若干テンポが悪いな。前半でちゃっちゃと謎を解き明かせていれば、あとはコミカル要素と次回へと繋がる伏線でやっておけば良かったのに。

 

 

前半パートは里帰りの続き。猫猫が禿に連れられて娼館に向かいます。そこで広がった光景は男女がベッドで横たわり、ぐったりとしている姿。猫猫は慌てて処置を施し二人を生き返らせる……。まあここまではテンポ良く話が進んでいったので、あまり文句はないです。あるとすりゃあ、いきなり話が進んだことかな。視聴者に一応説明でもしておけば良かったのに。

 

んで、自分の父親と真相を推理していくってのが前半の肝。ここについては後出しはなく、ただ滔々と物語が進んで謎が明らかになった感じで「ふーん」としか思わなかった。まあ、心中が実は殺人でした! なんて話を見てりゃ分かる話だし、そこをピックアップされてもなぁ……。

 

ただ、子どもが男性を殺そうとしているのは少し驚いた。動機も怨恨からであり、相当姉のことを慕っていたんでしょう。だから男性を殺そうとする凶行へと走った。けどその凶行にいち早く気づいた猫猫は彼女の凶行を止め、殺害計画を阻止。その前に気づいていた猫猫の父親、どんだけ頭が良いんだ。

 

こんな感じ。前半パートは少し面白かったです。

後半パートはわちゃわちゃが見られただけで、「虚無」でしかなかった。

 

猫猫が他の男性に身元保証人を依頼したことを壬氏は普通に妬んでいました。それに対しての猫猫は全く壬氏に構った様子はなく、滔々と会話を進めていっただけ。何という無慈悲。

 

まあ、壬氏が猫猫の身元保証人であった男性の正体を知っていることは伏線だと思うな。彼、今のところ正体が明かされていないし、今後どうなるのやら。

 

まとめ

普通でした。

 

 

うん、まあ普通だな。後半でシュタルクの掘り下げが入ったけど、それ以外は普通の見応えだった。そのぐらいです。全体的な感想は。

 

 

前半パートは〈剣の里〉。

その場所は以前に勇者ヒンメルたちが訪れていた場所であり、言い伝えではそのヒンメルが「世界を滅ぼす災いを撃ち払う者しか抜けない“勇者の剣”」を抜いたとされているという……。

 

だが実際は異なり、勇者の剣は抜かれていなかった。この点についてフリーレンが説明するのは当たり前の話なので突っ込まないし、予定調和すぎた。ヒンメルが本当に勇者であるならば、仲間なんて引き連れていないし、単独で魔王に立ち向かっていたと思う。だが、現実、ヒンメルは仲間を引き連れて魔王と対峙した。

 

この差は何かって云うと、勇者は「孤独」であるかという点に限ってくるよね。

サブタイトルにある「本物の勇者」って要は「孤独」に打ち勝ち、誰一人打ち負かされない存在のことだよね。つまり、そのぐらいの強さが誇っているなら、”勇者の剣”って引き抜けることができる。

 

でもそれって実を言うと理想論であり、人間は「孤独」のままだと強くならない。ていうより、弱くなりつづけるだけ。じゃあどうすれば強くなれるかというと、その方法の一つに「仲間をつくる」ことが挙げられた……こんな感じかな。

実際にヒンメルは仲間を引き連れて強くなっていた訳で、魔王を倒しているからね。その強さはどこにあるかというと、無論「仲間」がいるからという理由になり、それが自然と「本物の勇者」の定義になってくる。

 

こんな感じ。それで、シュタルクが”勇者の剣”に目線を向けたのかと云ったら、恐らくは「自分が強くなりたい」からであり、剣を引き抜くことができれば、きっと自分は本物の勇者であると思っていたから。

けどそうじゃないと勘づいたのは後半パート。

 

ちなみに、フリーレンが云っていた「言い伝えは~」のところ。人間は思うように歴史を動かすことができる訳だし、いくらでも思いついたことを歴史に付すことが出来る。よくある空白の部分(例:古代ギリシャの「暗黒時代」など)って具体的な証拠はまだ見つかっていないけど、いくつか定説が出てきているわけでしょ? あれって人間が想像力豊かだからこそ、歴史を色々と付すことが出来て動かしている、そういう証拠になる訳なのです。

 

話を戻すと、後半。後半はシュタルクの掘り下げという観点で云えば大事になってきます。

久しぶりの街で展開されたのはシュタルクの話。どうやらこの話でシュタルクは18歳になるらしいです。……って、私より2歳下なのか。

 

フリーレンはフリーレンなりで考えているらしく、「服を溶かす薬」をあげようとしていたらしいです。(なお、その薬はフェルンにかけられて無くなっていますが、なぜか終盤において復活している模様。……何に使おうとしているんだ、フリーレン。絶対いけないことをしようとしているでしょ)

 

で、フェルンはまだ決めておらず、直接本人に欲しいものを聞こうと街の中へ。そこで展開されたのは、街中を手助けしているシュタルクの姿。そこで思ったこととして、シュタルクは良い奴なんだなぁって。

 

その後はシュタルクの過去の話。彼は戦士の村で育ったらしく、どうやら弱者は許されない社会。まあ当たり前だよね、戦士は強くならなければいけないし、弱かったら皆の足手まといになってしまう。だったら尚更強くなって皆の役に立てばやがて一人前の戦士となり、強くなっていく。

 

彼の家族も一人前の戦士として強かったらしい。彼の父は他の戦士に極意を教えていたことから強いと思うし、その息子の兄も当然強いはず。だけどシュタルクはそうじゃなかった。父親からは「失敗作」として見放されていたものの、兄だけは異なり、シュタルクと親しくしていた。

 

……だが、彼の街は魔族によって葬らされ、シュタルクは家族を置いて一人逃亡。その時にアイゼンと出会い、そこで訓練を積み重なさねていき、やがて一人の戦士として竜が出るという村を守っていた……のが彼の半生。

 

波瀾万丈やな。一人前の戦士として兄以外誰からも認められず、その兄でさえ魔族によって葬らされ……。そりゃ自分で自分を貶したくなる訳だし、同情したくなるよね。

けどそんな彼に寄り添ったフェルンは「私たちが逃がしません」とセリフを放つ。

 

結構良い台詞。シュタルクは今の今まで「孤独」を感じていたわけだし、自分はまだ弱いのかと自問自答を繰り返していたわけだし。でもフリーレンの口から明かされる過去の話だとか、フェルンの「私たちが逃がしません」というセリフから分かる通り、シュタルクって結構良い仲間を持ったよねって思う。「仲間」がいなきゃ強くなれない、ここで副題にがっty......繋がってくる訳ですね。納得。

 

まとめ

こんな感じ。最近のフリーレンとしては良かったかな? と思います。
(ただ若干退屈だったけど)

 

 

盛り沢山で面白かったです。フォームチェンジに登場人物たちの絡み合い……などなど、色々と盛り上がる場面があって面白かったです……。

 

 

細かいところとして、①レベルナンバー10のこと。

レベルナンバー10は確保してはならない、つまりこのケミーだけは絶対に檻の中に入れてはいけないと掟で守られている存在。その存在を冥黒の三姉妹は狙って謎のベルトに使おうとしていたし、錬金アカデミーもまた確保しようとしていた。それに、錬金連合から派遣されてきた一人も狙っていたことから……まあ特別な存在なんだなって思う。

 

それだけ特別な力だけに狙われがちであり、力は大きい物なんだろうなぁって。そりゃ冥黒の三姉妹だって捕獲しようと思っているわ。

で、そのケミーは大ピンチの宝太郎に肩入れしていたという。ここについては次回に繋ぐ重要なところだと思うし、今後この設定は大きな意味を成していく……と思われます。

 

この話で「ああ、本当に宝太郎ってケミーと話せるんだな。通じ合えるんだな」って確信しましたよ。それまでは半信半疑だったし、偶然と言えるものが多かったからそんな大口たたける程ではなかったんだけど、今回の話で「なるほどな」って思えた。で、その設定をここで使ってくるのはやはり今後の物語で左右する重要な設定じゃないかなと思います。

 

②錬金連合

やはり来てしまいました。大事な話に出てくると言うことは、今後この組織と対抗していくことが明らかなのではないかと私は思います。(セイバーかな)

で、そこから調査官が2名派遣。一人は釘宮リヒトで、もう一人は針馬汐里。

 

前者は今後も出てくると思うし、陰からひっそりとガッチャードを見守るのはラスボスの風格しかない。というより、役者レベルからしてそうだろうなって。今の情報からはまだ分からないことだらけだけど(メタな情報しかない)、今後の物語で大変重要な人物となること間違いないでしょう。

 

後者は冥黒の三姉妹のスパイでした。正味「実はスパイは彼女でした!」という道筋はあまりに稚拙だし、丸っきり謎解きなんてやっていないことから「早く終わらせたいのか……?」と勘繰ってしまいました。まあ本当にやりたいのは次回以降だと思うけどさ。

 

そんな彼女が変身するのは次回登場の新ライダー「仮面ライダードレッド」らしいです。話の流れ的に彼女が変身すると思うんだけど、大して深掘りをしていない限りは1話で退場しそう。せっかくの新ライダーでかつ、新ベルトだから、次回で彼女が「どうして冥黒の三姉妹のスパイとなったか」というワイダニットが明かされると思うし、そこに期待。それによって継続して登場してくるかが鍵となるのかな。

 

③りんね

またもやアトロポスに狙われたヒロイン。りんねで追及することはないとしても、「これから起こることは全部君のせい」というアトロポスの意味深なセリフが気になるな。ここも今後の話で重要なポイントとなっていそうだし、これがきっかけとなってライダーになりそう。……倫太郎かな。

 

まとめ

盛り沢山で面白かったです。次回に期待。

 

 

普通。若干「虚無」に傾いている感じがするけど、一応コミカル要素で傾いていないかなって思う。この要素がなかったら「虚無」に傾いていたかも。

 

 

今回の話としては前半は里帰り前、後半は里帰り……といった感じだった。一応テンポ感は崩れてはないし、今回の話でキーとなるかんざしの説明が簡単に説明ができてて良かったなって思う。

 

それに、前半で出てきた指紋の検出は現代の鑑識が行っている方法だし、すぐに思いついた人はちらほらいるんじゃないかなって思う。まあ、毒に詳しい猫猫だからこそ出来た方法ですね。少なからず周辺の人達が思いつくような方法ではない。

 

……まあ、今回もワイダニットとフーダニットが引き延ばされたのは流石にキレそう。そこまで引き延ばすということは何かしらの意味合いがあるってことだよね。その理由を制作陣は小出しにしていった方が良いんじゃないの?

 

後半は特に言うことはないです。普通すぎて「あっそう」的な場面が多すぎる。

 

まとめ

今週の『葬送のフリーレン』と比べて感想が圧倒的に短くなってて草。日テレ系アニメ、見た目は強くても中身は意外と弱かったりする?

 

 

まあ普通。特に面白くはなく、かといって虚無寄りになった訳でもない。最初の雰囲気に再び戻った感じがあり、何だか懐かしいなって思ったぐらい。

 

 

前半パートは面白かったです。(素直)

と言っても、そこで描かれるのは魔族を倒したフリーレン達に対する労いが映し出されているだけであり、これまでと同様の描写が続いただけ。突出とした面白さはなく、ただ淡々と面白さが続いていっただけ。

 

コミカル要素もそんなにあるわけではないし(シュタルクの気絶は少々面白かったけどね)。だけどそのコミカル要素もあまり面白くはないし、この要素がなかったら普通に離脱してる人多かったんじゃないかな……って思ってる。そのぐらい普通だった。

 

前半パートで語ることが全然ないので後半パートに着手します。ただ、後半も何だか既視感のあるような描写が続いていったからか、何だか突出した面白さはなかったように思えた。……最初の勢い、ほんとどこにいったんでしょう。

 

とはいえ、避難小屋で出会ったエルフとフリーレンとの混じり合いは良かったな。既に絶滅しているのでは? と自分たちでも思っているエルフがここで再会するって、何だか少しだけ熱い展開だった。それに、ちょっぴり変態じみてて面白かった。

 

だけどそこで語られるのは、正味これまでの話でやったこととどこか似た寄っている話だし、結局の所はあまり面白くはないんだわ。視聴者舐めてる?

フリーレンは過去にハイターに褒められたことがあるから、あそこであのエルフに断ったのは分かる。だけどその先が見えないから面白くないし、若干「虚無」寄りになってきてるねん。

 

まとめ

コミカル要素があったので「虚無」にはなっていないものの、無かったら普通に「虚無」に傾いていたと思います。虚無寄りに段々と近づいていく覇権確定アニメ、逆に腐権確定アニメと化してそう(小並感)。

──ありがとう──

 

キャッチコピー(:無から負へ)と書かれてある通り、物語全般において全然明るくもなかったけど、逆に言えばその逆境の中どうやって彼らは動いていくのか、ドラマを見せていくのかという観点から考えて見ると、ほぼほぼ満点の映画でした。稀に見る傑作であり、文字通りの「大ヒット公開中」の映画。

 

 

というわけで、全体的な感想として、最初に抱いた印象はゴジラ映画として傑作だということ。この評価は覆ることがないと思うけど、怪獣映画という大枠で見たところで考えると……怪獣の見せ場が普通ぐらいなので、大して期待しない方が良いと思います。ただ、人間ドラマという観点から考えれば、かなりの出来です。稀代の傑作です。

 

 

細かいところ

恐らくこの映画で最も光っていたところは登場人物だろう。
特に主人公の敷島浩一(演:神木隆之介)の人格が物凄く、この映画の評価に影響を及ぼしているんだよね。冒頭から分かる通り、彼って「死」への恐怖心から嘘の修理依頼を出し、特攻隊から抜け出すという……戦時中の日本であり得んことをやるわけですよ。でもそのぐらい、彼は「死」への恐怖心があったということになる。
 
それに、周囲の反応なんか当然だよね。大戦末期だから日本の敗北が確定しているし、これ以上戦っても無駄死になるだけで、国のために役に立つ事なんてこれっぽちもない。ただでさえ士気が下がっているのに説教されたら、まあ落ち込むのも当然だわな。その説教した相手が恩人であろうとも。
 
しかし、遂に大戸島にゴジラが出没。だけどこの時のゴジラって幼い頃だったから大きさ的にまだ小さい。それでも人間が見たら恐怖の象徴になり得る訳であり、人をいきなり襲撃したらどこかに逃げるのも当然。けど戦わなければ生き残れない、というのが戦争の信条でもあるし、あの状況を打開するためにも敷島を除いた大戸島に常駐していた整備士達はゴジラと戦う。が、その攻撃は虚しくゴジラには効かず、橘と敷島以外全滅。
 
その時に言い放った橘のセリフが……「みんな死んだ! お前が撃たなかったからだ!」。そりゃそうなるわな……って思いながら見てました。というより、冒頭から絶望を見せていくの、ずるくない?
 
その後に続いた、敷島と太田澄子(演:安藤サクラ)のやりとりもなかなかに強烈だったし。澄子はどうやら子どもがいたみたいだけど、先の空襲で亡くなったらしく、かつ「軍人は皆必死になって頑張っている。だから、きっと帰ってきてもボロボロだよね」という勝手な思い込みのせいか、澄子は敷島に対して罵倒をする事態に。
皆必死になって頑張っているのに、軍人だった人がのこのこと自分の所に帰っているのを見たらそりゃあ罵倒したくのも分かるし、「軍人=お国の為に命を捧げている存在」として描かれているからか、澄子の罵倒って結構キツかったんだよね。
 
それに、勝手に居座ってきた大石典子(演:浜辺美波)とその子どもを見ては、敷島のことを「偽善者」扱いにするし。胸糞悪かったけど、まあこの時代の人間は大体そう思うよな……って苦しくも見てました。
 
で、時が経過して1946年。その年になると、米軍がビキニ環礁において核実験(クロスロード作戦)を実施していました。その影響で海の深くで潜っていたゴジラが運悪く目覚め、その翌年にはアメリカの船舶がゴジラの被害に遭う事案が多発。この時のアメリカって皆がよく知っている冷戦の最中にあったもんだし、ソ連と核競争を行っていたものだから……まあ、この事故は言ってしまえば自業自得のようなものだなって。
 
そのゴジラが日本近海にまで現れたことにより、政府は「新生丸」にゴジラの駆除作戦を極秘に言い渡す。(ただ、この極秘命令は「新生丸」に関わらず、他の特設掃海艇にも出ていたはずですし、この船「だけ」ということだけではないと思います。極秘命令が言い渡されたのは日本政府お得意のかん口令でございます。どうしてこの国って秘密にしたがるものが多いんでしょうね)
 
しかしながら「新生丸」でもゴジラには叶わず、絶体絶命の危機に晒される……と言ったところで、シンガポールから帰還してきた「高雄」(重巡洋艦)が応戦。その応戦の一撃は「新生丸」に比べて大きなものだったけど、それでもゴジラには叶わず、結果「高雄」はゴジラの熱線により海の藻屑にされるという。
 
ここまで見てきて、やはりゴジラは神の化身だなって思う。なぜかって言うと、ゴジラは大戸島で言い伝えられている海神「呉爾羅」となっていて、それがそのままゴジラの設定になったのではないかと言われているらしい。ちなみに大戸島は小笠原諸島に浮かぶ島のことで、実在してますよ。(ってか言い伝えがあるから当たり前か)
 
その言い伝えによれば、腹が減っては魚を食い尽くし、やがては陸に上がって人間をも襲って食らうと恐れられているとのこと。だからか、その年の漁業が不漁だった場合「その生き物が食い尽くした!」とみなし、嫁入り前の娘を生贄として海に流していたとか。尚、この言い伝えは迷信扱いとされているらしいけど、一部の老人の間ではまだ実在を信じているとか。
 

(引用元)

 

そんなゴジラを二度見た敷島は倒れ、病院に運ばれる。そこで知ったのは「政府がゴジラの存在を隠していること」と「ゴジラが東京に向かっていること」。その後の反応は極めて正しい反応なので特に触れることはないです。

 

それで、無事に自宅に戻ってきた敷島は、苦痛を抱いているのではないかと見ていた典子に対して今までのことを全て吐露します。その時の「自分はもう生きていないのではないか? 今自分が見ているものは典子と明子が見せているものではないか?」というセリフなんだけど、結構ジーンときたな。戦時中の人間が経験していたことと同じなんだけど、戦争って非日常なんですよ。そんな日々を自分が生きているのは全然現実的ではないし、まるで夢のような感覚に陥るわけです。その例えをゴジラに落としいれると、確かに不自然ではないと思うんだ。

 

巨大生物って非現実的で起こりえないことが現実に起きているわけだし、敷島にとってみればそれが二度も目の前で起きている。そりゃ「自分はもう生きていないのでは?」とセリフがポンって出てくるし、頭を抱える。

しかし、そんな敷島を見た典子は「生きてる!」と必死に励ます。ただ必死に「生きてる!」って叫んでいる姿ってまるで夫婦のようで何だかジーンときた。

 

だがつかの間、ゴジラは銀座に現れる。銀座は典子の勤め先でもあるため、敷島は彼女を救おうと自ら銀座に乗り込み、彼女を一度は救出して一緒に逃げようとするも……ゴジラの熱線が国会議事堂に向けて発射され、その余波で典子は死んでしまうという哀しき結末に辿ります。

 

ここのシーン、心の準備がないと結構耐えられないシーンだからなぁ……。ゴジラが人を襲っているところって何だか初代ゴジラを彷彿とさせるし、予告編にもあるとおり、ゴジラが地面を踏む度に人が飛んでいるところとか、人が乗っている電車(その電車にはたまたま典子も乗り込んでいた)を容赦なく口に挟んでいたし……。とにかく、悪意マシマシでゴジラは人間を襲っていたことは明白です。恐ろしすぎる。

 

それに、あの典子って絶対無事じゃないよね。下手すりゃ肉片になってバラバラにされているところだと思うし、そうでなくともとてつもない爆風によって確実に死んでるやつなんですよ。だから敷島はゴジラに絶望するわ、復讐を誓うんだわ。(その時に黒い雨が降ったのが結構印象的。黒い雨は放射線の雨だと言われているけど、彼の心理描写を描く上では結構印象的)

 

あとあそこで印象的なのは壊滅的になった東京。悲しいかな、壊滅的になった東京の姿って原爆を落とされた広島や長崎に似ている気がした。あれって意図的なのかな。

 

とはいえ、負けっぱなしの日本人は黙っていません。日本人は何とかしてゴジラを駆除しようと計画を立てようとするも、ここで思わぬ誤算。その誤算とは、冷戦なのです。ここで下手して軍事行動を起こせば、ソ連軍も黙って居らず日本にきっと軍事行動を起こしてくるだろうし、それに、この頃の日本は武装解除された後のこと。つまるところ、ゴジラに対抗する物が全然ないわけであります。

 

「全然」にしたのは多少の支援が政府ないし米軍からあったということです。ただ駆逐艦2艦はさすがに少なすぎだし、そんなんで対抗できるか? と言えば全然、というよりあっという間に終わります。……ですが、野田が考案した海神作戦ではあえて砲弾を使わず、フロンガスを使ってゴジラを倒そうとするもの。

 

けどこの時代の技術って今と比べても全然比にならないぐらいで、野田のセリフでも「可能性」が連発していたのは仕方ないこと。その可能性が連発したせいか、反発が予想通りに起こります。無論敷島だって黙って居らず、その場から立ち去ろうとする描写も描かれた。

 

その後は作戦を実行する裏で、敷島は独自のやり方で整備士の橘を捜していたとさ……。

はっきりと言うと、敷島ってなんで橘にこだわっていたんだろうって。そこだけあまりピンとこなかったし、もし考えるとするなら、恩人だからという線になる。もしくは優秀な、だとかそう言う理由にもなるけど、結果的に理由なんて描かれもしなかったからここは残念だった。

 

ただ、橘が敷島に「震電」の説明をしているときに「生きろ」と声をかけたのは良かったな。冒頭で橘が敷島を罵倒したのは「覚悟を決めておらず、半端な状態だった」からだと思うし、あの頃と比べて敷島は「覚悟を決めていた」から彼はあえて「生きろ」と声をかけたんだろうなって思う。彼に敷島は子どもがいることを知らせていないはずだし。

ちなみに「震電」は実際にあります。劇中にあった説明がほぼイコールで「震電」の説明になるので省きます。

 

ラストは典子が無事に生きていたことから、敷島は明子を連れて病院に駆け込み、彼女と抱き合ったらしいのですが……典子の首筋にあった黒い斑点が意味深だった。最初被曝したのかなって思ったんだけど、後々多くの人の考察によれば、あれはG細胞の侵食じゃないかと考えている人が多かった。

 

G細胞、最初は知らなかったんだけど……説明書きによれば、確かに再生描写もあったなぁって。だとすれば、典子は爆風を受けて死にかけた時に何らかの理由でゴジラの肉片に触れ、そのG細胞が侵食したのかなと。ラストの典子、あの爆風をモロに受けては全然顔に傷がないなぁって思うから、恐らくはG細胞の影響なのかなと。

 

まあ、放射線による痣という可能性もあるわけで……。この考察は果たしてどこまでが真相で、どこまでが嘘なのか……。それを知るのは制作陣だけでしょう。悲しい。

 

まとめ

全体を振り返っても傑作レベルの面白さでした。でもまあ、最初にも述べた通り、怪獣映画としてこれを見たら普通の反応だと思うけど、人間ドラマとして、もっと言えば戦争映画としてこれを見ると、稀に見る傑作になるのでは? と思います。面白すぎないか……?

面白いよぉーーー!!!!

 

 

 

とても面白かったです。パーシバルの更なる決意を抱かせるには結構良いターニングポイントとなった話だし、これまでの話を振り返るには丁度いい話になったんじゃないかと思います。それに、ナシエンスと祖母のドラマが見られて眼福でした。良いねぇ、これこそ本当の《覇権アニメ》だよ。

 

 

物語自体は前回からの続き。つまり、聖騎士タリスカーとの一戦から事が始まるという。

最初からクライマックスで「うお、いきなり戦いだ……」って少し驚いたんだけど、ここの戦闘描写って結構良かったよね。

 

コミカル要素も同時に流しながら全体では戦闘描写を流していく。この両方を成り立たせることが出来るのって、私の偏見で申し訳無いけど、アニメーション会社の中では数少ないのではなかろうか……? と思います。それが故、名作ないし傑作を生み出しやすい証拠になるし、これから注目されていくのではないかと……。

 

ホント冒頭からの戦闘描写は語り尽くしても語られない、そんなシーンかなと。ナシエンスが単独で挑もうとしているところとかね。んで、重要視したいのはパーシバルの魔力。

 

彼の魔力はペルガルド曰く「英雄型」の魔力らしいけど、そこまで深掘りはされてこなかった。というより、この魔力は物語が進むにつれて解き明かされていくスタンスだから、戦闘描写が楽しいんだよね。途中コミカル要素も入れているからか、楽しいし笑える。

 

で、その魔力はどんなものか、今回解き明かされていきました。

パーシバルの魔力は特定の状況下でなければ発動しない、或いは想像しなければ魔力が発動しない。敵サイドのタリスカーも言っていたことだけど、どの型の魔力にも当てはまらない魔力だからこそ、謎が多くある。その謎こそ、この想像力なのではないか……? と思う。

 

けど、結局の所パーシバルの魔力はいつ、どのようにして発動するかは今のところ不透明なんだよね。一応、仲間達に励まされた結果、パーシバルは魔力を発動させることに成功したけど、それが発動要件なの? と少し首を傾げたくなるところ。ここから先、どういう風に彼の魔力を見せていくのかが制作陣の見せ所なのでは? と考えます。

 

その他として、ラストで登場した新しい仲間──アン。公式サイトから引用しておくと、彼女は「聖騎士を目指している、シスタナ領主の令嬢。本名はアングハルハッド。人がどのくらい嘘をついているかを見破れる魔力を持つ。(略)」

ということになっているらしい。聖騎士だから恐らく即出の〈黙示録の四騎士〉の存在のことを知っていると思うし、パーシバルたちのことを一度敵視する存在になるのかな。ただ、イロンシッドを彼女は睨んでいたから、後々この子も仲間になっていくパターンなのかな。

 

それに、アンの隣に立っていた男性もそうだし、アンの住む街(シスタナ)って意外とパーシバルたちに厄介な街になりそうな気がする。一度囚われそう(小並感)

 

まとめ

こんな感じ。めちゃ面白かった。
で、今回のTVer配信でリアタイ勢に追いつくみたい。はてはて、次回はどんな感じになるのやら。
 

 

 

めちゃ面白かったです。

 

前回の続き……というより、一週空けてのことだから、いつもより前回までのあらすじが長かった。まあ当たり前のような気がするけど、ここの配慮がなければ視聴者は絶対に追いついていませぬ。めちゃ大事。

 

で、姫野剣は予測通り「悪意」に飲み込まれてマルガムに変貌していったとさ。ここの過程としてはありきたりでそんなには面白くはなかったんだけど、この後の妹:聖がマルガムに変貌するまでの過程として良かった。所詮「人間」とはこういう生き物だ的なことを見せるには丁度いい。絶望した人間の悪意って怖いね。

 

姫野剣は放火の罪で収監されるところをクロトーが見つけ、脱走させる。彼女が姫野剣を脱走させるのは「悪意」の為だと思うけど、それにしてもその「悪意」が何だか弱い気がするなぁって思ってました。その後の聖の「悪意」の大きさからしても、これまでの動きからしてあまり大きくはない。

 

まあ、姫野剣が放火した動機として「ムシャクシャしてやった」が一番だそうで。良い兄になろうが故に道を外し、結果妹なんていらない、そう兄のことをずっと第一に思っていた妹の目の前で吐露。ここまでの道筋は長谷川さんではなければ描くことのできない、確かな描写だと思うのでグッドかなと。

 

それに、その後兄に絶望した聖がマルガムになっていくのもそうだし、絶望の淵に追いやられた初恋の人を見て、加治木が説得しようとしてるのも結構良い。ある人に絶望された人って怨恨が残るはずだし、結果「悪意」が増幅していって親族間殺人が起こるからね。どす黒いです。

 

そんな親族間殺人が目の前で起ころうとしている中の加治木。彼のセリフがめちゃ的を得てて良かったです。

聖はずっと信頼していた兄に絶望して、それでマルガムに変貌、からの殺害しようとしてるもんね。そんな人にとってかける言葉は「全部が嘘じゃない!」という声かけが必要なのです。だからか、加治木が聖にかけた言葉は結構的を得てる感じがして良かった。

 

 

……まあ、全てはクロトーの思惑だったそうですが。

彼女はLv.10のケミー:ユーフォーエックスを捕えていました。果たしてここから何が動き出すのか……。

 

それに、「錬金連合」という組織が動き出すらしいです。セイバーの匂いがどこかしら匂いそうな気がしますし、本宮泰風という大物役者さんが登場することから……まあ、私の考察が当たるのでは……? とニヤニヤしてます。(きもい)

(本宮泰風さん、調べたところによると『仮面ライダー剣』で悪役を演じていたとか……。ということは……?)

 

まとめ

面白かったです。次回からレベルナンバー10らしいですが、どうなることやら。

 

 

全体的に見てもまあ普通かな。特に突出した面白さはなく、淡々と物語が流れていった感じがする。

けど、物語の黒幕は誰なのか? そして、黒幕は一体何をしようとしているのか? について言うならばより一層謎が深まった感じがしますね。でもそれ以上の面白さはない。

 

 

今回の話は今で言う「アレルギー」を題材にした話。園遊会の最中、毒味役の侍女たちが献上された食事を食べていく中、ある物に毒物が入っていると猫猫は指摘。それを見かねた壬氏は医務室に連れて行き、薬を使って胃の中に入っていたものを吐かせる。それで、その毒は何かって言うと……里樹妃が食べられないという魚。

 

魚が毒物ということに少し意外性があったかも知れない。だけど、結局の所犯人は何がしたかったのか。木簡の件もそうだし、初話で一通り事件の解決が為された連続の不審死事件もそうなんだけど……今のところワイダニットが明かされないよね。このワイダニットを引っ張っているということは何かしらの意味合いを持たせているかと思うし、犯人は恐らく帝の側近たちを狙おうとしているのか……? と何となく目星がつく。

 

一通りの推理はこのアニメを見ていれば何となくつくと思うし、果たして自分の推理は合っているのか。という側面からすれば俄然面白いっちゃ面白い。それに、中華要素にコミカル要素も加わっているから、息抜き程度だけど笑えることが出来るし。(特に猫猫と壬氏の関係性とか)

 

そんな感じです。

この時代はまだ「アレルギー」という概念がないから、食べる食べられないとだけしか区別できない時代だし(今のところそうとしか思ってないし、時代背景はまだパッとしない)、「魚が毒物でした」と事実を明かすと驚くのは当然の反応だよなぁって見てました。

 

アレルギーは時に重篤な反応を示すし、最悪な場合死ぬことがある。人によっては毒になるし、ならないこともある。

どこかのドラマもこのことを言っていましたが……毒である物は毒であり、毒でない物は毒ではない。トマトを4トン食べたら人は死ぬし(根や葉、花などはもっと危ない)、水も飲み過ぎたら毒になる。で、そばアレルギーの人であるなら「そば」が毒となる……。此の世には毒が入ってないものなんてないんです。

 

それを今回の話で伝えたかったことなのです。……面白いには面白かったけど、それは深夜アニメ枠として。

 

まとめ

普通でした。まあ、テーマを伝えるには十分なのかな。

普通。魔族の憐れむ姿を見るには十分な面白さでした。

 

 

 

全体的に言わせてみると、「強い魔法使い」とは何か。この論点を伝えるには丁度いい面白さだったものの、ほぼ過去パートだったのは残念だった気がします。まあ、今回の論点を伝えるには過去パートがどうしても比重を占めるから仕方ないことか。それに何だか冒頭で少しグダグダしていた感が強かった。……なんででしょう?

 

 

で、その「強い魔法使い」とは何か。

冒頭からいきなり過去パートで、「強い魔法使いって何?」が示されます。でもここってはっきり言っておけば、冒頭で示す必要性なんてあまり無いはずだし、それだったら中盤から示しておけば良いの話。フェルン&シュタルクVSリュグナー&リーニエの戦いを描きながら、あるいはフリーレンVSアウラを描写しながら「強い魔法使い」を示しておけば効果的だったのでは……? と思います。シナリオ構成をミスったか?

 

そのせいで冒頭は何を伝えようとしているのかが分からなかった。辛うじて意図は分かろうとしても、今週は夜11時半からだったから、このグダグダで眠くなった人もいるんじゃないの? 中盤でやっと「ああ、これって”強い魔法使いとは何か”を示しているんだな」って思ったんだけど、それにしてもテンポが悪い。最初の勢いはどこにいったの?

 

……とはいえ、「強い魔法使いとは何か?」と「魔族の行く末」を同時に描いたのは良かったな。

本来、「強い魔法使い」は「魔力を大きく示す者」として描写されていたけど、それはあくまで魔族だけに限った話であり、人間ないしエルフの範疇ではない。魔族は強い魔力という枷に縛られて見失い、結果フリーレンに滅ぼされる。

 

「魔族の行く末」って何だか人間の向かう行く末に似てる気がするんだよね。(私見)

人間も欲望や感情に囚われて道を外し、結果憐れむ。魔族も同様で、強い魔力を求めすぎた結果それが自分のアイデンティティになり、結果強い魔力を誇示しなければいけなくなり……結果、人間と同じ憐れむ姿となる。

 

こんな感じか。キャラクターはそんなに動かなかったし、話も進まなかったけどこれはこれで面白かったです。

でもこの時に放送された時間帯が夜中ということもあって、途中で寝てしまった人もいるんじゃない? って同時に思った。何せ過去パートがほぼ占められているもんね。しょうがないわ。

 

まとめ

普通です。最初の勢いはどこいったんでしょうか。