一日一日が勝負である。一瞬一瞬が決戦である。 | くにまさのブログ

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    (『新・人間革命』第7巻より編集)

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          〈萌芽〉 2

 

 伸一も、この日は、朝から都内の幾つかの会場を回って受験者を励まし、夜には、新宿区の早稲田大学の記念講堂で行われた女子部幹部会に出席。

 

 さらに、七日夜には、同じ早大記念講堂での男子幹部会に出席した。

 

 そして、八日の午前十時半には、彼は、羽田の東京国際空港から、世界のメンバーの激励・指導へと、飛び立ったのである。

 

 今回の山本伸一の海外訪問では、各地で支部結成や教学試験などが予定されていた。

 

 伸一は、この訪問で、十年先、三十年先、百年先のために、世界の広宣流布の布石をする決意であった。

 

 一日一日が勝負である。一瞬一瞬が決戦である。

 

 ”この時”を逃さず、力の限り道を開いてこそ、未来の燦たる栄光が待っている。

 

 彼の主な訪問地は、アメリカではホノルル、ロサンゼルス、ニューヨーク、ヨーロッパではフランスのパリ、スイスのジュネーブ、イタリアのローマ、

 

 中東ではレバノンのベイルート、南アジアではインドのニューデリー、東南アジアでは香港となっていた。

 

 一行の乗ったジェット機は、定刻通りに、現地時間の七日午後九時過ぎ、ハワイのホノルルに到着した。

 

 出迎えの中には・・・ 。

 

 さらに、昨年の七月ニューヨークに渡った春山栄美子もいた。彼女は、ヨーロッパの連絡責任者で医学博士の川崎鋭治の妹である。

 

 日本で女子部の中核として活躍してきた彼女への、伸一の期待は大きかった。

 

 「春山さん、わざわざニューヨークからハワイまで来てくれたんだね。ここまで来てくれるとは思わなかったよ。ありがとう」