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この日はマクドナルドにて
従兄弟の息子の誕生日パーティーでした。









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子供向けにこんなオモチャが全員に配られていました。
ボタンを押すと中のチェケラッチョが飛び出して木を倒す。
それだけ。。。。










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退屈しのぎに
とりあえず他の子のオモチャも借りてきてこんなタワーをつくって
ひたすら高く積み上げてみたり









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恐竜のオモチャ持ってきてこんなことしてみたり。










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面白いのが自分がこのような遊びを子供たちに教えると子供たちは2種類の
グループに分かれました。

1つ目のグループ:
マクドナルドに与えられたオモチャ缶以外の恐竜などを使って
こんなものを自由に創作しても良いんだ、
と目を輝かせるグループ。
この子供たちはその後に教えていませんがチョコレートを木の上に重ねて
更に高いタワーを作って遊んだりし始めました。
子供の世界でちょっとしたイノベーションが起きた瞬間です。



2つ目のグループ:
大部分は上記でしたが少数派の中で
2つ目のグループはそもそもマクドナルドに与えられたオモチャ缶の遊び方は
ボタンを押してチェケラッチョを飛ばすオモチャだからそれ以外の変な恐竜とか
積み重ねたらダメという反応を示して新しいことをしなかったグループ。
この子供達がどういう反応をするかなと思い「何故ダメだと思う?」と
問いてみました。すると「これはそういう遊びではない」という
答えが返ってきました。上記の遊びは彼らの中での「常識」から外れており
それを受け入れないわけです。
頭の中に「制限」がありそのストッパーが
外れませんでした。









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こちらは上記のイノベーションを拒否したグループ。

自分が上記で恐竜を積み重ねてみたりして
示したのはひとつの「新たな情報」であり創造の概念です。
たかがマクドナルドのオモチャ缶ですが与えられたものから
キッカケをつかんで自分で世界を広げていくタイプとそうでなく
既存の枠組みに残るタイプがハッキリ分かれていて
すでにこれぐらいの年齢から
思考の柔軟さとかは子供同士でも差が出来ているのが興味深かったです。


「創造性」=イノベーションというのは2種類あり社会性のある
創造性(イノベーション)がひとつ、
もうひとつは個人の中で日常的に起こる創造性、でありこの2つは「創造」という
概念の中で区別して考えられます。(これは現在話題の人工知能などの世界でも
区別して研究されている)
前者はまだ社会の中で誰も考えてない、実現してない創造性のことで
民間ロケットとかはそれにあたりますが
一般的にイノベーションと言われて最初に頭に浮かぶのは
主にこちらかと思います。

一方で後者は個人の内側で日常的に起こっている出来事であり、
例えば「気づく」というのが代表的な創造概念と言われています。
複数の絡み合った出来事を
分かりやすく説明するやり方を発見したなどはものごとがスッキリ見えますし
部屋の中がすべての世界だと思っていたらドアを開けてみたらその外側の
世界があったことに気づいた、そしてもっと外に出ていこうとする
なども一種の創造性の概念です。
生まれてからまもない赤ちゃんは幼児、そして成人になるに
連れてこれを連続して体験していると言っても良いと思います。


子供は生まれた時は誰もが個性的で創造性が高いはずなのですが
(いわゆる子供は皆、天才というやつ)
成人になるまでに大体平均で15万回の否定の言葉を聞かされるそうです。
この否定の言葉は主に親や教師などの周囲の大人たちからなのですが
その否定の言葉を聞く中で少しづつ「慣らされていき」創造力を
失っていき自らの制限を頭の中で作っていくと言われています。
(大体自分の能力はこれぐらいもの、という考え方です)

自分もこれは成人になり、その後社会に出てからだいぶ後で気づきましたが
他人から課される「これはしちゃダメ」みたいな制限と
自分の頭の中で自ら作った制限とでは実は後者の方がとても強い強制力を
持つものなのです。

大人になってもいつまでも創造力を失わない人間でありたいものです。




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