あっという間に終わってしまいました。
ということで、回想録的な感じになってしまいますが更新します。
この1週間はほとんどの時間をカンデラス氏とともにし、とても刺激的な毎日でした。
世界的に有名なカンデラス氏ですが非常にフレンドリーで、参加者の質問にも真摯に答えてくれ、話好きでついつい本気になってしまい、時間をどんどんオーバーしてしまう。
そんな熱い人でした。
今回は指導者講習会をメインに開催させていただいたので
カンデラス氏からも監督論的な話が非常に多かったです。
カンデラス氏曰くの監督に必要な資質です。
1.フットサルに対する正しい知識を持っていること
正しい知識、まずはこれを身に付けることが大事。
それはフットサルにおいてもトレーニングにおいても。
たとえば、カンデラスは試合時間以上の練習をしてはいけないと説きます。
それ以上やっても体にも頭にも逆効果であると。
フットサルなら90分程度ということになります。
日本人的には短いだろう、と思うかもしれませんが、その分ダラダラ練習することなく
コンパクトに、計画的にトレーニングをするということが求められます。
事実、カンデラスの構築したトレーニングを受けたら、この意味がわかると思います。
結構追い込んだな、と思って時計を見たらまだ1時間しか経っていないということを
経験しました。
2.その知識をしっかりと選手に伝える能力を持っていること
カンデラスの理論は、非常にはっきりしていてわかりやすく、そしてすべてのトレーニングに
その理論が反映されています。攻撃のトレーニングであっても守備に求められるものは
変わりませんし、トレーニングに追加されるルールも、その理論に基づいて行われています。
ホワイトボードを使っての説明もわかりやすいですし、伝える能力は本当に大事ですね。
育成年代では、デモンストレーションが大事。そのために、しっかりとした監督と、デモンストレーションをできる元選手などのコーチがいるチームがいいですね、ということです。

3.リーダーシップを取れること
チームをまとめるために、カンデラスはまずは理論に基づいたチームのカラーを決めます。
そして、そこにみんなを向かわせていきます。
カンデラスの守備は常に攻撃的であり、また攻撃も常にアグレッシブです。
日本人的ではないですよね。
それをトレーニングを通じてみんなのマインドを変えていきます。
選手をのせるのもうまいです。
ディフェンスのトレーニングで、ちょっとプレスが甘かった時がありました。
そうすると、彼は笛で止めて「おい、俺たちは遊んでるんじゃないんだぜ、練習しているんだぞ」とハッパをかけます。
プレー中、いいプレーがあれば「ファンタスティック!」なんて言葉が聞けます。
日本語で「イイネ!」という時もあります。
そんな言葉に乗せられて、ついつい真剣にトレーニングしてしまっている参加者がいて
こういう事なんだろうなと感じました。
4.チームの全てを統括し、チームをまとめられること
イラン代表に帯同している彼は、イラン代表のマインドも自分の理論に合わせて変えようとしています。しかしベテランの二人がどうしてもそのマインドについてこれず、チームに恐怖心を与えてしまう(アグレッシブに行って失敗した時のリスクばかり話してしまう)らしいです。
彼はその二人をチームの中心から外したとのこと。
チームをまとめていくには、同じベクトルを向かって進まなければならず
そのためにはそういうことも時には必要ということでした。
もちろん、それだけではないですけど、これもチームを統括するということの一つの例ですね。
そしてこれらを行うために必要なことは「コミュニケーション」であると。
これら4つよりも、これが一番大事ということを強調していました。
写真を1枚紹介しましょう

これは練習前のひとコマです。
こうして、ひとりひとり目を見て握手をし自己紹介をしています。
これもカンデラス流のコミュニケーションの一つです。