電力会社9社が赤字を計上したようです。

なぜ、赤字となっているのかというと、火力発電で燃料を使うために、材料を輸入しなければならないからです。

戦争でエネルギー高騰となっている今では、エネルギーの仕入れによって、収益より費用が上回るのも仕方のないことかもしれません。

では、どうやったら、赤字を少しでも解消できるのかというと、、、

「日銀が金利を少しあげてみること」

です。

前回、「日銀の今後の良い政策とは?」で、掲載しましたが、インフレ率が高い現在では、量的緩和を少し縮小し、多少の利上げも行うという景気回復(量的緩和)とインフレ抑制(利上げ)の両方を見た政策が必要となってくると書きました。

ですが、、、

この利上げは、ただインフレ抑制するだけではないのです。

それは、、、

円安是正です。

円安を是正することによって、物価高騰も防ぐということです。

民主党政権下では、1ドルに対し、70円から80円のところまで円高になり、、、

アベノミクス政策下では、110円台まで、円安になり、、、

今では、150円台まで円安になったのが、多少の利上げにより、1ドル130円台に円高になりました。

このように、円安・円高は、日銀の政策に反映されているのです。

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エネルギーは、輸入してくるので、円高にかじを取れば、仕入れの費用は下がります。

急激な円安を改善し、円相場を安定させることもまた、物価高騰を防ぐ手段の一つです。

エネルギーが高騰している今では、円安を是正するだけでは、エネルギー仕入れが元々高いので、赤字は完全には修正されないかもしれませんが、それでも、ある程度は是正できると思います。

日銀が、利上げによって、インフレ抑制だけでなく、急激な円安を見直し、円相場を安定させることが、必要になってくると思います。
 

 

先週、公共事業は決して無駄ではないと書きました。

では、どういう公共事業をやった方がいいのかというと、、、

「高速道路、バイパス、開かずの踏切解消」のための公共投資がいいでしょう!!

近年、Amazonや楽天などの物流が盛んになってきています。

物流が、新しい成長部門となっていくためには、交通渋滞をなくすことが必要だと思います。

高速道路やバイパス建設によって、一般の道路の渋滞解消を行うのです。

開かずの踏切解消もまた、必要です。

首都圏、京阪神、中京圏など、電車が多く運行している地域では、一時間に数分しか開かない、開かずの踏切が存在し、これもまた、渋滞のもととなっています。

これら建設のために国が積極的に公共投資を行うべきなのです。

現在でも、確かに、国が補助金を出していますが、渋滞は一部しか解消されていません。

私は、もっと出すべきだと思います。

そうでないと、根本的に交通渋滞は解消されないからです。