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9/24〜11/7の間に
徳島県の美波町界隈で
見つけたカマキリの話。
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どっしりメスと
せかせかオスの
Rhapsody★
ひとつ前の記事は、10月16日〜19日に
ローソンの駐車場のフェンスにいた
ハラビロカマキリを観察した話でしたが。。。
この間、別の場所で
オオカマキリにも出会いました。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
10月16日(月)の朝
丸太に仁王立ち!
↑オオカマキリ(メス)。
山深いエリア<山河内>で遭遇。
葉っぱの上にいるカマキリより、カッコイイかも!
なんかこう、この場所の“主”って感じで
貫禄がスゴイです。
\悠々と移動!/
↑丸太の周辺はこのコのテリトリー。
カマキリのメスは。。。自分と同等以下
(ときには自分より、やや大きくても!)の
動くものを見つけたら、
たとえ、同じ種のカマキリであっても
獲物だと認識し、襲いかかるんだそう。
(交尾のときにオスが襲われるのもこの理屈)
この場所に、このコがいる限り、
他のメスは、うかつに近づけないはず!
鉢合わせたらバトルになり、
負けた方が喰われてしまいます。
そそくさとやってくるのは決死の覚悟で
交尾をしようとするオスだけ!
★★★★★★★★★★★★★★★★★
10月17日(火)の朝
物怖じしない!
↑オオカマキリ(メス)。
近所にある川沿いの遊歩道で遭遇。
可愛かったので指先でタッチしてみました。
「ハイ、お手」もしくは「ET(映画)」のノリ!
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ボクの経験で言えることは。。。
こういう交流ができるのはメスだけ!
オスには、そんな余裕がありません。
オスに指を近づけると。。。
<メスに捕えられ、喰われること>を
連想するのか、慌てて逃げ出します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
10月19日(金)の朝
チョコマカ!
↑オオカマキリ(オス)。
近所にある川沿いの遊歩道で遭遇。
オスは、メスに比べてスリムだから、
すばしっこくて、チョコマカした印象。
\キョロキョロ/
↑悪く言えば。。。オスのカマキリに
メスのような風格はありません。
Boy meets Girl=
Dead or Alive!
オスのカマキリは
メスが発するフェロモンに惹きつけられて
メスがいる場所に辿り着きます。
ーーメスに気づかれると
捕まって喰われる羽目になるので。。。
こっそり接近して、サッと背中に飛び乗り、
メスに見られないように交尾するんだそう。
オスは交尾が終わっても油断はできません。
メスに見られたら、いっかんの終わりなので、
素早く飛び降りて、一目散に逃げるのみ!
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もし、交尾の前に見つかってしまったら、
一気にねじ伏せられて、
頭から喰われてしまうけど。。。
オスのカマキリは頭がなくなっても
ちゃんと交尾できるんだとか!
カマキリの脳は、神経節の活動を
抑制するだけの機能にすぎず、
実際に生殖器を動かすのは腹先にある神経節。
頭をかじられ、脳からの指令がストップしたら、
腹先の神経節が活発化して性フェロモンを大放出!
頭がなくなっても、すぐには死なず、
交尾の間はカラダが動く仕組みに
なっているというから驚きです!!!!!
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オスにとって交尾は生きるか死ぬかの瀬戸際だけど、
メスにとっては、オスがどうなろうが関係ない。
オスを呼びこんでしまえば、確実に交尾ができて
多くの子孫を残すことができるから!
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メスは攻撃力!
メスは。。。カラダが大きく、食欲旺盛。
カラダが重いので飛ぶことがなく、
翅を広げるのは敵を威嚇するときぐらい。
オスは防御力!
オスは。。。カラダが小さく、食欲より性欲。
カラダが軽い分、逃げ足が早く、
翅を広げて飛ぶことも可能!
カマキリのオスとメス。
役割分担がハッキリしていて
合理的でさえあります★