土曜日は診療終了後に大学の先輩に会ってきました。
学年は2コ上ですが、10年以上前に在宅専門のクリニックを立ち上げている先生です。
在宅診療が活発に行われているその地域の中でも、一番多い患者数を受け持っていて全ての患者さんに対し24時間体制で安心を提供しています。
これを医師一人で行っています。
そう聞くどれだけ仕事にしばられ、自分の時間を持てないまま拘束されているかのような印象を受けますが、実際は全く逆です。
プールに泳ぎには行くし、武道を習い、お酒は飲みに行くし、休日はゴルフにも行かれ、旅行にも行くそうです。
鍛えているためか腕の筋肉なんて僕の倍はあります。
単純に患者さんの数を考えると、束縛されるストレスの方に目が行きがちですが、
「全然大変じゃない。」とおっしゃいます。
さらには在宅診療を受ける・断る条件についてお聞きした際には、
「距離が何キロ以内や市内ならOKとか、車で何分以内とか、ありますか?」 と聞く僕に。
「断ったことないよ。」とのこと。
「必要とされていれば行くよ。」 と。。。。
ぶっとびました。
10年以上です。
依頼された患者さん全てを受け入れているとのことです。
都市部と郊外の差はあるかもしれませんが、これはものすごいことです。
わずがな人数ですが、距離が遠かったり、患者さんが少し多くなっただけでお断りした自分が恥ずかしくなります。
「ごめんなさい。」 謝ってしまいました。
もちろん外来、在宅診療は、それぞれの診療所のスタイルややり方があり真似するものでも、できるものでもありませんが、患者さん・ご家族を中心に自分も楽しく診療を続けている先輩との会合はとても有意義なものでした。