倒しにいきます☆内田雅之(藤本)直前インタビュー | 新日本キックボクシング協会

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――5月のデンサイアム・ウィラサクレック戦ではヒジによるカットでTKO負けでした。頑丈な内田選手がTKO負けするのは、200778日のチョンブートン・ゲニワット戦以来、約9年ぶりでした。

内田 うまくやられてしまいました。凄く悔しい負けだったので反省し、今回の試合に向けてタイ人対策を準備してきました。


――TKO負けというのは、判定で負けた時よりも悔しさは違いますか?

内田 色々な負け方がありますが、やはり悔しいです。全部出し切らないまま、自分がやりたいことをやらせてもらえないうちに切られて負けてしまいました。恨みを今回ぶつけようと思います。


――再びタイ人選手との対戦が決まりました。チャオ・ロゲート選手についてはどういう印象を持っていますか?

内田 6月に森井洋介選手とやった試合映像を見て、自分なりに対策は練ってます。いつも相手の映像は一回見るだけで、ああ、こういうタイプなんだなと思うぐらいです。


――森井選手が5Rフルに手数を出しても、チャオ選手はひたすら前に出続けた試合でした。

内田 防御がうまいですね。自分は自分なりの戦いをして仕留めようと思います。自分の戦いが出来れば自ずと結果は出るので、そこに集中しています。


――前回の試合から練習で強化してきたことはありますか。

内田 これだ!という自分の武器が明確になったので、それを貫き通して、その技をどのタイミングで出すのか、崩してどう出すのかを考えてます。


――昨年10月大会では重森陽太に敗れ、日本フェザー級タイトルマッチで5度目の防衛に失敗しました。今後はどういう目標がありますか。

内田 重森選手へのリベンジ、打倒ムエタイのテーマもあります。今二連敗しているので、次は負けられないので倒しにいきます。倒しにいって、いい結果にしようと思います。


――最近のキック界もそうですが、新日本キックでも若い選手の活躍が目立っています。ベテランの内田選手としては何を見せていきたいですか?

内田 2004年にデビューして、それだけ自分は経験を積んできたのでそこで勝負していきたいですね。自分はそこしかないと思います。今自分は38歳で周りはどう思っているかはわかりませんが、年齢は問題ではないと思います。もちろん、一般的に考えれば20代と比べたら30代は衰えていくものです。でも自分が格闘技を始めたのは23歳、そして24歳ぐらいのときにプロデビューし、格闘技年齢的にはまだいける感覚があります。


――強くなっている感覚もありますか?

内田 まだ伸び代があって、ここを修正していけば強くなるという自信があります。今まで自分は“うまくて強い”選手になりたいと思ってましたが、タイトルを失って前回も負けたことで“強くてうまい”選手になりたいと感じるようになりました。今は強ウマを目指して頑張っています。これからは一試合一試合大事に進化しながら戦っていこうと思います。