公共事業は、果たして無駄なのでしょうか?

内容にもよりますが、私は無駄ではないと思っています。

特に、道路はつくるべきでしょう!!

確かに無駄な道路をつくっているという批判もあります。

しかし、日本には、渋滞の区間の多い道路がたくさんあります。

その道路を拡張させたり、また迂回させるためのバイパスをつくったりするような公共事業は必要だと思います。

その他に、なぜ、特に、道路をつくるべきなのかというと、、、

1、今は物流の時代

今は、Amazonや楽天など物流の時代で、道路をつくることが、今後の成長分野を活性化させるということです。

2、道路は赤字覚悟でつくるもの

地方に道路をつくることは、一見、無駄な事業かもしれません。

しかし、道路は、生活必需品と等しいですので、水道等と同じく、赤字覚悟でつくるものだと思っています。

赤字だから、水道を通さないとなれば、その人たちは、水が飲めません。

3、インフラ建設の中で、一番コストが低い

インフラの中では、鉄道や空港などの建設がありますが、その中でも道路は、一番、建設コストが低いのです。

なので、鉄道や空港をつくるより、頻繁に道路をつくるほうが、コスト面でも得だということです。

こんな理由で、道路の建設は、多く行うべきでしょう!!

日銀の黒田総裁が、今年の4月に交代するようです。

新しい顔が、3人程度挙げられていますが、いずれも金融緩和を見直すようです。

黒田総裁は、アベノミクスの金融政策を担った人ですが、、、

そもそも、アベノミクス当時は、日本の経済はデフレでした。

なので、インフレ目標を2%に設定した金融緩和を行っていたのです。

しかし、ロシアのウクライナ侵攻に関連した物価高で、インフレ率が高くなった今では、金融緩和を見直した方がいいかもしれません。

日銀の今後の良い政策は、

「量的緩和を少しではあるが見直し、ある程度の利上げも行う。」

だと思います。

今の物価高で、インフレ率は高くなったのですが、景気はあまりよく回っていないので、、、(スタグフレーションというものです。)

景気回復(量的緩和)とインフレ抑制(利上げ)をバランスを見ながら、やっていく必要があるのでは?と思っています。

 

景気は、どのように読み解いていけばよいでしょうか?

景気には、インフレとデフレがあり、2から3%程度のインフレが、経済にとってちょうどいいといわれています。

インフレとデフレは、、、

消費者物価指数(CPI)やGDPデフレーターで読み解きます。

今回は、CPIを使って景気を読み解いていきたいと思います。

直近のCPIのデータを下に掲載します。

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一番左の「総合」を見てください。

近年、エネルギー高騰による物価高で、インフレ率が上がっています。

直近の4か月(2022年9月~12月)を見ますと、3%から4%程度で推移しています。

では、インフレ率が高いですが、景気はいいのかというとそうではありません。

一番右の欄を見てください。

「食料及びエネルギーを除く総合」とありますが、これをコアコアCPIといいます。

実際のインフレ率から食料やエネルギーなどの物価の変動の部分を除いたものです。

これで、直近の4か月を見ると0.9から1.6というように、インフレ率が低めです。

(繰り返し書きますが、インフレ率2から3%が、景気として適切なのです。)

エネルギーによって物価は高くなっていますが、景気の実体はよくはないということが、このデータからわかるかと思います。

こんなふうに、通常のCPIとコアコアCPIの両方を見ながら、景気を読み解いていくのです。