遠方より友来る | 気がつくと

気がつくと

東京ステイを終え故郷高知に戻りました。地味に、普段の気づきをアップしていきます。

立教大学の同期が1人、私と飲むために来高した。

正確に言うと、本来の目的地は神戸で、東京から飛行機で高知に来て私と飲んで一泊し、翌朝7時の列車で神戸に向かった。東京から高知経由神戸行きという、普通では考えられない行程だ。(笑)

 

仕事を終えてホテルに彼を迎えにいった。小料理曽我部に案内する。

 

この日は日曜日で、休みの店が多い。11月に東京から来た友人を案内した曽我部も、本来は休みだ。当てにしていたバッフォーネは予約が入らない。移転オープンして大人気で、なかなか料理も出てこないと聞く。

2日前に、ダメ元で曽我部さんにメッセンジャーで「明後日、何かで店が開いてたりしない?」と連絡してみた。すると「ちょっと待ってください。家族と相談します。」と返事が。おいおい、そんなことをして休みの日に開けてもらうことはできない。「いや、休みならいいです。たった2人だし、コースも頼まず八寸と刺身だけのつもりだから」と送ったが「それでもいいです。何時ですか?来てください」と来た。

厚意に甘えることにした。

 

まず、この外観で彼に期待感を抱かせる。

 

客は私たちだけ。1階のカウンターに座る。

 

久しぶりの「乾杯」! 池袋では毎週のように乾杯していた彼だが、こうやって高知で乾杯するなんて。

 

冬景色の八寸

美しい。旨い。

 

和牛のローストビーフは「土佐あかうし」かと尋ねたところ、黒毛和牛だという。2か月くらい前から、土佐あかうしがあまり流通してなく、良い肉が手に入らないという。

プロでも赤うしは入手困難になっているのか。家内から、「とさのさと」というJA系の店で先週から赤うしのコーナーが撤去されていること、土佐あかうし専門店という看板を出す肉屋に行っても黒毛和牛しかなかったと聞かされていた。

 

日本酒を始める。播州山田錦純米吟醸南だ。高知の辛口を飲んでもらう。

 

刺身は鯛の昆布じめ、鮃、天然ねいり。

 

久礼を醸す西岡酒造の「どくれ」

強いボディの潮風を感じる漁師の酒だ。

 

追加でメニューにあった「赤岡揚げ」を注文。

「赤岡揚げ」?聞いたことない。

仲居をしている大将のお母さんが「それ、息子のオリジナルです。勝手に名前をつけた…」という。

ドロメを大葉で包んで揚げてある。抹茶塩で食べる。美味い!

 

濱川商店の美丈夫純麗たまラベル

 

これで店を後にする。コースを頼めばよかったが、二次会があるので、このくらいにする。

 

お母さんと1枚

 

大将とも1枚

 

この後、拙宅に案内する。

元々は一次会を自宅でして、二次会をバッフォーネと予定していた。バッフォーネが入れそうにないので曽我部さんに相談して受けてもらったため、二次会を自宅と変更した。

 

狭い部屋に入ってもらい、家内も一緒に乾杯!

 

薬味いっぱいの伝統スタイルの鰹タタキをメイン。柚子豆腐、チクキュウ、土佐巻き、文旦サラダなど、高知の酒の肴で飲む。

 

高木酒造、仙頭酒造場、亀泉酒造の各蔵から直接買い付けたこの3本を飲み比べる。

 

この夜彼は

南、久礼、美丈夫、豊能梅、しらぎく、亀泉

の土佐酒6種を飲んだ。

 

しかし、これだけの酒に歓び大いに飲んだのは私で、最後は私は眠ってしまった。

家内が途中まで送ったそうだが、彼は1人でホテルに帰っていった…。(笑)