夏休みにはこんなことを共有しました―ダイバーシティネタを一気に! | スクール・ダイバーシティ

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成蹊高校生徒会の1パートとして活動しています。あらゆる多様性に気づく繊細さ、すべての多様性を受け止める寛容さ、疎外や差別とは対極にあるこんな価値観を少しでも広く共有したいと思って活動しています。

 いよいよ夏休みが・・・っていう時期になってきましたが、気を取り直して、この間に共有されたダイバーシティネタを一気に!

 

*完全に時機を逸してますが、「第12回あなたが選ぶオタク川柳大賞」。というのも、スクール・ダイバーシティは、今年の文化祭でもトークライブ「オタクとスクールカースト」をやる予定だからです!川柳の結果はここ。https://www.575.moe/

 

・「君の名は」 聞いてくれたの ポリスだけ(全全全然大丈夫:30代) 

 

 これは大賞作!以下、アットランダムに入賞作をあげておきます。

 

・「可愛すぎ… 尊い…」だけで 意思疎通(深刻な語彙力:20代)

・聖地では 押さない駆けない ニヤつかない (わんだあ:30代)

・コミケ前 胸とミシンが 高鳴るの (しゅぷーる:40代)

・「お前がさ 美少女ならなーw」 俺「それな」(「え?」「え?」:30代)

・田舎では ポケモンcan’t GOでした (びゃくだん:40代)

・「My waifu <3」 「Did you draw it? I love this XD」 (国際派:20代)

・二郎から セイクで優勝  魔剤ンゴ!? (ぽやしみ~:20代)

・チケ3万 グッズで10万 靴千円 (しらふ:40代)

・クハクモハ サハサロサロハ キシキイテ (認めません。:20代)

 

 どうでしょう、みんな分かります?解説はこちらでどうぞ。おもしろいし、オタクの世界に造詣の深くない人にとってはマストかと。

http://interlink.blog/2017/02/%E7%AC%AC12%E5%9B%9E%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%82%AF%E5%B7%9D%E6%9F%B3%E8%A7%A3%E8%AA%AC.html

 

* サントリー炎上CMを「下品と思う人が下品」と言う人たちへの、これを読んで目を覚ませ、的なコラム。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170712-00010001-wedge-life&p=2

 

*同じビールCMでもぜんぜん違う。「価値観が違う相手とビールを」というハイネケンのもの。

http://m.huffpost.com/jp/entry/17481142?utm_hp_ref=japan-society&m=true

 

* "What if we talked to straight couples the ridiculous way we talk to gay couples"

"もしストレートカップルにゲイカップルにするような(バカみたいな)話をしたら?"という動画です。英語字幕。これ見て苦笑できるような感性は重要だと思います。 https://www.facebook.com/attn/videos/1419352841433504/

 

*「女の子らしく走ってごらん」「女の子らしく投げてごらん」―動画の女の子たちの「女の子らしさ」が突き刺さります。これはちょっと感動的。もう大きくなってる人たち、がんばろうよ。

https://feely.jp/24826/

*台湾同性婚決定のその後の社会。まあ、簡単ではないですよね。でもそこはジリジリいって欲しいし、台湾ができるっていう事実は、日本社会にとっても何か勇気みたいなものを与えてくれます。いずれにしても今年の台湾プライドが盛り上がるのは間違いないでしょう。 http://m.huffpost.com/jp/entry/16997824?ir=Japan&m=true

 

*「インスリン注射、トイレでと学校」。これって学校は何を恐れ、何を守ろうとしたんでしょう? http://digital.asahi.com/sp/articles/ASK6T5TZFK6TPLBJ002.html?ref=auweb

 

*セクマイ当事者、家族の声。「それじゃあ、死にたくなるよ」っていうMTFの人のセリフ、すごい。https://www.youtube.com/watch?v=sO1zm5Ynp2U&sns=em

 

*「イラだち激しい口調で割り込む母」という語り口。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170703-00010054-jprime-pol

 あの豊田議員関連の記事ですが、この記事に何かもやっとしたものを感じることは大切だと思います。「女性はヒステリック」という古めかしいイメージを確認したくて、この記事を喜んで人たちがいるように思わずにいられません。

 

*ジェンダーレスへ!トム・ブラウンの2018春夏コレクションです。かなりジェンダーにフォーカスした感じではないでしょうか。もともとメンズスーツを得意とするブランドですが、今コレクションでは「男らしい」装いであるスーツに「女性らしい」ディテールを組み込むことで服の性別差をあいまいにしています。

https://s.fashion-press.net/news/31690

 

最後はこれ。

 

*男性はなぜ同性のヌードを嫌がるのか? フットボール選手のヌードに対する「見たくない」の大合唱(by男性)について。

http://m.huffpost.com/jp/entry/17314666?ir=Japan&m=true

 

 SNSは男性たちによる「こんなもん、見せんなよ」の大合唱だったと言います。ヌードはダメ?いや、女性のヌードに対して男性たちがこんな「大合唱」をしたというのは聞いたことがありません。じゃあ、同性のヌードがダメ?でも女性から女性のヌードに対する批判についても「大合唱」という感じにはなりません。

 「未だに、多くの人にとって裸の男性が雑誌の特集となるのは驚き」なのであり、でも一方で「女性のヌードは数々の雑誌に掲載されているが、世間の激しい非難は招かない」。ということで記事からこのヌードについてのいくつかの声を引用しておきたいと思います。どれも皮肉たっぷりの女性の側からのつぶやきです。

 

「昨日、ESPNのボディ特集に気分を害した男たちが、特集を非難していたの、面白かった」

 

「『モノ扱い』されるのがOKなのは女性だけってことですよね。わかってる」

 

「ストレート男性のこの画像へのコメント、めちゃくちゃウケる!」

 

こういった皮肉な声について、記事はこんなふうに考えていきます。

 

「女性たち(セクシュアル・アイデンティティに関係なく)にとって、他の女性のヌードは見慣れた風景だ。…スポーツ雑誌から…ファッション誌や音楽雑誌まで、女性のヌードは珍しくない。女性の体は、社会で消費されたり、アートの対象となったりしている。」

 

 なるほど、女性たちは、慣れたくもない状況に慣れることを強いられてきたということですよね。男性中心主義的な社会によって。なのでちょっと「いいきみだ」みたいな気持ちでおもしろがってるというわけです。

 

 では、なんで男たちは男のヌードグラビアに嫌悪を投げつけるのでしょうか?記事は男性たちが、何かを恐れているのではないか、何かを不安がっているのではないか、と考えてこんなふうにまとめています。

 

「写真についたコメントの多くにみられるのが「俺はゲイじゃない」といった反応だ。まるで、コメントをした男性たちは、他の男性の身体に対して不安な気持ちを抱いているように思える。」

 

「ヌードのフットボール選手を見ることで「ゲイになる」のではないか、公然と非難しなければ自分も同じだと思われるのではないか、他の男性の体を美しいと言えば自分の男らしさが脅されるかのではないか。そういった不安だ。」

 

 どうでしょう、この考察。少なくとも、これをきっかけにして、自分の感性を掘り下げてみるっていうのはポジティブでしょう。

 

 まだまだダイバーシティなネタは尽きないのですが、今回はこのへんで。