アメリカのメンバーの大きな変化と成長 | くにまさのブログ

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    (『新・人間革命』第7巻より編集)

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         〈萌芽〉 15

 

 ところがフジカワが、妻に付き添い、アメリカの第二回の団体登山に参加したのだ。前年の五月のことである。

 

 彼は、妻に誘われて、仕方なく日本に行ったにすぎなかったが、アメリカに帰って来た時には、考えは一変していた

 

 日本で、第二十四回本部総会などに参加したフジカワは、そこで、直接、山本会長の指導や学会の真実の姿に触れて感動し、入会したのである

 

 フジカワは、弘教にも挑戦し、最初に仏法の話をしたのが、”送迎仲間”のハガであった

 

 ハガは、フジカワの変わり様に驚いた。

 

 ハガ自身も、信心に反対し続けるなかで、交通事故を起こし、”俺も信心をした方が良いのかもしれない”と、思い始めていたころであった。

 

 こうして入会したハガが目覚ましい成長を遂げ、セントルイス地区の地区部長の候補となり、また、フジカワも、ボイルハイツ地区の地区部長の候補となったのである。

 

 山本伸一は、面接に来たメンバーに、仕事の状況などを尋ねながら、学会の幹部として、役職を全うしていけるかどうかを確認していった。

 

 皆、幹部としての責任を果たし、広宣流布に生きる決意を固めていた。

 

 ロサンゼルス支部を結成した時には、支部長のアキオ・イシバシや支部婦人部長のキヨコ・クワノでさえも、ひとたびは就任を辞退したほどであった

 

 それが今や、面接にやって来た、すべてのメンバーが、戦う決意に燃えているのである。

 

 アメリカのメンバーが大きく成長したことを、伸一は実感した。