全国には漢字でもひらがなでも2文字の都道府県が6県あり、このうち、千葉と佐賀は離れているけど他の4県は地続きである。

 

県名と同じく2文字の大学が、千葉、岐阜、三重、滋賀、奈良、佐賀の6校ある。この6大学のうち奈良大学だけが私立でほか5校は国立、そのうち千葉大学と三重大学旧一期校で他の3校は旧二期校である。

 

 かつて、旧一期校は旧帝大や歴史のある大規模大学が多く、その他の大学である旧二期校は“滑り止め”というイメージだった。

 

 旧一期校も旧二期校も地方の国立大学はどこも“ゆとり”を感じる。一般的に、構内は広く緑も多く、校舎もゆったりと配置され、学生にはのんびりした雰囲気が漂うが、そこそこの地域エリート意識もあるように見える。

 

 

 

① 千葉大学

 

 千葉大学は本部のある西千葉キャンパスがJR総武線西千葉駅の目の前に広がっている。改札口の前は南門で、正門は400M程離れた所にある。正門は車両の出入りもでき、大学本部も近い。が多くの学生、教職員は駅に近い南門を利用している。

 

 近隣の千葉経済大学敬愛大学の学生もこの西千葉キャンパスを通学路として愛用しているようだ。

 

 南門のそばには東京大学生産技術研究所があり、千葉大学とは金網で仕切られていて千葉大の一部が東大に侵食されているように見える。この東大生研は現在は同大柏キャンパスなどに移転している。

 

 そんな金網を見ながら緑の多い敷地を進んでいくと大学本部の建物に出るが、この前面が開けていて「かたらいの森」や池などがあり学生の憩いの場になっている。

 

 西千葉キャンパスのほかに、医薬系の亥鼻(いのはな)キャンパスが千葉市内にあり、千葉県内には松戸市と柏市にもキャンパスがある。

 

亥鼻キャンパスには、新しく綺麗な附属病院あり、煉瓦仕様の重厚な医学部本館あり、「法医解剖専用駐車場」あり、車止めがあるだけで無人出入り自由な門あり、散策に飽きが来ない。

 

 

 正門

 

 

 構内案内図。青い校舎群の右側三角形に切り込んでいるのが東京大学。

 

 

 一部の門は「常時開門」されている。ここは南門。

 

 

 かたらいの森

 

 

 歩行乗輪語らい

 

 

 歴史と風格を感じさせる医学部本館

 

 

 法医解剖専用駐車場

 

 

 “常時開門”されている亥鼻キャンパスの門