2018・1・7(日)後楽園ホール
☆メインイベント 日泰国際戦52K契約3分3R
石川直樹(日本フライ級王者/治政館)vs ラタケット・パンダクラタナブリー(タイ)
──2017年は5戦2勝2敗1分という戦績でした。どんな1年でした?
石川 ちょっと最近ようやくキックボクシングがわかってきた気がします。きっかけは6月の岩波悠弥(現・INNOVATIONバンタム級王者)戦ですかね。負けてしまったけど、自分は「こうやっていけばいいののか」という方向性がわかった一戦でした。
──″ムエタイ9冠王″チャモアペットと治政館専属のセンデット、ふたりのタイ人トレーナーに感謝する?
石川 もちろん。実は一昨年10月の2回めのタイトルマッチまでは日本人のトレーナーに教えてもらっていたんですよ。その方にはアマチュアの頃から首相撲をたたき込まれた。そのベースをタイ人に伸ばしてもらっている。試合はほとんど首相撲で勝っています。
──軽量級で得意技は首相撲! 日本人には珍しいタイプですね。
石川 最初の得意技はパンチとローキックだったんですけどね。3戦目から首相撲で攻めるようになりました。
──ところで、新春第1戦では初来日のタイ人 ラタケットと闘うことになりました。
石川 昨年1月にはサウスポーのプンピタックにいいように負けてしまった。ラタケットもサウスポーみたいなので、プンピタックに復讐するつもりで闘います。
──仮想ブンピタック?
石川 でも、ファイトスタイルはフィームー(タイ語でテクニシャンという意味)らしい。距離をとられて、つまらない試合にならないように。センデットと一緒にどうやって倒すかを思案しています。
──2018年の目標は?
石川 もちろん全勝ですね。あとは自分の首相撲のスタイルを確立したい。
攻略もされると思うけど。そうさせないためにも。
(取材:スポーツライター 布施鋼治)