まずはご挨拶
先日「花見と大学」という駄文をアップした後、大学散策シリーズを続けてみようかと考えた。
10年ほど前から大学散策が趣味みたいなものになり、あちこちの大学を訪ねては正門やキャンパスの写真を撮ったりして一人悦に入っている。
いつしか旅行先でも大学を見学するようになり、私にとって、大学は観光地、線路、名所旧跡あるいは価値ある建造物と同じような意味合いのものになった。
自然に大学グッズも増えてきた。私の第1希望はシャープペンシルだが、流通量はボールペンの方が多いようである。
文具類では、シャープペンシル・ボールペンのほか、クリアファイル、消しゴム、定規、付箋紙など、
小物では、計量カップ、タオル、うちわ、USBメモリー、携帯ストラップなど、が手に入り、
大物グッズ(?)では、マンホールの蓋、バリケード、救急車(医学部ではない)などを見かけた。
この駄文は、この10年ほどの大学散策の様子を書き散らしたもので、時系列にはなっていなく、ひとつの大学に何回も行っている場合もあって、要するに、時期的、季節的にはデタラメなものです。
読んでくださる方は、そこのところをよろしくお願いします。
この大学散策シリーズは、どこの大学から始めようか。やはり有名な大学からがいいだろう。
東大、京大、東北大、九大、北大 ……
日大、早慶、MARCH、関関同立 ……
① 早稲田大学
校歌も有名だし、雑駁な感じもあって面白そうだし、まずは都の西北・早稲田大学に行ってみよう。
JR山手線高田馬場駅から学バスに乗って終点「早大正門」で降りると、目の前に正門、向かい合って大隈講堂がある。講堂に向かって左側の大隈庭園に入ってみる。芝生の中の散策路に四季折々に咲き誇る木々草花の間から見上げる大隈講堂の時計台は、正面からの景観と異なりなかなか乙なものだ。
正門を入ると右手の1号館(正門から半分はみ出していて、味わい深い建物だ)に早稲田大学歴史館、左手に會津八一記念館(2号館)があるが、両方とも飛ばして行くと正面には大隈重信の銅像。
大隈重信の銅像の背後に回ると、大隈の視線の先に大隈講堂の時計台が見える。銅像と時計台が予備校のパンフレットを飾ったりすると、実像以上に早大を良く見せる効果があるようだ。
銅像の手前を右に曲がると「坪内博士記念演劇博物館」に突き当たる。中に入ると木の床がキシキシ音を立てて落ち着かないが、イギリスの劇場「フォーチュン」を模した外観はなかなか風情があり、建物自体が楽しめる。
緩い勾配の正門。カメラの立ち位置の背後が大隈講堂。右手の建物が1号館。
構内案内図
かつての正門付近。階段(現在はスロープ)になっていた。正門のすぐ向こう側が1号館、左が3号館。
「…… ♪聳ゆる甍は我らが母校♪ ……」
大隈講堂(重要文化財)… 正門から
大隈講堂 … 大隈庭園から
大隈重信銅像と大隈講堂
第六応援歌「紺碧の空」歌碑(大隈庭園入口そば)
演劇博物館 … 建物自体が劇場資料として価値がある。
学生がごちゃごちゃいる南門
北門を出ると目の前に総合学術情報センターがある。
南門を出て右側「早稲田大学に一番近い寺 宝泉寺」
“墓地受付中”… 合格祈願にもどうぞ。