どんな集団も、2割がリーダーシップを図り、6割がそれを支え、残り2割は何もしないという話。
この何もしない2割の選手の役割もチームにとっては大事で、ネガティブな存在になるのか、ポジティブな存在になるのかはすごい重要。
上記にあるように、チームにはリーダーシップをとる人と、それをフォローする人がいて初めてなりたつ。リーダーだけ発信しているチームは強くならないし、逆にリーダー居ないチームもまたしかり。

先日、ブラインドサッカーを利用した指導者講習会を実施しました。
「目が見えない」ことで見えてくるものがある。
目が見えないことで、声を発することでしかコミュニケーションを図れなくなります。
たとえば、全員が目をつむった状態で、血液型ごとに集まってくださいというお題を出す。
そうすると
「O型いますか?」みたいに初めに声を発する人がいる。チームのリーダー的存在。
そしてそれを聞いて「O型います」というフォローをする人が出てくる。
今度は、どこにいるのかをお互いが発するようになり自然と集まってくる。
そして「他にO型の人いませんか?」というような相手への気遣いの声も出るように。
リーダーシップをとる人、それをフォローする人、更に周りに気を使える人。
いろいろなものが見えてきます。
目が見えない仲間へ、目が見える人がアドバイスをするようなメニューでは
自分では見えているので、「逆」とか「そっち」みたいな曖昧な言葉がついつい出がち。
「右」とか、もっというと「あと一歩右」とか、相手にどのような言葉で伝えるのかを考えることができ、普段どれだけあいまいな支持をしているんだろうと考えさせられる。
相手の立場になってものを考えコミュニケーションを図る
そんなことも、チーム作りには必要で、多くの気づきがあったのではないでしょうか。
この研修会は
「わかっているようでわかっていない」「知っているようで知らない」「できているようでできていない」そんなことを可視化するいい研修会だと思います。
またぜひ開催したいと思いますので、今回都合が悪く参加できなかった方はぜひ。