7月です。梅雨が明けてないのに30度を超える暑さなのは異常です。

 

それはさておき。私の大好きなドラマがTVerで配信してくれたので、今回から感想記事を出したいと思います。

と言っても、配信が決まった時の情報を見て、つい画面を叩き割ろうとしたのは内緒。

(訳:その前にUーNEXTにお金を払ったが為にそのお金がドブに沈みました。ちくしょー……)

 

 

 

全体的な感想。

 

本筋は進まないけど、最終局面に入ると本筋にガッツリと入っていくパターンだろうね。これは視聴率を確保しやすい。

そうしたら、その方策を採ると話の内容によっては視聴率を確保しにくい場合もあるんだけど、このドラマの場合は本筋をやらなくても充分に面白いです。はい。

 

それで、初回なのでキャラ分析から早速切り込みたいと思います。

まず、主人公の嶋田隆平警部補。彼は元警視庁捜査一課の刑事。本庁時代はかなりの切れ者で実力者であることが窺えたんだけど、果たして地方の学校が志願したスクールポリス制度に自ら参加したのか。恐らくここが本筋になると思うし、ドラマの最大の論点でもある「学校に警察はいるのか?」という論点にも繋がってくると思います。で、彼の性格はザ・刑事って感じ。正義は正義、悪は悪って感じで、犯罪者には容赦しないというところがいかに警察官らしさがあります。

 

そして、主に舞台となるのが赤嶺中学校の3年1組。そのクラスの担任をしているのが浅村涼子先生。彼女は生徒想いで優しい教師だなって最初は感じていたんだけど、3年1組の授業態度を見ている限り、まともに学級経営をしていない典型的なダメ教師っぽいね。けど、彼女の嶋田に対する強気な態度が今後のドラマのターニングポイントになってくると思うし、キャラ成長が見込める登場人物だと思います。

 

全話通じて出てくる登場人物の分析はこのぐらい。第1話に出てきた生徒・教師を次は見ていきます。

三村翔子。彼女の性格はあまり分析出来なかったんだけど、彼女に恨みを持たれたら終わると思います。切り込みが浅かったから、彼女が”ブルーナイト”になったきっかけはあまり感情移入出来なかったし、ムシャクシャして人をどん底に陥れるような性格であるならば、世間の中学生とほぼ変わりは無いと思います。

 

一ノ瀬先生。彼は典型的な気弱な教師でかつ、どんな手段を用いてでも生徒を尻に敷いてやりたいと思うダメな教師。実際、真田を兄と比較して彼をマイナスな感情に陥れようとしたし。それで、JKコスプレをする女性を見るという性癖を持っているからか、ほんとにダメだなぁって思う。まあ、早いところ言わせてみればネタキャラですね。

 

真田についてはほぼ深入りが無かったのでカットします。感情移入ゼロです。

 

物語に関してなんだけど、ドラマで最大となる論点「学校に警察はいるのか?」というものを示した物語かなって。その論点に基づいて、物語は結構巧妙に作られているし、生徒側も教師側も作られていて良かった。あと、マスコミ側もね。

 

まとめ

こんな感じ。感想は雑多にまとめて文字数も少なくして投稿していきます。
第1話にしては好調な滑り出しだと思うし、このまま突っ切って欲しいと個人的に思います。

7月ですね。この記事を投稿している翌日には、私は晴れて20歳になっています。

 

『CODE-願いの代償-』は夏ドラマで最初に見るドラマです。(私にとって)

YouTubeで公式チャンネルにて投稿されている予告を見て、「あこれ何だか面白そうだなぁ」って思って見てます。

 

 

 

全体的な感想。

本筋はあまり進まず、キャラの掛け合いと共に本筋がスローペースで進んでいくの大好きです。というより、夏ドラマでNo.1かも知れない。

 

初回放送なのでキャラ考察から。

まず、主人公の二宮湊人。彼は神奈川県警暴力団対策課に勤める刑事。元々家族がいたらしいですが、何らかの原因で亡き人になっているらしく、初回では恋人:七海悠香という同じ建物の鑑識課に勤務する女性と交際中。しかし、本庁のエレベーター事故により彼女を亡くし、途方に暮れることに。

そこの場面とその後の場面で感づいたことですけど、彼は家族・恋人想いなんだなぁって。家族や恋人のためなら暴力を容赦しない、優しい性格の持ち主。

 

で、その次がこのドラマの重要人物になりそうな、椎名一樹。彼はフリーライターで、何やら謎のアプリ:CODEを追っているらしいです。まあ、彼の場合は主人公と真逆な性格をしていそうだし、思考があまり見えてこない。とは言っても、人の生死には感情を入れたがるほど、実は人情深さがある記者……、かな。

 

主要な人物の考察はこんな感じ。

物語で少し気になったところ、というより本筋になりそうなところとしては、やはりCODEかな。初回放送で分かることとして、CODEは一人一個持っている訳ではなく、複数人が同じアプリを所有していること。また、同じアプリの所有者どうしが遭遇しないように綿密に任務というものが計画されていること。そして、その任務には犯罪まがいのものまで含まれていること。その任務を実行しなければ殺されること。

このぐらいかな。冒頭でアタッシュケースをすり替えた人物はボウリング場の裏口で捨ててましたけど、あの後殺されたんだろうか。

 

まあそこまで詳しく描かれないのが妥当だと思うし、それ以上視野広げたら収拾が付かないし。まあ妥当な判断だと思います。でもまあ、冒頭の暴力団が摘発されて取り調べるシーン。どうやら摘発された暴力団は嵌められた感じになっているけど、アプリの運営者は何がしたいんだろ。犯罪の加担? 犯罪の撲滅? いずれにしてもそこはしっかりと描かれる必要性はあると思うので、今後に期待かな。

 

 

まとめ

一先ずはこんな感じ。第1話としては結構良い線を辿っていると思います。
名作になると良いな……。

6月は終わり、もう今年が半分になりかける中、私という大学生は勉強三昧です。

『3年A組』の配信が今日で終わると思うと、何だか寂しく思う私です。

 

 

 

第8話

泣いた。最終話まであと2話だけど、ここで青春シーンを入れてくるの反則過ぎません????
まあだけど、第8話でみられた大きいところって柊の計画性だよね。彼、用意周到過ぎませんか??
 
全体的な感想をひとまとめで語るとこんな感じ。面白かったです。
だけど、この話って総復習みたいなものだし、生徒主体で動かした感じだからあんまり物語自体は動いてない。だって柊が設定上主人公ですもん。しょうがないね。
 
とはいえ、しっかりと生徒達主体で物語を動かし、A組らしさを出してきたのは面白かった。別視点で物語が動くの、案外私の好物だったりする。
 
 
冒頭はいきなり学校外。
捜査線上から外されていた郡司警部補が相楽文香と話されていました。
 
どうやら彼は元教師であることから、柊の本当の目的を知りたがっている様子でした。”刑事の勘”ってやつかな。
恐らく彼の勘がまさぐっていると思うんですよね。どうして柊が学校外に、しかも警察内部にも協力者を用意する必要があるのか。その勘を頼りに彼は文香の元へ行ったんですね。
 
で、文香の話で分かったのは、文香と武智との関係のこと。まだ教鞭を執っていた頃、文香は武智に強く迫られていた様子。
恐らく前回明らかになったあの関係のことでしょう、その関係でお金が出ることから生徒を自分の勧める大学へ行かせようとしていました。
 
しかし文香はそのことに拒否。で、彼女の勘─”女性の勘”ってやつかな、それが効いて武智の黒い話が文香に伝えられ、武智は脅迫ともとれる台詞を文香に突きつけます。でも彼女って強いよね。どんな脅迫でも自分を強く見せつけているんだから。
まあ現実は結果論、文香は精神を病み、教壇を降りることに。その話が柊の耳に入り、今回の事件へ発展することになる。でもその話は文香自身のもとへは伝わらなかったことから、きっと柊自身ないし彼女の父親が判断したことかなぁって思います。親心に恋心。切ない。
 
話は進みに連れ、なんと武智を窮地に陥れたあの動画が”フェイク動画”だと見破られます。それを見破ったのは堀部瑠菜。回想で分かったことですが、彼女は電脳部(要はパソコン部? みたいなとこかな?)に西崎颯真と所属していました。そして、同時に景山のフェイク動画に最初に気づいたのはなんと彼女でした。凄いな……。
 
で、そのフェイク動画を巡り、柊とA組の間に亀裂が生じます。柊は教室を去る前に「俺を判断してくれ」と言い残し、クラスに判断を委ねます。夜になり、最初は西崎の勝手なる判断、もとい柊に元々から反対をしていた人達の手でSNSに例のフェイク動画を投稿しようとしたものの、途中から一変。柊に助けられた人達により状況が少しずつ変わっていきます。
 
その時の重要なキーワードが、冒頭の柊が話した「グッ、クルッ、パッ」。これどういう意味かと言うと、自分がこれからする行動を今一度立ち止まり、視点を変えて考える。そしてそこで再び考えたものを自分の行動に照らし合わせる。これって要はSNSの投稿する行動がよく当てはまるんです。
 
SNSって誰かの思いつきで発信されるから、ある人が今日のことを呟く時に思いつきで発信される。だがその内容によっては誰かを傷つけるものになるから、そこで内容を今一度確かめ、問題が無いか確かめてから発信する。このことがギュッと詰まったのが柊の台詞なんだなぁって思います。
 
で、なんで今回柊が生徒達の携帯と鞄を返却したかというと、もう生徒たちに伝える内容はないから。今まで携帯やら鞄やらを回収してきたのはそのためだったんだなって今思うと、柊は用意周到だなぁって。
 
最終的に彼らはフェイク動画をSNSに投稿するのを止めます。その時に甲斐が西崎に放った台詞が印象的。
「思いをぶつけてみろ」。
彼が柊と拳をぶつけた結果、甲斐は変わることが出来た。それだけじゃなく、他の生徒もそれぞれ言葉を吐いて思いを柊にぶつけることで、みんな変わることが出来た。嘘などない、純粋に満ちた甲斐の台詞。感動的です。
 
クラスの皆が柊のいる部屋に行きますが、そこにはいなくなぜかちょこんと座っている茅野。この時の茅野可愛いんだけど……。
それで、柊はどこに行ったかと言うと、郡司警部補と対面してましたとさ。
 
郡司警部補はどうやら柊がやろうとしていることに気づいた様子。だけどそれは”犯罪”と認識している様子らしく、柊を捕まえようとする。まあ、純粋なる刑事でかっこいいなぁって……。
 
それで、第8話の終わりかけで柊が捕まるところをヒーローが出てきました。
 
……なんで????????????
あとさ、武智を殺人罪で適用しようとするとあれは難しいと思うで。あの証拠だけで、しかもフェイク動画だけで起訴しようとするのは至難の業。ここからどうなることやら。
 

第9話

全体的な感想。本筋は進まないと思わせて進むのズルっっ。
 
物語序盤は後日談的な話。こういう系の話って何だかほっこりとするから良いよね。
A組の生徒達によるその後の姿が映し出された後、物語は渦中の立て籠もり現場へ。
 
まあと言っても、そこでの話はあまり印象に残らなかったし、最終回手前だからか視聴者だけに明かされない話ばっかりだから、生徒達が泣いている理由が分からないし感情移入が出来なかった。
 
でも何となく言いたいことは分かる。柊は恐らくSNSを敵にして全国民にその醜態を暴きたいと思っているからこそ、協力者が沢山いるし、警察内部にも協力者を擁立することが出来た。ここまでの話を整理して考えれば普通に想像は付くのでは無いかと思います。
 
で、第9話が終わりかけた時に衝撃の事実。まさかの親友だった茅野が澪奈を殺したことを自白。
彼女、どういう心理で自白したのかよく分からないけど、まあそこら辺は次回に続く感じだと思うし、後日談的な話で皆にあまり興味を向かれていなかったことも分かるのでは? と思いました。まる。
 

第10話

最終回ですね。話自体は社会的に最重要論点なはずなのに、あまり盛り上がらないのは奇跡としか言い様がないです。
とは言っても、柊の台詞は社会的にとても大事な台詞だと思うし、何回放送されても色褪せないドラマだという事は言えると思います。
 
 
始まりは第9話の続きから。
柊は防弾ジョッキを着て狙撃から免れていました。彼の今までの計画性から考えれば普通に驚かないです。
 
だけど茅野が「澪奈を殺した」と言ったのは驚いたな。彼女、今までそんな素振りを見せてこなかったし。
彼女曰く、澪奈が自殺した日、一緒に彼女が飛び降りたビルの屋上にいたらしいです。その際にクラスメートと一緒になって無視をしたことを澪奈に謝罪をしようとしたものの、澪奈が「もうダメだ」と言い、ビルから飛び降りようとします。
 
そんな澪奈を茅野が掴み、離さない。けど「楽になりたい」から離してしまった。
そんな自分が許せない。だから茅野は澪奈を殺してしまったんだ。そう思ったんですね。
 
茅野らしいなぁって思います。今までの話から分かることとして、茅野ってA組の中で一番良いキャラをしてるよねって。
誰よりも健気で、状況の飲み込みが早い。だから柊がやろうとしていることにいち早く気づき、いち早く行動が出来たわけですね。
 
そんな茅野を見たクラスメートは彼女に対し説得。逢沢が最初に茅野を説得したのは納得。だって誰よりも近くで見てきたのって、彼だし。
”罪悪感”を茅野はこの10日ずっと抱えていた。「自分のせい」「自分が澪奈の手を離してしまったから」「もし自分があの時手を離していなかったら」という罪悪感。彼女らしいし、自殺現場に居合わせて説得出来なかった高校生が持ちそうな罪悪感っぽいですね。
 
物語が進み、柊が語るところへ。
まあ正味そこまでは面白くなかった。これまでの話を振り返るようなものばかりだったし、そこに新鮮な情報はあまり入ってこなかったから普通かなぁ……。
だけど、郡司警部補が柊の目的を知って彼の腹に一発殴ったのは良いなって思う。彼は元々教師だし、教え子を一人亡くしている訳だし。
 
それで、物語はお約束の午前8時。
柊はマインドボイス=SNS上に現れ、全てを明かします。
 
その時のシーンがとても印象的でした。ドラマの最重要論点であるし、演出が凝っていて凄く良かった。
それにSNSの人々が全て柊の手によって踊らされていたことを知ると、慌てて彼を貶したり責任転嫁を始めたりして面白かった。人間って都合が悪くなるとすぐ責任を誰かに押しつけたり、すぐゲスな言葉を発するよね。汚い。
 
でもそれで澪奈や文香の精神が病んで、文香は引きこもり、澪奈は自殺。その2度の出来事を柊が痛感されたからこそ、”言葉は時にして凶器になる”という台詞が言えるんだなぁって思えた。
そしてだからこそ、前々回の話であった「ギュッ、クルッ、パッ」が言えるし、全ての名台詞に説明がつく。全て自分が経験したからこそ、自分と似たような経験をして欲しくない。最終話の彼の台詞、特に熱量があって良かったです。
 
最終的に柊は屋上から飛び降りようとするも、それは茅野を含めたA組に止められます。それは郡司警部補の協力があってこそ、なんだろうなって。もし彼がいなかったら柊は死んでいたし、望んでもない死を迎えていたことにもなるし。
 
郡司警部補、最後の最後で活躍するのずるいです……。柊はそこも含めて彼を選んだと思うけど。
 
郡司警部補が柊の手首に手錠を掛け、警察に連行されて事件が終結。
物語は後日談的な話へと変わり、成長したA組たちへ。
 
後日談的な話はあまりどうと言うことは無かったんだけど、ほっこりしたな。けど茅野はそこで印象に残る台詞を残したので、抜粋。
 
さくら:先生? あの事件で世の中が大きく変わったなんて全然なくて。まるで何も無かったように、皆相変わらず忙しくなく生きてて。……でも、これだけはどうしても言いたくて。あの10日間は、私にとって青春でした。
彼女らしさが全開の台詞でした。
柊の起こした事件というものはSNSを標的にしたものであり、人の心に直接問いかけたもの。不特定多数の人々に”言葉は時にして凶器になる”ということを教え込んで、それを胸の内に大切にしまっておく人もいれば、無下にしてしまう人だっている。時間というものはあっという間に過ぎていくものだから、その言葉を忘れてしまうかも知れない。それでも柊は計画を実行に移した。その気持ちに生徒達、学校内外に潜む協力者、そして郡司警部補や教師たちが共鳴してああいう物語のオチになる。納得。
 

総括

と言うわけです。確かにこの内容であるならば、社会的に話題作になるよなぁって思ってます。
個人的な感想はあまりなく、ただただタメになるような台詞ばかりだし、今に通じるものばかりだったなぁって。日テレってさ、学園ドラマに対する力の注ぎ方バグってない?????
 
あそれと、A組の制作スタッフたちが再集結して夏ドラマ『最高の教師』を作るらしいので、またそれに関する感想も随時出していきたいと思います。(あくまで予定)それではまた。

連日ブログ記事を書いている私です。梅雨空の下、試験と小説とブログという3つに押し潰されそうで怖いです。

 

先日、知念氏が自身初の児童書『放課後ミステリクラブ』を刊行したということで購入してきました。

児童書は小学生? 中学生振りに読んだのでルビ振りとか、平仮名に戸惑いつつ読みました。

 

 

 

全体的な感想

全体的な感想から行く前に、まずは簡単にあらすじ紹介。
 
某小学校に通う、通称ミステリトリオと呼ばれる三人──辻堂天馬・柚木陸・神山美鈴。同じクラスであり、かつ放課後のクラブ活動の「ミステリクラブ」に所属しているという。ある日のこと、三人のクラス担任:真理子先生から「今日の水泳の授業は”ある事情で”無くなりました」とクラス中に伝えられ、美鈴も含めクラス一同が落胆。だが、辻堂天馬だけは異なり、先生の話す”ある事情”について考える。放課後、真理子先生から三人に対し、「水泳の授業が無くなった原因──プールに金魚を放った人物」を探して欲しいという”依頼”をしてきます。そこから三人による事件捜査が始まるのですが──?
 
こんな感じ。
全体的な感想から申し上げておくと、児童書でも本格ミステリを展開してくれる知念氏は凄いなとしか言いようがありませんでした。児童書のミステリはどこか大人からすれば「安っぽい」とかそんなイメージがつけられがちだと思いますが(私の偏見)、この著書の場合、大人でも、大学生の私でも充分に楽しめる著書だと思います。
 
そして、血が苦手な大人、あるいは殺人そのものが苦手だったり、そもそもミステリものを読んだことがない大人でも「入門編」のような形で読むことが出来ると思います。
 

キャラ

この著書で出てくる登場人物として、まずミステリトリオと呼ばれる三人──辻堂天馬・柚木陸・神山美鈴。そして、ミステリクラブの担任:真理子先生。ミステリトリオのクラスメート:重田太一、早乙女華。彼らについてどういうキャラをしているか、少し考察していきます。
 
まず、ミステリトリオ。
最初に申し上げておくと、この三人に関しては著者の代表作『天久鷹央』シリーズにおいて登場する、主要な人物によく似ているなぁって気がしました。辻堂天馬は昨年イギリスから日本へ帰国してきたいわゆる帰国子女であり、ミステリ小説が大好きな、いわば”変人”。これって天久鷹央の性格に類似していません? 彼女はいわゆる帰国子女ではないものの、ミステリ小説が大好きで、彼女もまたどこか変わっている性格の持ち主。
そして著書の語り手でもある柚木陸。彼は至って普通の小学生だなぁって思うところもありつつ、『天久鷹央』シリーズにおいていつも振り回されている、同じく語り手の小鳥遊遊に似ていると思う方がいるかも知れません。(私の場合は少なくともそう思った)小鳥遊の場合は合気道ではなく空手ですけど、天久鷹央先生の身に何か遭ったら自分の身を挺して守ったり、彼女の頼みから渋々受け入れたりする立場。この立場は柚木陸でも同じ事が言えると思います。作中で、合気道を使った場面が2度使われており、1度目はお祭り、2度目は物語最終局面において。
そして、神山美鈴。彼女は陽気な性格をしており、身体を動かすことが楽しいと思っている女の子。先述している通り、彼女の場合、『天久鷹央』シリーズで小鳥遊を振り回している鴻ノ池舞に似ているのではないか? と思います。鴻ノ池舞は同じく陽気な性格の持ち主でありながら、いざ医療の現場に立つと優秀な頭脳が役に立つという人物。流石に学校は医療現場ではないので、優秀な頭脳が美鈴に当てはまるのかどうかは分からないものの、作中での彼女の言動を読めば何となく掴めると思います。
 
次に担任の真理子先生。
作中であまり登場しなかったので語ることはないと思うので、サクッといきます。
いつも冷静で、かつどこにでもいそうな小学校教師だと思いました。以上!
 
最後に重田太一と早乙女華。
重田太一は物語冒頭で出てくる際、机に脚を乗せたり、美鈴と衝突すると言ったことから「やんちゃ?」なのかなって思ったんですけど、物語終盤に語られる真実を読むと「ああ、実はひと思いが人一倍あるんだなぁ」って思う人物でした。
早乙女華については登場回数がかなり少ないので省きます。まあ、登場してくる場面から想像するに、恐らく大人しそうな女の子? であることは窺えると思います……。
 

物語

物語について詳しく述べます。
 
あらすじを記事前半に書いたので省いて、大体の物語を書くとネタバレになるのでやめておきますが……。この著書を読んだ私の感想として、「優しい内容の本格ミステリ」だなって感じます。
 
児童書でも知念氏は手を抜かず、子ども達に”考える”という行為を楽しく描き出した作品。この著書はあくまで対象を「小学生中学年」からにされていますけど、大人でも充分に楽しめると思いますし、「ミステリものを読んだことがない!」という初心者にとって入門編になることは間違いないです。
 

結論

こんな感じでまとめました。
本を選ぶ際の参考になっていれば良いな、と思います。

これもまたTVerで始まっていたので見てきました。

ガリレオシリーズ、個人的な思い入れがあり原作も大好きなシリーズなので感想を……。

 

 

 

全体的な感想

まずは全体的な感想。
 
うーん……。原作通りで無味無臭。何か突出した面白さがあるわけでも無く、かと言って原作にない部分があるかと言えばそれはあまりないし……。
ただ、特に印象に残ったのは湯川と草薙の掛け合い、絆が見られたことかな。
 
両者とも復讐殺人を果たそうとする古芝伸吾を止めようとする気持ちは一致しているけど、草薙は”ただ止める”だけで、湯川の場合は科学を正しく教えられなかった”責任”を代償に、古芝伸吾の復讐殺人の計画に自ら挑もうとしている点だけは違うなぁって思う。
 
あとあれだ。フリーライターであり被害者の長田修。彼、どんだけ有能なのよ……。
最初はスーパーテクノポリス計画を反対する人々を取材していて、スーパーテクノポリス計画の推進者であった大賀仁策代議士についても同じように取材をしていた。
 
で、その時に知ったのが大賀仁策代議士の不倫。それを知る背景にあり、彼の協力者であった倉坂由里菜。彼女は古芝伸吾の復讐殺人を止めようと、彼に近づいて大賀仁策代議士の不倫情報を伝えます。だが、それはいわゆる”スパイ”により阻止される。
何故かというと、彼の不倫が報じられれば、スーパーテクノポリス計画は一気に中止に追い込むことが出来る。そして、同時に古芝伸吾の計画も止められる。
 
だがそれは長田と由里菜の思惑に過ぎず、実際は長田が”スパイ”により殺害される顛末。
ここ、人の思惑同士が上手く絡み合っていて考えさせられるなぁって思いましたよ。
 
”殺人”はダメ。尤も、”復讐殺人”もダメ。
その思いを胸に秘めて、倉坂由里菜はフリーライターの長田修に接近し、大賀仁策代議士の不倫情報を伝える。その情報を元に長田は記事を作成しようとしていた。
 
これって双方の根底にあるのって、共に”古芝伸吾の計画を止めたい”という思いがあるからだよねってこと。そうじゃないと物事が上手く運ばれないし。
しかし。その思惑は”スパイ”=光原市で営んでいたシェフ、もとい代議士の代理秘書官により潰されます。
 
シェフは元々店舗をやっていたそうですが、秘書官が彼に近づきお金を渡します。だが、それはあくまで条件付き。
”スーパーテクノポリス計画の反対派を潰すため”。これが秘書官の目的です。
→ここ、政治の闇を見ている感じがして胸糞が悪かったです……。どんなやり方でも構わないから、反対派を潰すって言う考え方そのものが、気持ち悪さ全開だし……。まさに悪人って感じ。
 
長田修ってかなり有能な人物だと思います。さすがフリーライター。
全体的な感想はこういう感じでまとめておきます。原作通りだなぁって思うし、悪く言えばオリジナリティーが一切感じない無味無臭。もう少し捻ってくれても良かったと思うけど。
 

気になるところ

ここからキャラについて掘り下げておこうと思います。
まず、このドラマにおいてオリジナルキャラクターであった牧村朋佳。
 
彼女、最初にまとめておくと岸谷美砂とほぼ同一的な性格だと思います。
湯川と同じ”変人”であることに間違いなく、新人キャリアでバリバリに捜査に顔を突っ込む。よくある性格の人だし、それって岸谷美砂とほぼキャラが被ってないか? って思います。
 
まあ、唯一違う点としては湯川の顔をじっくりと観察したところかな。
岸谷はそこまで見てはいないし、さほど興味を示さなかったから(というより、湯川から嫌がらせを受けていたから寧ろ嫌ってたと思う)、顔はそこまでじっくりと観察していなかったと思う。
 
だけど、牧村に関しては面食いキャラ? なのかなって思う。
あそこまで男性の顔をじっくりと観察する女性はなかなかいないと思うし(私調べ)、なかなか強烈な”変人”だと思います。
 
あとあれだ。湯川と初めて顔合わせする時、草薙の助手席で堂々と化粧を直してたとこかな。
ああいうとこ、岸谷とは違うと思います。岸谷はどっちかと言うと化粧はあまり直さないタイプだと思うけど、牧村は自分の美貌に汚れがつかないように化粧を直すタイプ。嫌いじゃないわ!!!!!!!!!
 

まとめ

簡単にさらっと書いてみました。
文章に起こしてもあまり匂わないし、原作そのままを映像化したって感じ。しかもオリジナルキャラクターの牧村もあまり役に立っていないし、ただ原作の内海薫のポジションをオリジナルキャラクターのポジションにそのまま置き換えてやった感じ。
 
あまりオリジナリティーが立っていなかったし、悪く言えば普通だと思います。
まあ、原作勢からすれば安心感漂う作品になったのではないかな~? って思うところ。

7月が迫ってきていよいよ暑くなってきました……。暑いです。冬、早く来て下さい。

あそれと、今回記事を出すのが若干遅れたのは大学生ならではの事情です。はい。

 

 

 

第6話

普通の面白さ。何か突出した面白さという訳でもなく、淡々と物語が進んだ感じ。
でもテーマ的に非常に重要なテーマだと私は思います。
 
 
冒頭のシーンはこのドラマでなかなか見ることが出来なかった青春シーン。生徒達に余裕を持たせるとこ、柊の優しい一面だと思います。
 
それで、今回スポットライトが当たったのは水越涼音。なんと彼女は元水泳部だそうで。
そのきっかけが、生徒達の探偵ごっこ。茅野が主導していく中、怪しい先生たちを絞り込んでいきます。
 
全部で5人。
まず一人目は校長。彼の場合、一気にマスコミの注目の的になったことで、次第に「邪魔」だと感じて作らせたのではないか? と推測。まあありがちな話。
二人目は森崎。彼女、実は柊を狙っていたそうなんです。柊と澪奈が仲良かったことに嫉妬して、作らせたのではないか。これもありがちな話。
三人目は佐久間。澪奈のことを粘着していたようで、それで作らせた……? ストーカーですね。気持ち悪い。
四人目、武智。彼の場合はすぐにリストから外されます。
五人目が坪井。彼、物語が進むにつれて昭和みたいな教師だなぁって思います。というより、この先生、どこの学校にでもいそうなキャラ。こういう先生って大体生徒から嫌われがちだし、反感を持ちたれやすい。生徒から被疑者候補にされるのも納得です。
 
それで、その過程で水越が元水泳部という事実が浮かび上がり、その後の回想で水越が水泳部を辞める経緯が明かされます。経緯というのはこういう感じ。
 
入部当初から期待されていた澪奈に負けず、水越もまた追い込み練習を続ける。その結果、彼女と肩を並べる存在になる。
だが、その犠牲が彼女の身体に影響を及ぼし、結果病院に。1日部活を休んで、その翌日部活に来た訳ですが……。
なんと水泳部顧問の坪井先生から叱咤を受けることに。彼氏と写った自分の写真を十枚以上床にたたき付けられ、「金輪際お前に教えない」と言われてしまいます。
 
うん。これ普通にパワハラだね。教育委員会に直訴すれば、普通に坪井先生は懲戒免職を食らっていたはずです。
それで、こっそりとスマホを持ち出していた結城に頼み、告白映像を撮影、SNSに投稿して貰います。
 
それで夜8時に回る頃になり、お約束の時間がやってきます。(←お約束の時間と書いて私楽しんでて草)
水越は柊の指示通り、坪井先生が犯人だと思い説得を試みようとします。まあ、柊は当然の如くフェイク動画を作成した人物を知っているはずだし、水越と坪井との間に確執があったのを見越してあえてビデオ通話にしたんでしょうね。優しいです。
 
それで、坪井の口から明かされていく水越の真実。実は彼女、運動性の致死性不整脈を部活の練習で発症していただそうで。”致死性”という用語を聞いただけでゾクッとします。
それを聞いた坪井は何とかして水越を練習に出したい、そんな想いを医師に告げましたが、結果は無論ダメ。
 
それを知らなかった水越は思わず画面を凝視。まあ、彼女の母親は良い判断だと思います。
懸命に練習を続けた結果、運動性の致死性不整脈を発症。つまり、イコールでもう泳げないということ。懸命に練習を続けたのに、もう泳げないと聞いたら水越はどんな思いを抱くのでしょう。
 
そんな疑問を抱いた坪井は手口は荒っぽいものの、水越を水泳という活躍の場から追放。実を言えば、彼はとても生徒思いの教師だったんですね。
 
(私の経験で言うと、昭和気質のある教師って大体は良い先生ばっかりなんだよね)
 
だけど、その想いを外に放り投げてしまった水越。柊から強めの叱咤を受けます。
ここ、テーマとしては良い名言なので抜粋します。
涼音:良かった……。
柊:(涼音を蹴って)何が良かったんだ。おい。何が良かったんだよ。お前がこの動画をネットに流そうとしたのは変わりは無い。違うか?
涼音:でも……
柊:でもじゃないんだよ。この動画が世間に広まったら坪井先生がどんな目に遭っていたのか、よく考えたのか? なあ!? 考えたのか!! お前の不用意な発言で、身に覚えのない汚名を着せられ、本人が! 家族が! 友人が! ……傷つけられたかもしれないんだ。(襟を掴んで)お前は、取り返しのないことをやろうとしたんだ。なあ! 分かってんのか!!
~~~~~~~~~
柊:何がしょうがないんだよ、おい。何を反省してるんだよ!! お前ら、いい加減目を覚ませよ。変わってくれよ!! 何がいけなかったのか。うわべだけで物事を見ないで、よく考えるんだよ!! 目の前で起こっているものをちゃんと目で受け止めて、頭に叩き込んで、胸に刻むんだよ!! お前らそれをしないから何回も何回も同じ事を繰り返すんじゃねぇのか。本質から目を背けたらダメなんだよ!!
第1話の復習みたいなものですね。
まあそれは置いておき、ここの台詞は現代社会においてめちゃめちゃ大事なので切り取っておきます。
 
私が思うに、今時の高校生って中身が空っぽだから考えない、物事の本質を見ない。だから何回も同じミスを繰り返す。そして、そのミスがいつかは重大なミスにつながり、誰かを傷つけてしまうかもしれない。
特にSNSについては。今は誰もが携帯を持ち、誰もが物事の発信者になれるからこそ、他人を簡単に巻き込みやすい。そして自分の勝手な思い込みで他人を陥れ、最悪な出来事を引いてしまうかも知れない。
 
他人事にしちゃダメですね。胸の内に閉まっておきます。
 
それで、物語に戻りますが、誰もハンターは教師の中から名乗り出てくれなかった為、お約束通り教室を爆破することに。生徒は大パニックに陥りますが、茅野は冷静沈着。それは何故かというと、冒頭の信じるか信じないかゲーム。眼鏡をしているときは信じろ、していないときは信じるな。それが彼女の行動の根拠となり、冷静でいられた訳ですね。
 
観察力鋭っ……。ホームズ先生もびっくりやで……。
 
それで、生徒の命を見殺しにさせるような教師の姿を見た、SNSは一気に教師達を叩き始めます。そんなとき、柊は新たな起爆剤を投下。
 
それが、武智がハンターであること。
彼は今後どう行動していくのでしょうか。楽しみです。
 
ああ、それと。柊と相楽孝彦が共犯だなんて少し驚きました。彼、一ミリもそんな表情を出さなかったので……。
役者って凄いなぁ……。
 

第7話

今回もまた普通。とは言いつつ、今日の配信分だけで見ると演出がだいぶ変わったね。
前までは生徒主体の演出をしていたけど、この話からSNS主体の演出になってきてる。ドラマのテーマに合わせているって感じ。
 
さてさて。武智は自らの潔白を証明すべく、自らメディアを通じて無罪放免であることを話していました。
まあ当然だよね。生徒を守る側の教師が生徒の命を奪った原因となった行動をしているんだから。
 
だけど、物語が進むにつれ武智への疑いが深くなっていきます。少しだけその疑いが浅くなる……? と思いきや深くなるんで、こっちがハラハラします。
で、その疑いが浅くなるのでは……? と思ったのが、今回少しだけスポットライトに当てられた2人の生徒。瀬尾と魚住。回想で武智から推薦を貰っていた二人組だと明かされ、「ああだから武智を庇ってるのか」ってなりました。
 
瀬尾と魚住。どういう関係がイマイチピンとは来なかったものの、恐らくは気が合った友達って言う関係なのかな? そこだけ掘り下げが足りないと思うけど。
 
それで、お決まりの夜8時。同時並行でSNSに掲載された動画の解析が進行しつつ、柊は武智と直接対峙。
武智は柊の話を聞かず、ただ一蹴しますけど、柊に届いたメールの添付画像で事態が一変。あらま、武智が一気に追い込まれていきました。
 
まあ、第1話から見てきた武智の人物像、私なりに言わせてみれば”クズ教師”だなぁって思ってました。
表向きメディアから取材を受けチヤホヤされている武智だけど、それって裏を返せば「名声を受けている自分ってかっこいい!」って思っているただの”クズ”なのよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな奴、教師になっていいの?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、今回の話。武智の化けの皮=”クズ”が剥がされていく過程、教師としてはあるまじき発言をしてしまいます。その発言というのは、「商品価値のない生徒は用はないんだよ」”クズ”中の”クズ”が出てしまいます。
……気持ち悪いしお前もう教壇に立つ資格ないだろ……。って本当に思ってしまいましたよ。
 
そんな武智に対し、柊がまたもや思い切った台詞を吐きます。(例によってまた抜粋
 
柊:生徒は物じゃない!! 人間だ!! (武智の襟を掴んで)俺たちが導いてやらなければならない、脆くて未完成な存在なんだよ。三歩さきしか見えてない彼らに、長いレールを敷いてやる。未来を信じて、行く先を案じて。どの道を歩めば、それがかなりの最善なのか考える。寄り添って、寄り添って一緒に答えを探す。それが、教師の務めだろ。
公式が武智を”クズ”認定した瞬間をお祝いしましょう。
それはさておき、柊の台詞は教師の理想像だね。高校生ってまだ中身が空っぽだし、経験が少ない。だから将来のことについて不安が沢山ある。そんなとき、誰が真っ先に支えるかと言うと、”教師”。教師が真っ先に寄り添って、考えられるから生徒は前を向いて未来へ一歩を進める。
だけどその道を武智が潰した。自らの面子を潰さないように、生徒を犠牲にして自らの保身に回った。最低です。
 
その後の台詞で、ようやく柊のバックボーンが見えてました。
彼は自分の受け持つ生徒たちに対し、”幸せであってほしい”。自分の死が近いだからこそ、卒業が真っ先に近く、大人になる瞬間がもうすぐ目の前に迫ってきている彼らに対し、これからを案じて生きて欲しい。だから立て籠もり事件を起こしているし、各回の名台詞が言えるわけですね。納得。
 
それで、武智は無事に署に連行されたのですが……。
……あれ? 澪奈の死に直接関わった人物が明らかになったなら解放されていないとおかしくない?
 
どうなるんでしょう~~~~。
 

まとめ

第6話・第7話の感想はこんな感じです。
ざっと俯瞰すると物語の展開が熱くなっている感じがするけど、繊細に分析するとあんまり盛り上がってない感じがします。
 
というより、SNSというドラマのテーマにいよいよ近くなっているからか、外での展開が多すぎて中の展開が意外と見られないからそういう風に見て捉えてしまったのかも。
 
次の配信がラストですね。楽しみです。

夏が近くなる中、30℃に達するような気温で既に倒れそうな私です。

梅雨ってどこいったんでしょう……。というより、早く冬になってほし~~~~~~~~。

 

 

 

 

第4話

全体的に。今回の話もまた本筋が進んだね。
とは言っても、前回とか前々回と比較したらあまり本筋は進んでいないように見える。スローダウン?
 
 
今回の話はスクールカーストの頂点に立っていた甲斐隼人がメインの物語。んで、その主軸となったテーマ的なものが「ヤングケアラー」
いつも通りに柊一颯は生徒達に課題(:フェイク動画を撮らせた人物を探せ)を与え、「我こそはぁ!!」と言って手を挙げさせる柊。周辺の生徒はいつも通りに「名乗り出るわけねぇだろ」とぼやきますが、甲斐がこれまでの展開とは裏腹に名乗り出ます。
 
そりゃ意外な展開だわな。だって今まで名乗り出ることは無かったんだから。
 
それで、生徒達の多少の衝突もありつつも、いつも通りの夜8時まで回答を待つことに。
 
場面が変わって教師側。自分の子が殺されたか殺されていないか、不安がる保護者たちに説明しつつ、甲斐隼人の弟・妹が登場。彼らの話によると、どうやら彼の母親の面倒を教師の誰かがやってくれるという連絡を受け、学校に来たらしいです。
まあこの連絡をしたのは恐らく柊一颯だろうね。うん。
 
また場面が変わり、郡司警部補。彼は課題を外し生徒5名の殺害を許してしまったことから、捜査線上から外れ署で色々とやっていました。でもこれが、まさか柊一颯の計画の一部とは……。恐るべし。
 
色々と事が進んでいくうち、再び場面がA組へ。そこでは極限状態が続き、スクールカーストが崩壊していくA組の姿が映し出されました。そして、崩壊していくスクールカーストの中、茅野と香帆の行動に好感度を持って、二人ほど仲間になります。
今までの展開からしたら、少し胸がキュッとなるやつ……。最初は「奴隷」呼ばわりされていた茅野が、徐々に仲間を増やしていく……。無論スクールカーストの上層に立っていた人はそれを良くは思わないでしょうし、(実際役者の演技を見ると不貞腐れてる)まあ上手く学校社会を捉えているよなぁ……、って思う。
 
 
 
 
 
 
 
──え、日テレくんってこういうの得意なの?
 
 
 
 
 
 
 
 
場面が甲斐家に。ここ、よくあるヤングケアラーの状況として作りが細かく、普通に良かったです。
まず子どもたちが教師を連れて歩いているシーン。恐らく安い賃貸アパートに住んでいるのかな? と思います。廊下が狭く、壁や床が古い。そして、甲斐家が住む部屋。荷物がゴチャゴチャなのは触れず、他のところに刮目しておくと、子ども達が使うであろう小さなテーブル。
 
 
三枚ほど掲載しましたが、ヤングケアラーと貧困の状況をよく表しているのではないか? と思います。
(と言っても……、置いてある物がやけに汚れていないのが不自然だから、そこだけ気にしたんだけど……)
 
ドラマの話に戻します。
甲斐家で語られたのは、甲斐隼人の状況。他の教師たちが知らなかった彼の一面。
 
母親曰く、交通事故で脊髄を損傷する前まではダンスに励んでいた。だが、自分が交通事故で脊髄を損傷、歩けなくなると、彼自らアルバイトを掛け持ちし、それまでに懸命にやっていたダンスがやれなくなった……。そのことを母親は気に病み、「自由」を奪っていったという。
 
そのことを体育館に戻り、他の教師たちに隼人の状況を話します。それで、瑞希先生が「他に私たちが出来ることは無くて……。“教師ってなんなんでしょうね”」とぼやきます。
(……というより、いちいちテレビの武智に反応しないで貰えないでくれるかな……。武藤先生(脚本家)はネタのつもりで執筆されたと思うけど、普通にうざい。鼻につくし反応の仕方が古臭い)
 
その後の台詞がダメな教師の一例なので抜粋します。
瑞希:他に私たちが出来ることはそんなに無くて……。教師って何なんでしょうね……。
坪井:とにかく、甲斐の家はそっとしておくのが良いでしょう。
佐久間:教師がどこまで生徒の家庭に介入するか、その線引きは難しいですからね。
市村:必要ないんじゃないですか、その線引きは。お節介と言われようが、生徒が困っていたら手を差し伸べる。それが、教師にとって一番大切なことなんじゃないですか。
これのどこがダメな例かと言うと、もう既に隼人が警察沙汰の事案を起こしているから手遅れなんですよ。教師はよくドキュメンタリーに取り上げられるほどの多忙さで、時間の余裕がない。生徒の困っていたら教師が助ける、そんな方針をとっていては、生徒がいざ困っていたら助けられないんですよ。だから、自分たちがどんなに忙しくても生徒の状況は逐一把握すべき。私の述べていることが理想論かも知れないけど、そうしなければ困った生徒を救えない。絶対に。
 
それで、場面は夜8時に迫るA組へ。
自分の命が惜しいと思っている生徒たちは隼人に迫り、隼人の仲間はその生徒たちと揉み合い。そんな時に現れた柊一颯は、隼人に決闘を申し込まれます。
柊は隼人と格闘を続けながら、彼の起こした傷害事件の全貌を話していきます。彼の起こした事件とは、以下のようなもの。
 
景山澪奈が半グレ集団に拉致されそうなところを隼人が救い、半グレ集団に危害を加えた。だが、事件には裏があり、その裏というのは、“自分の家が貧しく、金が欲しかった”からという隼人の独りよがりな動機から、景山澪奈を廃ビルに呼び、半グレ集団と会わせようとさせた。だが彼の思っていた事の顛末とは裏腹、景山澪奈が半グレ集団──通称:ベルムズに拉致されそうなところを助け、自らの身をもって闘った。
 
こんな感じかな。で、隼人のこの行動原理の根底にあったのは、澪奈に対する嫉妬。以前までは澪奈と同じようにキラキラとしていた自分だったが、ある日のことで自分はキラキラしなくなり、次第にキラキラとしていた澪奈に嫉妬するように。
 
高校生にとってはありがちな話だし、普通の社会人でもあり得そうな話。
人間ってさ、自分より輝いて活躍していたら、そりゃあ嫉妬するよねって話。そこからアンチというものが生まれ、誹謗中傷というものも生まれていくんです。それを特に起こしやすいのは、高校生。彼らってまだ未熟だし、大人になりきっていない大人。考え方が大人ではないし、どこかまだ幼稚な考えがあるから、嫉妬していく。そして場合によっては危害を加える恐れがある。
 
だから彼は澪奈を陥れようとした。だから、隼人はこれまで騒がず、どこか大人しくスンと座っていた。
なるほど。そういうわけで隼人は大人しくなっていたのか……。
 
んでもって、そんな隼人を柊は思い切った台詞を吐きます。あ、ここから少し抜粋します。
柊:いつまでそうやって被害者ぶっているつもりだ。お前がダンスを辞めなくちゃいけなくなったのは、家族のせいじゃない。お前が何もしなかったからだ。
隼人:(襲いかかりながら)ふざけるなよ!!
柊が隼人の頭を殴る。
柊:お前が! 抱いた悩みや苦しみを誰かにぶつけたか? 仲間に、クラスメートに、教師に、どうしてもダンスがやりたい! 誰か助けてくれって、お前は縋ったか!?
ヤングケアラーって誰かの助けが欲しいと思っているけど、実際のところ助けを求めていないんだよね。私は当事者だから分からないけど、数々のドキュメントを見ている限りだと、『本当は誰かの助けが必要だけど、今の状況だけで精一杯』という状況ばっかりなんです。でも誰かに助けてって言っていても、今の自分を晒すことになり、羞恥心が働く。だから必要な助けが行き届かない。
 
甲斐隼人の場合はどうなるか。彼の場合は少しヤンチャな部分もあるけど、家族思いの一面がある。だから懸命に家族の世話をしてきた。……だけど、一人じゃ無理。だけど一人でやるしかない。
だって彼はこう言っていますもの。──“助けてくれるわけでもねぇ。見捨てられるのがオチじゃねぇのかよ”って。
 
隼人らしいです。
確かに縋っても助けてくれる訳でもないし、場合によっては見捨てられるのがオチ。少しバックボーンが足りない気がしますけど、まあ一応ドラマ的な話は出来ているから良いのかなって思います。
 
最終的な結果として、隼人が柊に負ける結果となりますが、心情の側面から言ったら隼人は柊に助けられた、と言う結果に。その話を(強制的に聞かされていた)郡司警部補は、その話を頼りにベルムズのアジトを捜索することに。そこからベルムズのメンバーたちやボスと格闘、最終的にアジトを摘発することに成功しました。
 
……で、その後柊が倒れたんですけど大丈夫ですかね……。持病が悪化していなければ、の話なんですが……。
 
 
 
 

第5話

生徒達がメイン。とは言っても、第4話と同じく本筋はあまり進まなかった感じで、脱出するか脱出しないかで1話を乗り切った感じかな。冒頭のニュース映像から始まってニュース映像で終わるの、嫌いじゃないわ!!
 
 
第5話にして、死んだと思われていたはずの生徒達が実は生きていたという展開が早速始まりました。まあここの展開は予想できていたので、あんまり感動しなかったです。
だけど、その後で語られる柊の目的により、生徒は二分。
 
「脱出したい」と思う生徒vs「脱出したくない」と思う生徒にくっきりと分断。
でも前者がパッと見た感じ、少ないのは驚いたなぁ。てっきり「脱出したい!」という生徒達で埋め尽くされ、「脱出したくない」という生徒がマイノリティーになるかと思ったし。
 
それで、柊の目的を明かす時に重要になったのが、スクールカーストの頂点に立っていた諏訪。この際、ベルムズのボスと同じペンダントを持っていて、この後の展開が何となく予想出来たのは秘密です。
 
その後の展開もA組を中心とした場面ばかりだったので、ドラマ的にもあまり微妙な気がしました。
諏訪が茅野と二人きりになるシーンがあったけど、はっきり言えば、あそこであまり変わらないのが彼女のオチなんじゃないかって思う。じゃあなんで二人きりにさせたの?
 
最終的に諏訪はベルムズのボスとの関係を吐きますけど、そこはあんまり気にしなかったなぁ。全て身勝手な気持ちばかりだったし、「だから?」って言う気持ちになった。
(まあ、それが高校生って言うもんだけどね)
 
最後の場面は心が躍った。
まさか澪奈の死の原因に、教師が関わっているんだなんて……。
 
 
 
 
 

まとめ

という感じです。個人的にはあまり話は盛り上がりませんでした。
さて、この後どうなっていくのか。次の配信が楽しみです。

ずっと見たかったドラマがTVerで配信してくれたので、見てきました。

気ままに感想を述べたいと思いますので、対戦よろしくお願いします。

 

 

 

第1話

全体的に俯瞰すると、一気に物語の本筋をガッツリと進めすぎている感じがします。
個人的な話、こういうのって後で「物語的にどうしよう」的な話になるし、視聴率維持が出来なくなるからおすすめはしない。
 
 
柊一颯が3月11日、学校の屋上から意味深の発言をしながら飛び降りるところから。そこから謎の映像が次々と映し出されて行くパターン。こういうのって私的に好きなんだよね。いかにもサスペンス感があって。
 
それで、物語は10日前に戻る。
10日前は3月1日。卒業式まで10日前を切る中、各々の生徒が最後の学校生活を楽しんでいるところが映し出されていました。それで、柊一颯が大量の荷物を廊下で運んでいる時に思ったんですけど……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
──先生の荷物を倒してそのままにするなんて、性格悪っ!!
 
 
 
 
 
 
 
まあその生徒はそんなに悪気が無いように思えたし、その後茅野さくらが先生の手伝いをしようとしているところを見て、「何だ、普通の学校か」と思ったんですけどね。はい。
……けど、その彼らの生活が柊一颯によってぶち壊されます。
 
何気なく彼が3年A組の教室に入ると、ヤンキー組の生徒たちに尻を蹴られていました。痛そう。
それで、唐突に彼は「君らを人質にします」と宣言。最初は何かの冗談だと思って笑っていますけど、柊一颯が起こす爆発により、冗談ではないことが理解します。
 
それで、人質に捕られたA組の生徒たちはそのことに大パニックを起こし、一部の生徒は柊一颯に襲いかかりました。襲いかかったは良いものの、彼に一蹴され、まともに相手にされません。
で、彼に脅されつつ、与えられた最初の課題:景山澪奈がなぜ自殺したのか? について考えます。
 
クラス内で衝突を起こしつつも、何とか結論を夜8時までに出します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「景山澪奈は水泳のドーピングがバレて自殺した」。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これがクラスで出した結論。
 
ですが、ある生徒──茅野さくらだけは違い、別の結論を柊一颯に出します。
その結論というのが、“いじめ”
 
景山澪奈は謂れのないドーピングによりクラス全体によるいじめに遭い、結果自殺。
その時のいじめが起きる直前、茅野さくらは謂れのないドーピングについて知らなかったものの、クラスの悪い雰囲気に押され、次第に彼ら同様、彼女を無視するように。
 
その際に彼女から手紙を貰っていたものの、それは友達と決別するような内容。その内容に絶望し、次第に茅野さくらは景山のことから離れていきました。
“いじめ”を解決出来ずに。
 
そして、最後に景山が自殺したのは「自分のせい」だと主張。
柊一颯はそのことに対して不正解を言い渡します。
 
不正解。その場合はクラスの誰かを殺害しなければならないというペナルティー。
ある生徒が答えを外した茅野さくらを殺せば良い。そう言うと、柊一颯は「揃いも揃ってクズだなぁ!!」と盛大に吐きます。
 
あ、ここの台詞だけ高校生の発達を如実に物語っているようなものなので、抜粋しておきます。
 
柊一颯
:自分が助かれば他人がどうなっても構わない? イカれてるねぇ……。
 (教卓を叩きながら)どうしてそんな……、貧しい考えが生まれるのか……。
 モラルの欠如、アイデンティティの拡散。
 要は中身が空っぽなんだよ!!
 
高校生って「もう自分は大人だ」とか言って勝手に独り立ちを始めようとするもの。けど、まだ中身を見れば子どものままなんです。大人になりきっていないんですよ。
格好つけたがっているただの“クズ”。本当は他人のことを気にしてあげたいけど、自分のことだけで精一杯。
利己主義的な考えに、まだ高校生にはあるんですよ。
 
そこを指摘しているんです。彼は。
景山の死から何とも思わない。それはただ自分だけが何とかなれば良いと思っているから。景山をクラス全体でいじめて、それがいじめの原因だとしてもそれを結論に出さなかった。
 
だけど、茅野だけは違った。
“奴隷”呼ばわりされていた彼女だけは違い、真剣に景山の死と向き合った。だから彼女は言えた。”いじめ”が原因で彼女は自殺してしまったんだ。自分がちゃんと景山の“いじめ”に向き合わなかった自分が、彼女を死なせてしまった。
 
茅野はしっかりと成長していた。“奴隷”呼ばわりされていながらも、しっかりと景山の死と向き合っていた。
だから柊一颯は茅野を選んだんだと思います。
 
 
しかし、茅野の答えは不正解。によってクラス一名が脱落(殺害)。
……? 彼、見事に急所を外していますけど……?
 
だけどクラスはその生徒が「本当に」殺されてしまったのかと思い、焦り始めます。
まあ、こうでもしないと真剣にならないからかな……。高校生の本質を徹底的に見抜いていたからこそ、柊一颯は徹底的に計画を築き上げた。
 
……え? 策士なの?
 
 
 
 
 
 

第2話

全体的な感想。
普通の面白さ。特に飛び抜けた面白さはあまりなかったものの、ただ役者の演技が凄かった。
 
柊一颯が2日目に出した課題は「やり逃げXの正体を暴くこと」。又もや彼らは夜8時まで結論を出さなければならないことに。
彼らは逃亡手段についても考えつつ、やり逃げXの正体について考える。そこで被疑者候補が2人。
 
まず1人目は茅野。
実は友達のフリをしながらやり逃げXをしていた。まあ何となくあり得なくもないんですけど、第1話の状況からして少し無理があるんじゃないかなぁって。
 
そして2人目は宇佐美。
昔景山と仲が良かった(過去)という点を突かれ、そして柊一颯に内緒話をしていたことも突かれて、一気に被疑者候補ナンバーワンにのしかかります。昔友達だったけど、急に険悪になったことから、と言う点でやり逃げXになり得なくはないし、大体の高校生は自分に不都合な事が起きたら勝手に人のことを恨み、陥れようとする。茅野の線よりはあり得そうかな、と思います。
 
物語が進むにつれ、柊一颯の過去も徐々に明らかに。
彼は元恋人に暴力を振っていたことが分かりました。周囲の証言からするに、「恐ろしい人間」だの言われていましたし、柊一颯の印象が悪化することは免れないでしょうね。
 
それで待望の夜8時に迫る頃。彼の電話に元恋人から掛かってきます。
ですがその相手は元恋人ではなく、刑事。刑事は柊一颯の問いに答えること無く、また柊一颯は生徒達に又もや襲われ、あわやの展開が続きます。2度の勝手なる行動に彼は痺れを切らし、生徒達を黒板の前に並べます。
 
そこで君たちの上に爆弾があることを告げ、一斉に殺害することを予告。あわてふためく生徒達。しかし、諏訪が「やり逃げXが名乗り出れば良いんでしょ?」と発言。クラスは一気にやり逃げXが出てくれることを待ち望み、とうとうその正体が明らかになる。
 
その正体はまさかの茅野さくら……、ではなく、予想通りの宇佐美。
彼女は堂々と柊一颯の前に現れ、罪を自白。彼女がそこまでした原因というのは、完全なる“嫉妬”。自慢の友達に裏切られ、次第にストーカー化。次第に景山を陥れようと鞄の中に入っていた、ドーピング動画を拡散。彼女のいじめを主導していった……。
 
まあここでも柊一颯の名言が炸裂していますので、抜粋します。
 
柊一颯
:宇佐美。お前に足りなかったものは想像力だ。もし、自分の家の窓が割られたら、自分の服を切り裂かれていたら、どんな思いをするのか。嘘の投稿で謂れのない中傷を受けたら、どれほど傷つくのか。お前には、その痛みを想像できなかった。
 
宇佐美:(頭を抱えながら)うるさいうるさいうるさい……!!
 
柊一颯
:(宇佐美の頭を掴んで)よく聞け。景山はお前を恨んでいなかった。寧ろ、自分のせいだって言ってた。“私がいけないの。何も言わずに、香帆を拒んで、ちゃんと伝えていれば良かった。友達が欲しかった。私は本当の意味での友達になりたかった。”そう言ってた。
 良いか。宇佐美お前は、そんな彼女の気持ちを踏みにじったんだ。
 
柊一颯、少し離れて。
 
柊一颯
:それが痛みだ。その痛みを、一生忘れんなよ。
 
第1話で述べたと思うんだけど、高校生って利己主義的な考えしか出来ないのね。他己主義的な考えってまだ出来ない。だから今まで友達だと思っていた友達が急に自分の目の前からいなくなると、裏切られたと思ってしまう。
そして、「自分の何がいけないの?」とか「他の人と比べると自分はそんなダメなの?」等のように、マイナスな考えばかりが思い浮かんでしまう。だからストーカー化したり、相手を陥れようと画策してしまう。
 
だけどそれを一蹴してくれたのが、柊一颯の台詞。
想像力が足りていれば宇佐美のストーカーは無かったことだし、無論景山の自殺も無かったことにもなる。だけど現実は違う。
 
宇佐美は一方的に景山の気持ちを踏みにじり、欠けた想像力で彼女を追い詰め、自殺するような選択肢を採らせてしまった。
そんな景山が感じた“痛み”を、柊一颯が伝えた。
 
大事な一場面だなぁって思うし、その後の宇佐美と茅野が話すシーンもまた印象的でした。
 
 
 
第2話の最終局面。
ドーピング動画は宇佐美によるものではないとするならば、それは誰によって作られたのか。それを解かない限り、柊は彼らを解放しないと告げて終わります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

第3話

全体的な感想。
普通。平和で終わるかと見せかけて残酷に終わらすの、まじでやり方が汚いです。
 
 
 
3日目の課題は「ドーピング動画の作成者を探し出す」こと。ですが生徒達に任せるのではなく、刑事に任せます。
そこで脚色されたのが郡司真人警部補。なぜ彼の連絡先を柊が知っていたのか、そこら辺は作中で語られませんでしたけど、後に明かされるのかなぁって思っています。
 
それで、物語が進むにつれ、一つだけ気になること。
それは内通者の存在。内通者が3年A組で起こっている実情を外部に漏らし、SNS──マインドボイスを沸かせます。
 
(恐らくここ、伏線かな……?)
 
物語の展開が進むにつれ、水泳部の2人が景山をはめたとは思えず、茅野は独自に逢沢に訊きます。ですがその訊いた情報を、スクールカースト上位の女子:諏訪に盗み聞きされ、クラスに流されます。それがきっかけとなり、里見が一気に疑われます。
 
夜8時が迫り、ドーピング動画を撮影したのは水泳部の熊沢花恋だと判明……。ところが、それは嘘の情報を流され、郡司はまんまとはめられ、生徒5人の殺害を許してしまいます。
真犯人は予想通り、里見海斗。彼は堂々と罪を自白し、動機を軽々と。
 
彼の動機として、振られた恨み。景山に告白した日の夜、繁華街で歩いているととある人から声を掛けられ、景山を陥れるための動画を撮影してこい、と頼まれます。
彼は指示通りに動き、全国大会最中、更衣室へと侵入、そこで景山のフェイク動画素材を撮影。
 
自分の撮影した動画がまさかドーピング動画に加工されるとは思わず、柊に「明日への活力なのか?」と問われました。
又もや名言炸裂なので抜粋。
 
さくら:なんで動画なんて撮ったの? 澪奈が何したの。
里見:(小声で)言いたくない。
香帆:(食い気味に)ちゃんと答えなよ!
里見:俺はあいつに傷つけられた。だから傷つけよう……。
柊:(言葉を被せて)里見お前は! 初めからドーピングのフェイク動画を作るためにあの動画を撮ったのか?
里見:いや。景山を陥れる為だったら何だって良かった。あの動画があんな風に加工されていて驚いたよ。
柊:ならお前が加工したわけじゃないんだな?
里見:ああ。宇佐美の鞄にDVD入れたのも俺じゃない。
柊:お前と景山に何かあったのかこの際どうでも良い。俺が知りたいのは一つだけだ。……お前は、本当に景山の苦しむ姿を見たかったのか? それがお前にとって、明日を生きる活力となったのか!!
里見:活力って何だよ。
柊:ある刑事の話をしよう。(以下略)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
柊:そして男は刑事になった。その男は、自分の味わった負の感情を跳ね返して、明日を生きる活力に変えたんだ。ここにいる2人もそうだ。真壁は、自分が選手として復帰出来なくなった時に相手を憎むのではなく、仲間をサポートする道を選んだ。熊沢だって、本当は景山に対して複雑な思いを抱いていたはずだ。だけど、彼女に勝とうと、努力をして、負の感情を跳ね返した。里見。お前はどうだ。逆境を乗り越えようとしたか? 傷ついた悲しみを、明日の活力を変えられなかった。それがお前の弱さだ。
里見:(机を倒して)うるせぇんだよ!!
 
抜粋はここまでにしておきます。キーボード入力が大変なので……。
たとえ話を郡司警部補の話にしているのは、狙いがあるんでしょう。それはさておき、高校生って負の感情に支配されがちなんですよ。高校生だけでなくても、大体の人って負の感情に押されがち。それがきっかけとなって、誰かを陥れようとしたり、犯罪に手を染めてしまう。そうやって明日への活力を失っていく。
 
だけど、その感情を跳ね返し、自分の為、他人の為にしてあげることで明日への活力が生まれていく。郡司警部補の話だってそう。水泳部の真壁もそうだし、熊沢だってそう。
負の感情を跳ね返し、明日への活力を見いだせなければ、それは自分の弱さとして自分に降りかかってしまう。まして、まだ大人になりきれていない高校生に降りかかったら、それってどうなる? 間違いなく、誰かを陥れたいという欲求が生まれてしまうよね?
 
こういう感じかな。なかなか良い台詞です。
とはいえ、ここまで柊一颯の名言を抜粋してきたんだけど、それに当たるバックボーンがイマイチ見当たらないのよね。多分後々に明かされていくパターンだとは思うけど、名台詞を連発していて逆に「らしさ」が失われているような……。
 
で、里見はクラスメートに説得され、改心。柊が殺害する5人を選ぶ中、「そのうち1人は俺で良い」と自ら志願します。
良いよね。こういうキャラ。自分の身勝手さで人の命が奪われたんだから。自らの責任を死をもって体感するキャラ、嫌いじゃない。
 
 
 
それで、5人が殺害され……。と思ったんですけど、まさかのまさかの展開で、殺されたはずの生徒達が復活してました。
どういうことでしょう。
まあそれは後々に明かされていく話だと思うので、次の配信を待ちたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

まとめ

ここまで長々と付き合ってくれてありがとうございます。
第1話から第3話を通しで見て、社会的に沸いた理由が少しだけ分かった気がします。
 
ではまた。お会いできるまで。

ここのところ、筆を執りやすくなって小説をまた書き始めている私です。

と言っても、小説は小説でも公募用なのですが……。

 

さて、またもや近況報告なのですが……。少し嬉しい報告をさせてもらいます。

 

実は私、今年2月頃に「第35回フジテレビヤングシナリオ大賞」用の脚本を書いていまして……。それで一応試しに出したところ……。

 

一次選考、通過していました。

 

『恋は盲目』というタイトルで出させて頂いたところ、運良く一次選考を通過していました。

文章力にあまり自信の無い私ですが、通過していたことに驚きを隠せません。感動します。

 

このまま二次……、三次……へと通過して欲しいです。

 

 

 

以上です。ではまた、近いうちに。

久しぶりの感想記事でございます。

 

先週水曜日辺りに買ってきて『ヨモツイクサ』を読んだんですが、全体的な感想を言わせてください。

 

 

 

 

 

あ、これ想像の倍怖いやつだけどめちゃくちゃ面白いやつやん。

 

 

 

 

 

 

 

 

良かったところ、気になるところに分けて感想を書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A8%E3%83%A2%E3%83%84%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B5-%E7%9F%A5%E5%BF%B5-%E5%AE%9F%E5%B8%8C%E4%BA%BA/dp/457524631X

 

・良かったところ

彼、現役医師でもあるらしいので医学知識がこれでもかって言うぐらい使われていましたし、それがホラー要素となってホラー小説としては滅茶苦茶怖かったです。

 

 

一応、あらすじ程度でまとめておくと……。
 
ページをいきなり捲ると、そこには語り形式で昔の《ヨモツイクサ》の言い伝えが書かれていて、そこにハルという少女が登場。だけど彼女はある村の慣習によって生贄として出されてしまい、《黄泉の森》に取り残される事態に。
 
彼女はそこで「ダメだ」と諦めてかけてしまうものの、《黄泉の森》に潜む神がくれた力により自分を生贄として差し出した報いを受けさせることに。村中に報いを受けさせた彼女は再び《黄泉の森》に戻って神に「力を返すがよい」と言われますが、ハルはそれを拒否してその神を殺してしまう──。
 
というような感じです。このあらすじを読んだだけでも怖いですね。(笑)
 
 
 
それでは感想。
 
 
全体的に俯瞰すれば、読者をこれでもかという言うぐらい震えさせることができる素晴らしいものだと思います。
物語冒頭で言い伝えから誰かがホラー要素となる怪物に殺害される、という構図はホラー小説あるあるとして、普通に読者を怖がらせることが出来ますし、普通に良かったです。
 
それでページを捲るごとに物語が展開していく……。私個人として良かったところとして、やはり最後の展開。
 
 
 
 
 
 
そう。
佐原茜がベクター(協力者)だった一面。
 
 
 
 
 
 
 
ここの表現については背筋が凍るものだったし、今までの展開からすれば少し予想はつくものの、「そこを突いてきたか!」と意表を突いてきました。
 
多分、小此木がベクターだったというのはミスリードだったんでしょう。さすがです。
猟師しか持っていなかった弾丸をなぜ彼が持っていた? という線を引っ張って、そして佐原茜の姉:佐原椿の元婚約者である点と彼が刑事である点を利用して、小此木=ベクター説を立証させるのは売れっ子ミステリー作家としてさすがだな、と思います。
 
(見習いたい……)
 
だけど、それは言っての通りミスリード
本当のベクターは佐原茜であり、それを裏付ける為の証拠が矢継ぎ早へと並べられていく。茜はそれを聞いているうちに嘔吐をしてしまいますが、「だろうな」って言う感じです。
 
 
 
 
だってヨモツイクサの生態情報を読者視点から考えれば、佐原茜は操られていた。
 
 
 
 
ヨモツイクサは自ら繁殖機能を持たないが為に、様々な動物の生殖機能を使って自らを繁殖してきた。それがたとえ人間であれ、ヨモツイクサは繁殖。その人間こそ、佐原茜だったと言うわけです。
確かに最初から読み返してみるとお分かりですが、茜の過去で「森で遭難した」と自ら話していることが明記されていると思います。
 
そして、そこが誰もが「ああ、伏線か」と気づくと思います。
幼少期の茜は《黄泉の森》に迷い込み、言い伝えに出てきたハル同様、ある鍾乳洞に迷い込み、そこでヨモツイクサの神経経路が出来る。そして、茜は手術中に何度か患者の腹腔内にヨモツイクサの卵を入れた。
 
 
 
 
──自分が知らないうちに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
かくして自分がまさかのヨモツイクサの女王だと知った茜は、エピローグで自分の後輩:姫野由佳を自分の後継者にして物語の膜がおります。
 
こんな感じか。ざっと感想を言うならば。
 
 
 
 
 
 
 

・気になるところ

・エピローグ

ここの部分、続編がありそうな気がするんですよねぇ……。
エピローグで語られている茜は恐らくトランス状態、つまりヨモツイクサに操られている茜だと思うけど、どうして急に後継者なんかを残そうとしたのか分からん。
 
多分作中に語られていた「留学」の件だと思うけど、きっかけとしては弱いかなぁって思う。何かこう、もっと強いスパイスが欲しいというか……。
 

・絡み

佐原茜が事件に絡まれていくきっかけが少し雑なような気がする。
一応、流れを示しておくと
 
変わりない日常を送っていた佐原茜
病院で小此木と出会う
《黄泉の森》の話題が出ると、茜の家族の話題も出る
突然蒸発した茜の家族もあり、茜は次第に事件に足を突っ込んでいく。
 
 
というような感じ。一般的に考えてみれば普通かもしれないけど、突然蒸発した家族のことがあるから事件に首を突っ込んでいくのは、少々雑というより弱い感じ。それでもきっかけ作りは行っているから良いものの。
 
 
 

・まとめ

というような感じです。
満点とはいかないし、『硝子の塔の殺人』を超えることは(個人的に)無いと思います。
面白かったのは面白かったんですけどね。