④ 東京理科大学

 

 明治の初め頃「理学の普及」を目指し「東京物理学講習所」が創設された(後に東京物理学校に改称)。これが東京理科大学の前身である。戦後、理工系大学には珍しい薬学部や経営学部といった学部も設置された。

 

 東京物理学校は、夏目漱石の『坊っちゃん』にも描かれ、入学試験を行なわずに希望者全員を入学させるが、卒業は簡単ではなく実力のない者は卒業させないという方針が採られていたという。

 

 外堀通りやお濠に面した神楽坂キャンパス、東京都葛飾区に葛飾キャンパス、千葉県野田市に野田キャンパス、さらに北海道には長万部キャンパスがある。

 

 現在の東京理科大学は、理学工学に関して歴史も重ねられ、研究内容も入試の難易度も、の理工学部に匹敵すると言われている。

 

 

 神楽坂キャンパス。左側が外堀通り。JR総武線ほか「飯田橋」駅下車。

 

 JR飯田橋駅付近からお濠を挟んで臨む神楽坂キャンパスの校舎

 

 神楽坂キャンパスにある近代科学資料館。2階の軒下部分には「東京物理学校」と右横書きされている。

 

 葛飾キャンパス。JR常磐線「金町」駅、京成金町線「京成金町」駅下車、「理科大学通り」を10分程進むと葛飾キャンパスに出る。講義棟、研究棟のほか、近隣の子どものための「未来わくわく館」などもある。

 

 金町駅前の案内板。今はない。

 

 野田キャンパス正門。東武野田線「運河」駅から数分、駅名となった「利根運河」のそばにある。神楽坂や葛飾に比べると広々としていてキャンパス感がある。

 

 満開の八重桜。この奥に自然公園もある。

 

 

 

 東京高偏大学4校 おわり。。。