
心が燃える

涙が流れた
リズムが流れ込む

居場所が狭い
崩れる

熱風が吹き荒れる
夜風が襲う

悲しい詩
貴方が好きなメロディー

全てを愛したい
私の居ない空白さえも…




温もりが冷めた時
私には何が残るのだろう

今あるモノを大切にしたい


そう…


貴方の全てを



おやすみなさい

灯籠の光

珈琲の良い香りがする
ビルの群れが見える

空があくびをしてる
飛行機雲が空にイタズラ

でっかくて赤いクレーンに茶色い市役所
視界の端には寺の屋根

灯籠の道があるこの町が好き



猫はいるのかな?
まだ一匹も見ていない

太鼓の稽古
ホテルの明かり
月が作る山のシルエット

星の宴
風の温度
静かな道に響く余韻

夜は灯籠の光が揺れる
今宵は豊かな風情に身を委せ…