銀河的孤独…
脚が浮き上がり、
私は宇宙を漂う、
独りぼっちで

またしても、
オカマ映画のヒット作品を見つけた。

オカマ映画は基本的にファッションや音楽が美しく、
画面のセンスがいい。

この作品は、
細かく章分けをしていて、
それが忙しなさを感じさせることが全くなく、
短い章であっても、
きっちり章ごとにトピックを作っている。

70年代のアイルランドの情勢と対照的に、
色んな形の愛情が描写され、
2時間にたくさんのことが詰め込まれている。

『インタビューウィズバンパイア』のニールジョーダン監督が、
見事にキリアンマーフィーを女性に見せてくれている。
愛について語りたくなる。
会えなきゃ、こんにちはとおやすみを…

ハリウッドコメディ映画と言えば、
ジムキャリーでしょう?といっても過言ではない。
そんなジムキャリーが主演、
『いまを生きる』のピーターウィアー監督作品。

しかし、これは単純にコメディとは言いきれず、
ある意味ホラー的要素も感じる。
全体的に笑いよりもシリアスだし。
見えているものが全て嘘だったら?
全てが作りものだったら?
それは気付いた時には恐ろし過ぎるでしょう?

ラストシーンも歓喜の渦となった訳だが、
番組の為に30年も仕組まれた人生を送って来た彼が、
はたしてきっちり自立していけるのだろうか?
そう思うと、コメディよりも実にシリアスである。

しかし、30年もこの世界に来て、
ここに来て、一気にバレ過ぎじゃない?って思った。
照明が落ちてきたり、
ラジオが混戦しちゃったり、
父親が乱入してきたり。
そして、この世界を裏切ったのが、
ジムが一目惚れした彼女だけってのも、
ちょっと考えにくいとこもある。

ジムの奥さん役のローラリニーも、
少し耐えきれなさがあったし、
妻目線の描写があっても面白かっただろう。

このローラリニーは、気づけば出演してるって思う。
調べてみれば、
『痛いほどきみが好きなのに』
『アメリカを売った男』
『私がクマにキレた理由』
に出ているようで、
そりゃよく見るね。

埋めてあげたい、魔法は使わず…



人気シリーズ第七弾にして、

完結編の前編。

後編公開直前の前に、

改めて映画館に見に行った。

というのも、前回見た時は9割くらい寝てしまった。


改めて、ハリーポッターとは何か?

『ハリーポッターと賢者の石』の頃は、

魔法みたいなのを使える少年たちが、

魔法学校に行って魔法を学ぶって感じで、

1作目は『ホームアローン』のクリス・コロンバス監督だけあって、

若い演者も可愛く撮ってて、

後の第二弾『ハリーポッターと秘密の部屋』、

第四弾の『ハリーポッターと炎のゴブレット』も、

クリスが撮っている。


どちらかと言えば、

かなりファンタジー路線が強くて、

魔法学校での友情やライバルや恋などを描いてて、

敵も空想上の動物とかだった。

こういうのがハリーポッターって感じがしていた。


第五弾『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』から、

デヴィッド・イェーツ監督となり、

死の秘宝パート2まで全て撮りきる訳だが、

デヴィッド監督になってから、

今までのシリーズでも最後の方でヴォルデモート卿との戦いが少しずつ入ってたが、

そのアクションシーンが前面に出されるようになった。


今回見た死の秘宝パート1でも、

闇の軍団との戦いがバンバンあって、

何とかの剣だったり、

分霊箱だったり、

何とかの杖だったり、

ファンタジー路線とはかけ離れて、

RPGゲーム路線になって来た。


そりゃ、ハーマイオニーも顔は子供のころから変わってないけど、

もう21歳と大人だし、

ハリーもヒゲ濃いし、

ロンもほうきに乗って空を駆け回るような風には見えないし。


いや、ただ秘密の部屋とか見て、

このシリーズを好きになったのって、

やっぱファンタジーな世界観を好きになったからであって、

こんなにバンバン戦い戦いだけじゃなく、

真っ暗な世界ばっかじゃなかったよってこと。


ハリーは一体何のために戦ってるの?って思っちゃうし、

ただの親子喧嘩?では…、

ヴォルデモート卿は世界を侵略したいのだっけ?

って感じで、

そもそもヴォルデモートってなにしたいの?って感じで、

目的が何だったか薄れてしまうくらい、

戦い戦いになって、

登場人物もめっちゃ増えて、

正直、収拾付かなくなっちゃった?感は否めない。


ハリーたちの魔法もいつの間にかバンバン出るようになったけど、

エクスペクトパトローナムってどんな魔法だったけ?

死の秘宝でもいっぱい魔法出てきたけど、

全部一緒じゃない?とも思った。


ちなみに、どこかのブログで、

エクスペクトパトローナム(南無!?)って書いてたのが、

面白かった。


とりあえず、次で完結し、

ハリーもロンもハーマイオニーも、

ハリーポッターの呪縛から解放される訳で、

今後の活躍に期待したい。

どうせなら、パート2では、

ハリー対闇の軍団で、

これでもかってくらい派手などんちゃん騒ぎをして欲しいけど、

3Dでは絶対見ないから。


闇の軍団の副代表的なポジションの魔女が、

『英国王のスピーチ』でコリンファースの妻役を演じてた、

ヘレナ・ボナム=カーターであったと初めて気が付いた。

大切な人がいれば、場所は関係ない…



『イーグルアイ』のD・J・カールソー監督の、

ヤングアダルトSFサスペンス。

地球上で宇宙人対宇宙人が戦うという、

そんなのどっか違う星でやってよって感じだけど、

いう程死傷者は出さなかったので、

まぁ、よしとしよう。


日本ではディズニーが配給しているけど、

濃厚なキスシーンもあり、

バイオレンスもあり、

その辺りがヤングアダルト向けって仕上がりになっている。


見る前までは正直あまり期待していなかったが、

パンフレット買うくらい、

なかなか面白かった。


面白かった点①

撮影の仕方が良かった。

例えば、オープニングの森を映す空撮だが、

3D撮影以上に見やすく、立体感があって、迫力あった。

これ見たら、尚更3D映画って不要で、

そんなツールに頼る前に、

監督の腕でしょうって思う。


面白かった点②

アクションが良かった。

これだけヒーロー物扱いしといて、

そんなにバトルシーンがシェアしていた訳ではなかったのも良かったし、

ちょーイケメンの主役アレックス・ペティファーが、

なかなか運動神経良くって、

バトルにバク転とかきれいに織り交ぜてて、

ワイヤーアクションもほんとリアルに出来ていた。

すっごくスピーディーで、

3D映画みたいに見にくくなかったし、

VFXも非常にバランスがよかった。

キマイラも不自然さ全くなかったし。


面白かった点③

キャスティングが良かった。

下手に有名どころを使って、

そっちに引っ張られがちになってしまうところを、

主役で、バーバーリーのモデルでもあるアレックス・ペティファーが、

男前で、運動神経も良くって、

高校生ながら自分の星を背負いつつも、

甘い恋と葛藤する辺りの演技は映えてた。


サラの家に行ってご飯を御馳走になってる時の、

家族っていいなって顔だったり、

サラにキスしたいけど、

俺はどうせ宇宙人やしって時の顔とか、

母性本能をくすぐるんやろね。


一方、海外ドラマ『glee』に出演しているダイアナ・アグロンも、

これからの女優さんやし、

グリーの時と同じく周りから距離を置かれる境遇は、

どうやら得意そうやし、

捨てられた子猫みたいな顔するのがうまい。


ナンバー6も、

ニコールキッドマンと同じく、

オーストラリア美人で

アクションも凄く良かった。


キャストみんなが頑張ってた感が良かった。


面白かった点④

メッセージが分かりやすくて、

力強かったところが良かった。

ヒーロー物で言えば、

不細工なヘルボーイなんか、

話のストーリーと見た目ではなく心というメッセージを、

上手く織り交ぜてたけど、

この作品も改めて、

愛の素晴らしさ、

愛する者の強さってものを教えてくれる。

それが、わざとらしくもくどくもなく見れる。

ハリーポッターって何の為に戦ってるの?って感じするけど、

ナンバー4は愛を実現するために戦うって、

ホントシンプルだけど、分かりやすくていいよね。


他にも、モガドリアンが不気味すぎたとこも良かったし、

トレーラーの中身は何?とか、

あの金髪の女は何?とか、

謎の引っ張りかたが上手かったし、

ナンバー6の出すタイミングも絶妙やったし、

なんと言っても、

キマイラと化け物の戦いが、

うっそーんって感じがホント◎だった。


どうやら続編あるっぽいけど、

残りのナンバー5、ナンバー7、ナンバー8、

そして、レガシーを引き継ぐナンバー9、

あと4人もまだ出てきていないし、

ひょっとしたら、

スピンオフ的な感じで、

ナンバー1とナンバー2が出てきてもいいし、

グリーと同じくまたサラが妊娠とかあるかもしんないし、

ナンバー6とナンバー4もこれからひょっとするかもしんないし、

是非続編を公開して欲しいところだ。


しかし、カーニバルで出てきた、

ホーンテッド荷馬車というお化け屋敷は、

怖すぎるでしょ!!

生首とか死体がリアル過ぎるし、

チェーンソー持って追いかけられた、

おしっこちびってしまうで!!

ディズニーが配給なら、

是非ディズニーランドに作って頂きたいものです。

脱ファンタジー。

趣味は“苦しみと嘆き”だもんね…

『バレエシューズ』のサンドラ・ゴールドバッハー監督の、
普遍的な愛を描いた作品。

2001年公開で、
当時21歳の若きミシェル・ウィリアムズと、
当時25歳のアンナ・フリエルが、
友情を超えた親友を演じる。

この頃のミシェルは、
真っ白で、
プリッとしてて、
メガネが似合ってて、
ホリーの役にぴったりだった。

一方、アンナも、
若くて、勢いのある感じが、
よく演じれていて、
親友だからこそヤキモチ焼いたり、
許せないことがあったり、
逆に、許せたり、
甘えたり、
その感じを、
一時代だけでなく、
5つに分けて時系列としていたストーリー構成は、
感情移入しやすかった。

ミシェルとナット兄ちゃんが、
再会してああなっちゃうシーンみたいなのは、
ミシェルにやらせたら上手いね。

あの距離感の取り方だったり、
上目遣いだったり、
めっちゃ抱きしめたくなるよね。

何か淡くて、すっぱい青春を、
思い出させてくれる作品でした。

愛は普遍的片頭痛なんだよ。
何かもらったの、初めて…

『地上5センチの恋心』のカトリーヌフロと、
『君を想って海をゆく』のヴァンサンサラドンが競演した、
サスペンス的なドタバタもあり、
コメディ的な笑いもあるヒューマンドラマ。
フランソワオゾン監督の『しあわせの雨傘』と同じように、
女性賛歌的なストーリー。

カトリーヌはこう言うちょっと面白い感じとスパッと決断する感じの力加減が上手い。
『奥さまは名探偵』シリーズ同様、
謎へどんどん引き込まれていく感じも、
いい表情を出せている。

始めは何の話かと思いきや、
丸谷才一の『たった一人の反乱』みたいに、
次々と女性が革命を起こし、
この二時間で女性が力強くなっていく。
この変遷の描写は自然で、
本当にうまい。

特に、ノエミが最初と最後でこれだけも変わって、
こんなオチになるとは想像も出来ない。

夫を一番心に残る傷を負わせた復讐劇は、
あれはホントにきつい一発だった。
それに、息子まで虜になっているところが更に面白い。
男性でも力が湧く良い作品だった。
変な感じ、キミの舌
そこがミソよ…

世界の映画祭で絶賛されただけあって、
なかなかクールな作品。

留守番してる2人に知らない人が2人増える時点で想定外なのだが、
そこから巻き起こることが、
更に想定外過ぎて、
それがめちゃくちゃ面白い。

留守番を停電だけでこれだけポップで面白く出来るユーモアセンスは本当に必見。
その他、溢れるコーラの泡の止め方など、
小ネタやメキシコの迷路みたいな団地とか、
水道の音や時計の音を強調して、
その状況も強調している演出など、
他の見所も欠かさない。

白黒ってのもクールやね。

天地万物は家賃を払わない…


『ノーカントリー』で残忍な殺人鬼を演じた、

ハビエル・バルデム主演のヒューマンドラマ。


『アモーレペロス』など、

アナザーストーリーを巧みに組み合わせて、

一つのストーリーに仕上げる構成が得意な、

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作品。


まず、スペインにこんなアウトローな町があるんだって、

思わされる。

どこの国でも繁栄する側と底辺で生きている人々の側が

あるもんなんですね。


ハビエル・バルデムの家庭は、

二人の子供を抱えるが、

奥さんが双極性障害で別居中、

ハビエルがスペインの裏社会で仕事するが、

極貧状態。

死者との交信できる特殊能力を備えるも、

その能力には否定的。


精一杯生きて、

彼なりに子供たちを愛し、

衝突する妻も愛するも、

自分の余命を知って、

生にしがみつこうとする。


目を背けたくなるようなシーンもあり、

終始暗い内容で、

決してハッピーさなんてないけれども、

何故か美しく感じてしまう。


タイトルの『BIUTIFUL』の綴りが間違えているが、

これはハビエルの家庭をまさしく表現している。

不器用なんだけど、

彼なりの愛情がたっぷり詰まったワードである。


ゾワゾワする虫のアップがあったり、

全体的には汚い感じだが、

ラベル「ピアノ協奏曲」第2楽章を使用し、

クラッシックが妙にマッチしていた。

その他、心臓の鼓動の音だったり、

呼吸する音だったり、

音を強調することで、

その時の心情をフォローしていた演出は、

さすがアレハンドロと思う面はあったが、

今回は監督なりの父へのメッセージということもあってか、

複雑な構成ではなく、

1本のストーリーをじっくり描くという仕上がりだった。


ハビエル自身が父親を早くに亡くし、

父に対する自分が抱いていた想いを、

自分の子供たちにも持って欲しいってことで、


忘れないで…


ってセリフが凄く印象的だったし、

娘が何気に言った、


父がいないなて悲しい…


ってセリフが切なすぎた。



実力派俳優ハビエル・バルデムが演じる父親像を、

じっくり堪能して頂きたい。


フクロウは死ぬ時、毛玉を吐くらしい…




桜吹雪がキレイだね
でも、君の方が輝いてるよ…

邦画を撮らせたら日本一と言っても過言じゃない監督、
岩井俊二。

邦画と言えば、
風景を含めた美しい画面レイアウトに、
表情や仕草からセリフの行間を読んでいくようなものと、
私は定義したい。

この定義に1番当てはまる邦画が、
この四月物語だろう。

桜の美しさを随所に散りばめ、
画面全体を薄いパステル調に仕上げることで、
松たか子の初々しさ、淡さ、柔らかさを演出している。
また、ラストでは、
雨のどんよりした雰囲気に、
真っ赤な傘を持ってくることで、
松たか子の前向きな気持ちの表れともなっている。
この辺りの演出が非常に上手い。

また、挿入シーンとして、
『生きていた信長』を、
豪華キャストで製作し、
監督の映画に対するエスプリを感じることもできる。

話自体は何でもないが、
監督の手腕によっては、
これ程にも素晴らしいものになってしまうんだと実感出来る、
珠玉の作品である。

巨匠ウディ・アレン監督の、

1972年公開作品。

めっちゃ下ネタオンパレードのコメディで、

7章の短編をコンパクトにまとめあげ、

内数本は監督自ら出演している。

タイトルは本題の和訳だが、

どうぜならもうちょっとおちゃらけた感じにしたら良かったのに。

では、7章を一つずつ見てみよう。


「媚薬の効用」

ウディ本人が出演してて、

コミカルに演じてて、

7本の中でも長い方。

高貴なトマトに誰が手を…。

と言いつつウディが良い思いをしている。


「ソドミーって何?」

まずソドミーとは、不自然な性行動を意味する法学用語だそうだ。

今でいうアブノーマルって感じかな?

何だか羊に惚れちゃう話なんだが、

羊に惚れてる具合を、

羊毛のセーター撫でてる様子が面白かった。


「エクスタシーは所を選ばず」

君の体は神殿だ…

新婚初夜に初体験を迎えた夫婦の話で、

その旦那は、

俺のはフランスパン並みだ…

らしい。

一番エロチック。


「女装の歓び」

これはめっちゃ短かった。

内容も普通だった。


「これが変態だ」

”変態登場”っていうテレビ番組を、

白黒で昔風に作ってはいるけど、

内容がなかなか濃い。

縛られて、

鞭打たれて、

その足元で妻が豚肉を食べるのが、

アメリカ。


「SFボイン・パニック」

バスト100メートルのXカップに襲われる話。

ここまで来るとかなりおバカ。

カバの早漏を研究していたり、

パンとSEXしていたり、

笑わずにできる新体位を研究していたり、

細かいとこまでかなりおバカ。


「ミクロの精子圏」

これはなかなか発想が面白い。

ミクロの人間が、

人間を操縦するって話で、

擬人化した精子の死にゆく切なさみたいなのが、

表現されてて、上手かった。

快感を司る人の動きが面白い。

第二ラウンドは、

4分半後。