尿素クリームは皮膚角質内の水分量を増加させることにより
乾燥肌の保湿効果に寄与します。
角質溶解作用があり、経皮吸収があがることがあります。
医療で使われる薬には適応症なるものがあって
一部の医薬品を除けば
適応症の通りにお医者さんが診断名を書かなければ
保険が使えません。
この尿素クリームは先に書いたように
①保湿効果
②角質溶解作用
により症状の改善をすることになりますが
尿素クリームの適応症は
①保湿効果によるもの
魚鱗癬、老人性乾皮症、アトピー皮膚、進行性指掌角皮症(主婦湿疹の乾燥型)
②角質溶解作用によるもの
足蹠部皸裂性皮膚炎、掌蹠角化症、毛孔性苔癬
効果・作用からおおまかにわけることができます。
尿素クリームは
保湿効果を期待して処方されても
角質溶解作用を併せ持つことから
刺激があったり、外部からのアレルゲンの侵入を
ゆるしやすくしてしまう可能性があることから
アトピー皮膚(アトピー性乾皮症)に対して
あまりオススメではないのかなと個人的には思います。
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