② 京都大学

 

 JR京都駅から「京大快速」というバスに乗って「京大正門前」。一投足で正門に着くと、石造りの門の向こうに京大のシンボル・時計台が見える。訪れた日は気持ちよく晴れ渡り、時計台の茶色と空の青、雲の白が絶妙に調和していた。

 

 この時計台は「百周年時計台記念館」と言われ、1925年(大正14年)当時の最新の技術をもって建設されたものだという。中には売店やレストランがあって誰でも利用できる。売店で学名入りクリアファイルを買い記念館内をざっと見て、あちこち眺めながら構内を歩く。

 

 構内にはいろいろな施設等がある。まず「尊攘堂」。その名のとおり幕末に尊王攘夷運動で倒れた志士の肖像や遺品などを祀り、保存するための堂である。

 

 京都大学総合博物館。「応用をやるには、基礎をやれ」と入口の垂れ幕に大書きされている。ノーベル賞の受賞者の多い京大らしい。

 目先の小さな結果しか見えない為政者に聞かせたいものだ。

 

 本部構内から吉田南構内に移ってすぐ「琵琶湖周航の歌」記念碑がある。第三高等学校(京都大学の前身)の寮歌の一つである「琵琶湖周航の歌」生誕百周年を記念して建てられた。

 

さらに南部構内を進むと吉田寮がある。大学は2017年(平成29年)12月、2018年(平成30年)9月末日までに退去するよう通告した。が一方的な通告が守られる筈もなく、同日後も入居している学生がいるという

 

今にも崩れ落ちそうな木造2階建ての建物が数棟ある。内部は汚れ荒れている。建物の廻りには鶏が数羽餌をついばんでいる(筆者が訪れたのは2018年(平成30年)10月3日)。

 

 

 正門

 

 構内案内図(本部構内)

 

百周年時計台記念館

 

 京都大学総合博物館

 

 お出迎えにびっくり

 

 家形埴輪と古代建築。博物館にはあらゆるジャンルのものがある。

 

 構内案内図(吉田南構内)

 

「琵琶湖周航の歌」記念碑

 

 吉田寮

 

 吉田寮