茶のしずく石鹸からわかる経皮感作~保湿の重要性 | 皮膚科系薬剤師が教える保湿剤の上手な使い方・選び方

皮膚科系薬剤師が教える保湿剤の上手な使い方・選び方

薬剤師になって10年。皮膚科の近くの薬局に勤めていますが患者さんとお話していてなかなか保湿剤について知識が足りないなと思うことが多いです。私も勉強の途中ですが今ある知識の中からみなさまのお役にたてればなと思います。

前回


赤ちゃんの寝転がりに注意~保湿剤でしっかり皮膚を保護しよう


という記事を書かせていただきました。


こういった皮膚から侵入して感作をおこしてしまった例として

数年前問題となった【茶のしずく石鹸】があります。


石鹸に含まれていた加水分解コムギ(グルパール19S)が、


長期間使用しているうちに皮膚から徐々に吸収され、


即時型アレルギーを呈したものと考えられます。


たかが保湿ですがお肌のバリア機能をアップさせるには


保湿が重要になります。


乾燥肌では必ず皮膚のバリア機能は低下しています。


適切なケアで赤ちゃんの肌を守りましょう。