大学の名称に使用される地名には大小さまざまあって、そのうちのいくつかを紹介してきた。
今回紹介する2校は、地名と絶妙な関係にある(ない)学名を冠している。
① 電気通信大学(東京都調布市)
京王電鉄本線・相模原線「調布」駅から商店が連なるバス通りを歩いて数分、電気通信大学に着く。
この大学は国立大学で唯一学名に地名が入っていない。
国立大学の学名は《地名だけ》か《地名+特性》
(京都大学、京都工芸繊維大学、弘前大学、信州大学、横浜国立大学、奈良女子大学、奈良教育大学など)
という例が多いが、電気通信大学は例外。
これは「日本全国に開かれた大学を創ろうという精神に基づいたもの」(2020同校HP)である。
正門にある学名標は、門に埋められた直径1m位の円形に学名が彫られている。円形の学名標は珍しい。
規模の割にはキャンパスは広く、一橋大学と同様、公道を挟んで東地区、西地区の2つがあり、どちらの地区にも「中門」があって向かい合っている。
東西とも、理系の秀才といった感じの学生が歩いている。
正門
構内案内図
遠景
今年も節電!
中門(東地区)
中門(西地区)