④ 三重大学
三重県立看護大学から「津」駅までバスで戻り、今度は市街地をバスで進むとほどなく三重大学に着く。正門を入ると、学部数や学生数など規模が大きいので当然だろうが、今日の3大学に比べて構内が広い。
筆者が散策した直後の土日が三重大学祭で、テーマが「一津 ~ひとつ~ 」。何のことやら。あちこちで学生が準備をしている。テントを張ったり、パイプを組んでステージを造ったり、模擬店だろうか水や乾物を並べたりと忙しく楽しそうに動き回っている。
構内にはいろいろなものがある。草むらの陰の忘れ去られたようなマンホールの蓋、「喫煙OK」の立て看……喫煙OKも立て看も今は貴重なものだと思える。
ほかにも、百五銀行の名入りのベンチ、優雅に鯉の泳ぐ池、錨のオブジェ、旧三重高等農林学校の門柱、などなど様々なものがある。
正門
構内案内図
舞台の製作に余念がない学生たち
「医礎の庭」の中の「醫之礎」。医学部に献体した人たちの徳を称え、
その霊を慰める表彰として設けられたとある。
生物資源学部附属練習船「勢水丸」の錨のモニュメント
この蓋には「電気」と記されているが「通信」もあった。
「三重大学全学大学祭実行委員会」が設置した?
旧三重高等農林学校門柱(右手の建物は同校の同窓会館・三翠会館。
木造2階建。登録有形文化財)
百五銀行は地元三重県津市に本店を置く銀行である。1878年(明治11年)
11月に創立され、現在数行残っているナンバーバンクのひとつである。
大学散策の記念に「三重大学ジビエカレー」を買って後日食した。
味は、それなりのものだった。
津駅から近鉄名阪特急「アーバンライナー」でノンストップで名古屋へ。
がらがらの車内でゆったりした座席と高速走行を楽しんだ。
三重県数字大学4校 おわり。。。