◇ a rear atmosphere ◇ -2ページ目

雨の器

地面がキラキラ光る
胸がドキドキと高鳴る



雨がつくる景色は
人々を包み込んで離さない







嬉しかったよ
キミが何よりも大事にしてくれた時間が



ボクには輝いてみえたんだ
君の表情や仕草が



空には雷が轟いているのに
キミは楽しそうだね



ボクも楽しいよ
でも…歯がゆいよ



キミに残るアザを見るたびに
心が締め付けられる







楽しそうに笑う
無邪気に遊んで、少し気を許してる



そんな様子を見ると
嬉しいんだ



いつもありがとね







人は少しずつ時間をかけて
成長していく生き物



その『時間』は人それぞれ
だけど必ず来る壁なんだ



ボクは教わった気がする
素直ということ



時には危険だけれど
すごく…すごく大切なこと



本当の自分の『声』―
無視しないでやってくれよな



それは
静かに…心に耳をすませば聞こえるよ



さぁ…やってごらん?
君ならきっと聞こえるよ



ちょっと疲れたなら
身体をあずけて目をつむって



自分だけのメロディーを
抱いて



世界は広がる

繋がり

この小説を読むと
なぜかキミに繋がる



ボクはキミに何をしてあげただろう



一つ残ったのは



後悔



だけどね、ボクは見つけられそうなんだ
本当に大切なこと



ボクは…
ボクのできる限りを尽くすつもり



そう教わったから



短くなってゆくロウソクのように
命には期限があるから



自分より人を想う―
それは糸のように繋がってゆく…

確かな温もり

人は誰もが
自分一人では温もりを得られない



自分以外の『誰か』が居るから
温かいと感じることが出来るんだよ







疲労で動けなくなった体は
重力のなすがままに張り付いてる



スヤスヤと寝息をたてて
どんな夢見てる?



心地よい風に吹かれ
ボクは安らぎにつこう



君のとなりで…