富良野 2016 英語併記 | 全日本スキー場パンフレット原色図鑑

全日本スキー場パンフレット原色図鑑

                                   日本全国のスキー場パンフレットを紹介します

様式:28p中綴じ(24p+折込)
寸法:99mm×201mm
印刷:4色


 北海道のビッグリゾートは、中とじの豪華なパンフを作る傾向にあるが、こちらもそういった作り。
 このぐらいのページ数だと、目次がほしいぐらい。

 ページに余裕があるせいか、ベースのカフェやバーでさえ、それぞれ1ページを使って紹介している。



 ブラウンを基調としながら、白バックの「昼のカフェ」、ブラウンバックの「夜のバー」というコントラスト。写真のチョイスも合わせて、いい作りである。

 さて、このページでもそうなのだが、パンフレットを通して、要所々々で英文が併記されている。
 そして、折り込みになっているページにコースマップがあるのだが、ここは和文と英文が別ページになっている。

 こちらが和文のマップ。



 そして、こちらが英文。



 実際に作業してみるとわかるのだが、英文は和文に比べ、同じ内容のことを言うのに文字数が多くなりがち。日本語に「漢字」があるので、その影響だと思う。
 例えば、北の峰ゾーンの上やフッター部分の「注意書き」は、和文より英文の方のスペースが大きくとってある。
 さすがに、ここではスペースの関係上、和文英文併記は難しいのだろう。

 さて、和文と英文では、文字だけの違いかと思ったら、他にも違いがある。
 凡例と新富良野プリンスホテル周辺部を拡大して比べてみた。



 なんと、中級コース(intermediate course)の色が違うのである。
 プリンスホテル系スキー場や、ヤマケイスキーガイドなどの日本のスキー場ガイドで慣れているせいか、「初級は緑、中級は赤、上級は黒か青」というイメージだったのだが、英文ではわざと青に変えている。
 欧米(またはオーストラリア)では、デフォルトの色使いが違うのだろうか?

 


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