テーパリングは具体的にどういう方法をとるの? | 皮膚科系薬剤師が教える保湿剤の上手な使い方・選び方

皮膚科系薬剤師が教える保湿剤の上手な使い方・選び方

薬剤師になって10年。皮膚科の近くの薬局に勤めていますが患者さんとお話していてなかなか保湿剤について知識が足りないなと思うことが多いです。私も勉強の途中ですが今ある知識の中からみなさまのお役にたてればなと思います。

前回のブログで


症状がよくなってもすぐにステロイドを中止するのはよくない


ということをお話しました。


テーパリングってとっても大事!でもテーパリングって何?  



実際、どのようにテーパリングするかというと

もちろん皮膚科の先生の治療方針にもよりますが


漸減法 や 間欠塗布法 などが一般的です。



漸減法とは


ステロイド外用剤を使うなら~こんなお医者さんを選ぼう!!


説明した5つのランク(強さ)を段階的に落としていく方法です。


また


同ランクの薬でも臨床的に効き目が違う薬もあり


同ランク間でもテーパリングということもありえます。


もうひとつの


間欠塗布法とは


ステロイド外用剤はそのままで塗布回数を減らしていく方法です。


皮脂欠乏性湿疹などの乾燥病変もある場合などは


保湿剤をうまく活用することでステロイド外用剤の


塗布間隔を長くすることもできます。



いずれにせよ


皮膚科の先生によく相談して治療方針をきいて


治療をすすめていくことが大事だと思います。





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