僕がムエタイに勝つところを見て欲しい☆瀧澤博人(ビクトリー)直前インタビュー | 新日本キックボクシング協会

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――試合が近づいてきましたが、現在はどういう心境ですか?

瀧澤 やれることを全てやってきたので今は楽しみしかありません。今回の相手はラジャダムナンスタジアムの元チャンピオンです。僕たちビクトリージムは本物にどんどん挑んでいくジムなので、八木沼広政会長、そしてジムの評価を上げるときが来たなという感じです。


――今回の試合に向けて強化してきたことはありますか?

瀧澤 6月半ばから6月末までタイに行き、チュワタナジムとサシプラパージムの二カ所で練習させていただきました。自分の成長のバロメーターを確認するのももちろんですが、タイ人に勝つためにどうしたらいいのかを徹底的に学んできたので打倒ムエタイに向けて自分の力を試す一戦になるんじゃないかと思います。僕がムエタイに勝つところを見て欲しいですね。


――タイ修行で一番自信の付いたところはどこでしょうか。

瀧澤 自分がタイ人よりも優れている部分とタイ人が自分よりも優れてる部分が明確に出ました。倒ムエタイに向けての戦い方を徹底的に身体に覚えさせることができれば、ムエタイを倒すことは不可能ではないことを確信を持って帰ってくることが出来ましたね。


――前戦を振り返ってもらいたいのですが、5月の日本バンタム級タイトル2度目の防衛戦では勝岡健選手を跳びヒザ蹴りで見事にKOしました。

瀧澤 僕は正直日本人に興味がありません。日本人で僕を脅かせるような存在だったり、打倒ムエタイに向けて世界で活躍してるような選手が僕と同階級に出てきてくれるのであれば、日本人とやる機会があってもいいかなと思うのですが、そういう選手は今のところいません。日本人に勝つのは当たり前という気持ちだったのでKO勝ちは自信になったとは思えませんでしたし、正直、防衛戦で勝利したことは嬉しくありませんでした。すぐにタイ人との試合に向けて休まず練習に取り組んできました。


――ご自身にとっては、その前の1月のバカイペット・ニッテイサムイ戦でTKO負けしたことが大きかったですか?

瀧澤 そうですね。バカイペット選手はタイ人のトップ選手です。負けはしましたが、戦ってみてこれから2年間本気でやればこの選手に勝てるという確信が出来ました。僕にとってはバカイペットが全てではありませんが、リベンジする機会があればすぐにでもやりたい気持ちはありますし、次は絶対に勝ちます。悔しさの原動力はあの試合から得られたのだと思います。


――今回の試合でお客さんにはどういうところを見てもらいたいですか?

瀧澤 今大会の対戦カードを見てもらえればわかりますが、青コーナーの選手の中で自分の相手のタイ人が一番強いというのをみんなわかってると思います。そこで僕がキッチリと倒して他の日本人選手とはレベル、格の違いを見せ付けようと思います。


――ここ数カ月、新日本キックの王者勢は毎月ラジャダムナンスタジアムに出撃しています。瀧澤選手も近いうち、乗り込んでみたいという気持ちはありますか?

瀧澤 チャンスがあればいつでも挑戦したいと思っています。でも周りが認めてくれないのであれば、認めてもらえるまで自分の実力を証明していくしかないと思っています。正直、他の日本人選手は勝てそうなタイ人を呼んできて、勝てる試合しかしてないと思っています。僕はさらさらそういう試合をやる気はありません。自分よりも強い選手、もしくは僕を脅かしてくれるんじゃないかと思える相手としかやるモチベーションはありません。強い相手が僕の前に立ちはだかるのであれば、いつでもやるつもりでいます。


――今後の活躍が楽しみです。瀧澤選手は歌うキックボクサーとしても注目を集めていますが、現在もバンドの方は活動されているのでしょうか。

瀧澤 定期的にライブ活動はしているのですが、僕的には歌うキックボクサーというのを前面に出してるわけではありません。瀧澤博人という人間をどう表現できるか、試合、練習で色々と感じることをどう伝えていけるか、そのアクションの中に歌があるだけなので、瀧澤博人という全体を見て欲しい気持ちはあります。


――ちなみに近いうちライブを行う予定はありますか?

瀧澤 試合が決まっているとその前後は試合に集中するようにしているので、今のところ先の予定は決まっていませんが、どんどんメッセージを発信していきたいと思います。


――最後に、会場に来てくれるファンに一言お願いします。

瀧澤 強豪タイ人が今回たくさん出てきますが、本物が戦う姿を見て欲しいと思います。僕の最終目標は、ラジャダムナン、ルンピニーのタイトルを獲った後に世界中から目標とさせる選手になることです。ラジャダムナンやルンピニーのタイトルに瀧澤なら挑戦させてもいいんじゃないか?と可能性をお見せしたいと思います。そこを楽しみにしながら応援して下さい。