佐野厄よけ大師さんを後にしたわれわれは、早めの夕飯としました。
佐野と言えば佐野ラーメンです。人気店の大和を訪れたのですが、17時過ぎにもかかわらず早くも行列がそれだけおいしいのでしょう。30分以上待つこととしました。
私は定番の醤油味の味玉ラーメン(1030円)をオーダー。旅行初日に佐野SAで食べた、さのやさんのラーメンがスタンダードな佐野ラーメンだとすると、こちらはスープに油やそまざまな出汁が加わった発展形といった感じでしょうか。麺は佐野ラーメンらしい、コシのある手打ち麺でおいしく頂戴できました。
焼餃子(5個570円)もオーダー。サイズは大きめでもっちりした厚めの皮が特徴。家族皆でつつきました。
都内に来れば、同じくらいの値段かそれ以下でおいしいラーメン屋はたくさんありますが、ちょっと寒い北関東で体を温めるには凄く良い味わい(特に油と出汁が良い)のラーメンでした
この日の宿は、チサン イン 佐野藤岡インター。立地(アウトレットのすぐそば)と価格からほかに選択肢はありませんでした。
部屋はダブル+ロフトベッドの3人部屋意外に選択肢はなし。15平方メートルと広くはありませんが、室内は綺麗でバス・トイレなど設備は一通りそろっています。宿泊料は朝食付きで1人当たり3800円程度なので文句はありません(実際は会社の健保と提携していたため1人900円も払っていません)。
Wi-Fiを含めたネット環境も良好で、2日目の夜をのんびり過ごしました。
迎えた旅行最終日の3月21日は朝から快晴しかし、朝食後の午前9時過ぎ、震度4のちょっと大きめの地震が発生! 部屋にいたためなんともありませんでしたが、エレベーターが停止してしまったため、チェックアウト時は4階から荷物を持って階段で降りる羽目になりました。手ぶらなら良いのですが、荷物ありでは辛いですね
アウトレットは午前10時からのため、その前に道の駅みかもへ立ち寄り、野菜や果物(いちご)、土産物を入手しました。特にいちごが安くて良かったです
続いては家内のための佐野プレミアム・アウトレットでショッピングです。平日とはいえ賑わっており、犬連れの方が目立ちました。
家内のバッグや私と良磨の服、雑貨、ゴディバのチョコレートなどを買い込んで、この旅最後のスポットへ移動しました。
佐野から隣町の館林へ移動。鷹匠町には武家屋敷など古い町並みが保存されています。写真上は長屋門で、この近くの駐車場にクルマを止めて本命施設へ。
最終目的地は、足尾鉱毒事件田中正造記念館でした。足尾銅山観光では、そこから出た公害問題についてはあまり触れられていません。良磨には、産業近代化の影についても見てもらいたく、一足伸ばしました。
記念館は古い町並みの中にあり、火・木・土・日のみ開館で入館無料です。足尾の鉱毒は日本で初めての公害事件であり、歴史の教科書にも必ず出てくる案件。展示物は子ども向けに平易に作られているため、家内も「良く理解できた」と満足してくれました。田中正造さんのような国会議員ばかりなら、国はもっと良くなるでしょうね。
記念館を出た後は、東北道・館林ICから一路自宅を目指しました。途中、蓮田SAに立ち寄り、遅めの昼食です。
私は翁の郷で深谷ねぎうどん(1000円)を食しました。ここは埼玉なので、名物のうどんと深谷ねぎの組み合わせです。歯ごたえも食べ応え(うどんが2玉入っている)も十分で満足できました。
今回は日光と足尾を見返すことができて良かったですが、冬期閉鎖中の滝や水不足の華厳の滝など滝関連には課題を残しました。また、栃木県内にはまだまだ見所も多く、いつか鬼怒川~那須方面へ抜ける旅をしたいと思いました。