立夏「季節花」
立夏の時期には,母の日で有名なカーネーションも旬ですが,他にもたくさんの花が旬を迎えます。
梅雨になる前に,立夏の季節の花を見ておきましょう♪
①カーネーション
②フジ(藤)…学名:Wisteria floribunda,英名:Wisteria、

科名:マメ科,属名:フジ属,原産地:アジア,北米,ヨーロッパ
桜が散ると,藤の季節になります。
4月下旬~5月上旬頃薄紫の房状の花を咲かせます。

日本古来の花
ゴールデンウィーク辺りで見頃を迎えるため,各地の藤の名所は多くの人で賑わいます。
日本では,藤棚や盆栽に仕立てられることが多く,垂れ下がる紫の花は,周囲の緑に映えて鮮やかさを演出し,人々の心を惹きつけます
③チューリップ…様々な種類があり,主に4~5月に咲きます。
④レンゲソウ(蓮華草)…4月上旬~5月上旬に,淡い紫色の花を咲かせます。
窒素を循環させ、土の品質を改良するため、収穫の終わった秋の田んぼに種がよく蒔かれます。
根にできる根粒バクテリアが植物体から炭水化物などを吸収し,空気中の窒素を固定して,植物体に与えます。
蝶や蜜蜂が花から花へと飛び交う姿も春ののどやかさを感じさせる情景ですが,蜜蜂が集める蜜は,やがて蜂蜜として私達の栄養になっていきます。
⑤中国で愛される花…【牡丹】
⑴この時季,白・紅・紫・黄色などの大型の花を咲かせ,その圧倒的な大きさ豪華さ美しさ存在感気高いイメージから,花の中の花として「百花の王」「花王」(花の王様)「富貴花」と様々な名称で呼ばれ,昔から人気の園芸品種。
㈠二十日草,深見草,名取草などの異名もあり,他にも紋所に使われ,その種類がとても多い人気花です。 
㈡日本ではさほど珍重されませんが,原産地の中国では「花中之王」(花の王様)とか「国色天香」(国の色,天の香り…美女や牡丹を指す)と呼ばれ,最も愛され,敬される花です。
・唐の時代から愛されてきた国の代表花として,数え切れないほど

の逸話や美術(絵画などのモチーフ)に数多く用いられています。
・清朝時代の怪談集『聊斎志異』(りょうさいしい)には牡丹が美女になって現れる「花妖」の話が出てきます。
⑵花びらは五枚から八枚ですが,重弁や二段咲き等,様々に品種改良されたものがあります。
⑶花は,直径10~20㎝とサイズが大きい花です。
浜離宮の牡丹園などで美しく咲いた牡丹を見ると,高さは約1m,花の大きさは直径約20㎝。
・まさに小柄な美女で、この牡丹から美しい妖怪が空想されたこともうなづけます。
⑷ちなみに牡丹の根の樹皮部分消炎・止血・鎮痛の効果がある漢方薬として使われます。
⑥シャクヤク(芍薬)…ボタン科の多年草。

立夏の頃に見頃を迎え、その美しさ、華やかさから,古い時代から栽培されている花です。
花言葉…恥じらい、はにかみ、内気、清浄
⑦【ツツジ(躑躅)】…学名:Rhododendron、英名:Azalea、

 科名:ツツジ科、属名:ツツジ属、原産地:東アジア
⑴原産地…[原産地]…日本・中国を中心としたアジア東部
⑵開花時期…4月中旬~5月中旬
白・ピンク・紅紫の鮮やかな花を咲かせます。
⑶[由来]…花が連なって咲く様子をあらわす”つづき咲き”から。
また,つつじは漢字で「躑躅」と書き,”行っては止まる・躊躇(ちゅうちょ)する”という意味らしく、つつじの花は素通りにできないほど美しいということかもしれません。
⑷普段私達が”ツツジ”と呼んでいるのはツツジ科の花の総称で,
正確にはツツジという名前がついた花はないそうです。
公道などの植え込みに植えてあるものから草原などで,はえているものまで種類がたくさんあります。
5月はツツジ祭りなどが各地で開催されます。
⑸[分布]…日本及びアジアに広く分布しており、ネパールでは国花にも定められています。
⑧シャクナゲ(石楠花)…学名:Rhododendron subgenus Hymenanthes、英名:Rhododendron、科名:ツツジ科、

属名:ツツジ属、原産地:アジア
こんもりと鞠(マリ)のように花が付くのが可愛らしい常緑の植物。
葉にロードキシンという毒をもつ有毒植物
ツツジやシャクナゲはを持っているので、鹿に食べられずに残っています。
ツツジやシャクナゲは当年花をたくさんつけてしまうと、翌年咲く花が減ってしまうという現象が起こります。
⑨サツキ(皐月)…ツツジ科の植物。立夏の頃に見頃。

 花言葉…「節約・節制」
⑩カタクリ(片栗)…ユリ科の多年草。立夏の頃に見頃。

 花言葉…「初恋」「嫉妬」「寂しさに耐える」
⑪アヤメ(菖蒲・アイリス)…4月下旬~5月下旬頃、野山に咲きます。

花言葉…「伝言,メッセージ」「希望」「信頼」「友情」「知恵,賢さ」


⑫杜若(カキツバタ・茄子花)…学名:Iris lavigata、アヤメ科

アヤメ属、多年草 原産地:日本、朝鮮半島、東シベリアの頃に咲く花として有名。

開花時期は夏の気配がしてくる立夏の頃(5月)~6月頃に、浅い水辺から50~70cmの丈を伸ばし、深みのある鮮やかな青色の花を咲かせます。
古来より日本にある植物で、江戸時代前半から観賞用に多くの品種が改良された古典園芸植物です。

兼六園(石川県)には,杜若の群生地がありますが,水辺に咲いている花は涼しげで,春にする桜のお花見とは違った魅力を感じさせてくれます。

日本最古の和歌集:万葉集伊勢物語にも和歌で詠われ,その魅力は人々に愛され続けています。
万葉集には杜若に由来する歌が7首読まれていますが、その一つに
住吉の 浅沢小野の かきつはた 衣に摺りつけ 着む日知らずも(意味:住吉の浅沢小野の杜若を衣に摺けて着る日はいつになるのでしょう)があり,恋人を待ち焦がれる気持ちを表現したことから,幸せにまつわる花言葉が生まれたと言われています。

○花言葉…「幸せは必ず来る」「幸せはあなたの物」「贈り物」


尾形光琳(江戸時代)が描いた屏風絵で、金箔六曲屏風「燕子花

と「八つ橋」が名高く、深い青色が印象的に描かれている、杜若は世界最高峰の作品となっています。
このように、時代を問わず芸術家の目をひき、人々の心を奪うほど美しい杜若ですが、江戸時代中期に入ると、アヤメの品種改良が進み、アヤメの人気が出てきました。
いずれがあやめか、かきつばた」の慣用句がある様に,見分けがつかないほど,よく似た花の形をしている事から,この2つの植物は比べられるようになり,どちらも素敵で選ぶのに迷うほどよく似ています。

水辺に咲くのが杜若,乾燥した陸地に咲くのがアヤメの花です。
花にも違いがあって、杜若は花びらの中央が白くなっていますが,アヤメは同じ部分が網目模様になっています。
杜若は昔、花びらの絞り汁染料として使っていて、濃い紫色は墨汁の代わりに使えるほどだったので,「書き付け花」(かきつけばな)と呼ばれることもあったそうです。
この「かきつけばな」が「かきつばた」の名前の由来になりました。

⑬「スイートピー(sweet pea)」…この時期に旬を迎える草花。

香りが良く,可愛らしい色と形の花が咲きます。
スイートピーはエンドウの花に良く似ており、旬の時期も似ていることから区別がつきにくいとも言われています。
ちなみにスイートピーとは、「香りの良いエンドウ豆」を意味します。

⑭ポピー…立夏に見頃の花。

白やオレンジ,黄色の大きな花びらを付け,色鮮やかな花畑を作ります。
・淡路島の「あわじ花さじき」にあるポピー畑…海も見れて,とても開放的な花畑でお勧めです。
⑮ネモフィラ…鮮やかな水色の花…茨城県の国営ひたち海浜公園
どれも春に咲く花よりも色鮮やかで、存在感があります。
⑯ハハコグサ…春の七草のひとつ、4~6月に咲きます。
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★①【二十四節気(にじゅうしせっき)とは、太陽暦の一年間、春夏秋冬を24分割したもののことです。
⑴二十四節気とは,古代中国(春秋戦国時代〈BC.770~BC.221〉)で
農事を指導するために作られた暦で、日本では[平安時代]から使われています。
陰暦では、毎年の日数が違い、暦と季節がずれていたため、これを調整するために工夫されたものが二十四節気です。
太陽が真東から昇り真西に沈み、昼夜の長さがほぼ同じになる「春分」を起点(黄経0度)として、太陽が1年間に動く黄道上の動きを15度ごとに24等分し、季節を示す基準としました。
二十四節気は太陽の運行に基づいており,[1年で最も昼の長い日]を[夏至],[1年で最も昼の短い日]を[冬至]、[昼と夜の長さが同じ日]を[春分・秋分]とし,この4つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦で,この4つの節気は合わせて「二至二分」と呼ばれています。
また、立春・立夏・立秋・立冬の4つを「四立」と言い,それぞれ春夏秋冬の始まりの日として重要な節気となっており,二至二分四立を合わせて「八節」と言います。
その[4つの節気]をさらに[3つの月]に分け、さらに[1つの月]を[2つの等分(月の前半の等分を「節気」、後半の等分を「中気」)]して、[24分割]し、それぞれの等分点を太陽が通過する時の時候を表わす名称を割り当てたものが[二十四節気]です。
この一年は二十四節気の「立春」から始まり「大寒」で終わります。
「正月節立春」「正月中雨水」「二月節啓蟄」「二月中春分」
「三月節清明」「三月中穀雨」………
・春…[立春]・雨水・啓蟄・【春分】・清明・穀雨
・夏…[立夏]・小満・芒種・【夏至】・小暑・大暑
・秋…[立秋]・処暑・白露・【秋分】・寒露・霜降
・冬…[立冬]・小雪・大雪・【冬至】・小寒・大寒)
二十四節気の成立時期は…の頃に二至二分西周の頃に八節春秋戦国の頃に二十四節気がそれぞれ成立しました。
⑵なお2016年に中国の「二十四節気」が[ユネスコの無形文化遺産]に登録されました。
⑶中国から伝わった二十四節気は日本の気候に合わないものもあったので,農耕が盛んだった日本では「雑節(ざっせつ)」という暦を合わせて,日本では旧暦として用いていました。
雑節には,節分・彼岸・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日などがあります。


②【七十二侯(しちじゅうにこう)
二十四節気をそれぞれ初侯・次侯・末侯という5日毎の侯に三分割し,一年間を七十二個に分けたものを【七十二侯】といいます。(24×3=72)
七十二候は…その時期に起きる自然界の変化をとらえた言葉で、私達の肌感覚では感じられないような,季節の移ろいを表現しています。
このようにして,季節の変化をきめ細かくとらえて,農事に生かしたのです。
日本では江戸時代の天文暦学者[渋川春海]が日本の気候に合わせて改訂版を出し、その後明治時代に「略本暦」が出て,それまでの「七十二候」を大幅に変えました。


③二十四節気と実際の季節感がずれる理由
上記のように[二十四節気]を決めましたが、「実際の季節感とずれている」と感じることがあります。
⑴夏至に最も暑くなり,冬至に最も寒くなるかというとそうではなく,実際にはそれより1~2か月ほど遅れて、最も暑い日、最も寒い日がやってきます。
大多数の日本人が農業とは無縁になった現代でも,テレビのニュースなどで「今日から立春です」などと使われていますので,余計寒く感じます。
立春(2月上旬),立夏(5月上旬),立秋(8月上旬),立冬(11月上旬)の4つの節気はそれぞれ春夏秋冬の始まりを意味しますが,「立春と言われてもまだまだ寒く、冬と感じる」ということが起こります。
カレンダーやニュースなどではもっぱら立春の日付としての意味で使われていますが、立春にもその期間の意味もあります。
⑵二十四節気が作られたのが[紀元前の中国黄河流域…洛陽周辺]のため、現在の東京の気候とはややズレがあります。
④二十四節気や七十二侯は季節をより身近に感じることができ、
これを意識して暮らしていくと、身体のリズムが季節と調和してきます。
季節の花やことば、旬の食材を生活の中に取り入れて,自分のペースを作って行きましょう♪
↓◇詳細は
◎①5/6~20=24節気&72候:立夏とは?
https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12594686031.html
◎②5/6~20=立夏の過ごし方は?
https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12595170569.html
◎③5/6~20=立夏の食養は?
https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12595181406.html

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