WINNERS2018 1st 1・7(日)後楽園ホール
☆新春スペシャルマッチ 日泰国際戦56.5K契約3分5R
バカイペット・JSK(元BBTVバンタム級王者/タイ)vs 波賀宙也(元WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者/NJKF・立川KBA)
◯波賀宙也 直前インタビュー
――試合が近づいてますが、コンディションはいかがですか。「いつも通りの調整が出来ているので今まで以上、今まで以下ということも特にないですね。普段通りの感じて仕上がっています」
――練習で強化していることは?
「今年はヒジで斬られて負けることが多かったので、逆にヒジで斬りたいと思うようになりました。斬られるまではそんなにヒジを練習していなかったのですが、もらわないようにするという意味もあり、特にヒジを意識しながら練習しています。負けて学ぶことが あるとは言いますが、だったらずっと負けていればいい。負けて学ぶようではダメだと思いますね」
――今回、新日本キック初参戦となりました。「初めての新日本キックのリングでありながら、チャンピオン勢が出た後のオオトリを任せていただけるのは凄くありがたいことなので、ちゃんと勝って結果を残したいと思います」
――新日本キックにはどのようなイメージがありますか。
「昔は他の団体と交流しないイメージがありましたが、今は色んな団体と交流してますし、強い選手が揃っているイメージがあります。特に新日本キックのお客さんは新日本キックにくっ付いているお客さんが多く、僕の試合を観るのが初めての人もいると思うので、そこで強い波賀宙也の姿を見せたいと思います」
――11月のガオテーム・ルークプラパーツ戦で敗れ、現在5連敗中と厳しい状況ですね。
「そろそろ連敗を脱出してもいいのかなと(苦笑)。ここでバカイペットに勝てれば調子も出てくるのかなと思います。11月は現役ラジャダムナンのチャンピオンに負けてしまいましたが、今年の試合の中では一番いい内容だったと思いますし、少しずつ調子も上がっているのでバカイペット戦にピークを持っていければ」
――5連敗の前は7連勝でしたが、良い時期と悪い時期とでは何が違うのでしょう。
「特に何が悪いというのはないのですが、勝ち続けるということは難しいということではないでしょうか。良い時期には慢心という気持ちもないです。ワンマッチ、タイトルマッチなど、どんな試合でも勝ちたいという気持ちは変わりません。自分の身体も良く負傷箇所はないですし、相手も一生懸命にやってくるのでそこで負けないように色んな引き出しを作ってどんな状況でも耐えられるようにしようとは思っています」
――バカイペットについてはどのような印象がありますか。
「うまさよりも力強さが際立っている選手だと思います。逆に攻めが粗く隙はいくつかあるので、そこを突いていければなと。日本で試合をした時は観戦していませんが、最近のタイでの試合映像はインターネットで見ました。実際に左ミドルを食らってみないと、どれぐらい強いのかもわからないですし、5Rあるのでしっかり1Rにわかったところで色々と対応していこうとも思います。左ミドルをカットしてもどんどん蹴ってくるので、そこをしっかりカットしてその後に蹴りを返す練習をしています。今後は誰が相手でも勝たないといけないですね。新年一発目がバカイペットできついですけど、逆にチャンスです」
――どんな勝ち方をイメージしてますか。
「相手はずっとタイのトップでやってきた選手なのでそんな簡単にはいかないと思いますが、一番理想の勝ち方はヒジで斬ることです」
――2018年はどのような1年にしたいですか。「昨年は全敗だったので、とりあえず全部勝ちたいです。身体が持てば何試合でもやりたいですし、新春一発目にいいスタートをして引退するまでずっと勝ち続けたいですね。いつ引退するのか、具体的なことは決めていませんが、あと2~3年は続けた後に引退したら、嫁がタイ人なのでタイで永住しようと思っています。特に日本でやりたいことがなく、嫁が農園を持っているのでその経営を含めてやっていこうかなと」
――引退ですか!?
「引退が視野に入ってきているので意味のある試合をやっていきたいですね。自分の為にも相手の為にもならないような、ただの消化試合ではやりたくはないです。とりあえず、WBCのベルトは獲られているので、それは取り戻して引退したいとは思っています。
――6月に出場したKNOCK OUTの舞台についてはどうでしょう?
「またお話があれば出てみたいですね。そう言える立場ではありませんが、バカイペットを倒して勝ち続ければ自然とそういう道が出来るのかなと思いますね。うまさ、強さを見せて必ず勝ちたいと思います」